高専のプログラミングコンテスト(通称プロコン*1)に,筆者が4年間にわたって挑戦してきた取り組みを紹介するこの連載,今回で2回目です。前回は,2002年当時「落ちこぼれパソコン部」だった筆者らが,ドタバタと混乱のなか,初めてプロコンに挑戦して最優秀賞・文部科学大臣賞を受賞する様子を紹介しました。今回は,全国優勝を手に地元に戻った筆者たちが経験した挫折と,リベンジへの道を紹介したいと思います。 全国優勝の波紋 だれ一人として予想していなかったプロコンでの津山高専*2の優勝,この結果に一番驚いたのは,ほかならぬ津山高専自身でした。学校へ戻ってみると,そこはお祭り騒ぎ。寮のみんなは,プロコンから帰った筆者たちを暖かく迎えてくれました。帰宅した日の夜,テレビの全国ニュースでプロコンが紹介されると聞くと,たちまち寮に住む10人以上の友人が狭い2人部屋に集まり,大鑑賞会を開く始末。 次の日は校長先生に
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