個人のPCには、他人に見られたくないプライベートなデータがHDDの中にたくさん詰まっている。「俺にもしもの事があったら、これをまとめて消してほしい」──会話の中でのこうした軽口は、縁起でもない話ではあるが、あながち冗談ではないのである。 もっとも身近な友人がこうした依頼を引き受けてくれたとしても、きちんと履行されることが保障されるわけではない。それ以前に、いくら友人とはいっても問題のデータを見られてしまうことに抵抗がある人もいるだろう。できれば自分1人でなんとか処理してしまいたいものだ。 こうした場合に、プライバシーを保護(?)してくれるソフトが「誉」だ。本ソフトはスタートアップに常駐し、PC起動時に前回の起動から一定期間(7日以上)が経過していれば、指定のファイルをまるごと削除してくれる機能を持っている。しかも単にゴミ箱に放り込むだけではなく、ゴミ箱からも削除してくれるという徹底ぶりだ。