中華EVの脅威!世界最大のEV大国 中国のEV市場は生産・販売とも世界一であり、2017年末において60社以上に及ぶEV企業が存在します。その多くはEVベンチャーのスタートアップ企業であり、今まで車を作ったことがない企業です。 よって、60社以上のメーカーすべてがEV車のリリースどころかコンセプトカーの製作にも至らない場合もありますし、成功するためには民間企業・自治体・政府からの莫大な援助が欠かせません。しかし、スタートアップ企業でありながらも、経営者に元有名自動車メーカーの経営者・開発者といった、車作りに欠かせないメンバーを迎えている企業も少なくないのです。 現在「中華EV」と発売されているEVは安価で実用的な小型車がほとんど。米テスラのような航続距離が長く自動運転を見据えた高価なEVとは異なる、新しいジャンルのEVとして、中華EVにはまだまだ発展する可能性が高いといえるでしょう。 現在
世界の自動車市場で一斉に動き出した電気自動車への移行。「EVシフト」に、今、日本の自動車の部品業界がかつてない危機感を募らせています。動力がエンジンからモーターに変われば、7000点もの精密なエンジン部品が不要になってしまうからです。いったいどんな思いで、この急速なEVシフトを見つめているのか? 大手の自動車部品メーカーの社長を追いかけました。 (経済部記者 吉武洋輔) 私が取材したのは部品メーカーの「ケーヒン」。従業員は2万2000人。国内、海外に38の工場を持つ大手です。主力製品はエンジンにガソリンを吹きかける「インジェクター」など、エンジン回りの部品です。売上の85%はホンダ向けで、エンジン部品のトップメーカーの1つです。 そのケーヒンに衝撃を与えたのが、去年、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資家向けに発表したリポート。EVシフトが進むと受注が3割減少する可能性があり、先行きが
電気自動車(EV)への期待が高まっている。英仏は2040年までにEVへの完全移行を宣言した。本当にクルマはガソリンから電気に置き換わるのか。「EVの構造は単純なので、どんな会社でもクルマが作れるようになる」という指摘もあるが、モータージャーナリストの清水和夫氏は「そんなことはない。EVはガソリン車より難しい」という。清水氏と元朝日新聞編集委員の安井孝之氏の2人が、EVの実力を技術面から掘り下げる(全5回)。 日産の技術者も「EVのほうが難しい」 【安井孝之】EVへの期待が膨らんでいます。NOx(窒素酸化物)などの排ガス問題に苦しんでいる欧州ではガソリン車やディーゼル車の販売禁止への動きが出ています。金融市場関係者やメディアの一部には「内燃機関の終わりが見えて来た。EVの時代がやってくる」とはやし立てていますが清水さんはどう見ていますか。 【清水和夫】多くの人が、クルマがモーターとバッテリー
8月23日、米テスラ・モーターズは、「モデルS」と「モデルX」向けの電池容量100kWhのバッテリー「P100D」を発表した。北京で4月撮影(2016年 ロイター/JASON LEE) [サンフランシスコ 23日 ロイター] - 電気自動車大手(EV)テスラ・モーターズのマスク最高経営責任者(CEO)は23日、「モデルS」および「モデルX」向けの電池容量100kWh(キロワット時)のバッテリー、「P100D」を発表した。 テスラは、大容量のP100Dを搭載することで世界最高の加速力を持つ電気自動車が実現できるとしている。マスクCEOは新充電地について「非常に大きな一里塚であり、世界中の人々が未来は電気(自動車)にあると納得すると信じている」と述べた。
日米を拠点に世界各国で自動車産業の動向を取材するジャーナリスト。インディ500、NASCARなど米国レースにレーサーとしても参戦。自動車雑誌に多数の連載を持つほか、「Automotive Technology」誌(日経BP社)でBRICs取材、日本テレビでレース中継番組の解説などを務める。1962年生まれ。著書「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」好評発売中 エコカー大戦争! 「エコカー=日本の独壇場」と思っているとすれば、それは大間違いだ。電気自動車、ハイブリッド車を巡る市場争奪戦はこれからが本番。日本は序盤戦を制したに過ぎない。世界規模の取材でエコカー大戦争の行方を探る。 バックナンバー一覧 90年代から「深い関係」にあった ソニーと日産がリチウムイオン電池撤退 最近、「次世代のクルマ」といえば、自動運転やライドシェアリングが話題の中心だ。 一方で、EV(電気自動車)については、テスラや
トヨタ「燃料電池車」はコストダウンで700万円 バッテリー式EVに続く次世代エコカーと言われる水素燃料電池車は、今度こそ発進することができるのか――。6月25日、トヨタ自動車が燃料電池車の生産型プロトタイプ(試作モデル)、「トヨタFCV」を発表した。 加藤光久副社長は発表会のプレゼンのなかで「新型FCVセダン(トヨタが使用する燃料電池車の呼称)は08年に投入した『FCHV-adv』の20分の1。2010年に市販燃料電池車の開発に取り組んで以降、頑張ってここまで(販売価格700万円)たどりつけた。ファン・アンド・クリーンビークル(楽しく環境性能に優れたクルマ)をお届けしたい」と気勢を上げた。また、資源エネルギー庁燃料電池推進室の戸邉千広氏は、「エネファーム(家庭用燃料電池発電・給湯システム)が8万台設置ずみであるなど、燃料電池は日本が世界をリードしている分野。経産省としても導入支援に力を入れ
3月23日、「ニューヨーク国際オートショー」で、新型プリウスPHVが発表された。大方の予想通りEV走行距離、つまりバッテリーのみでの走行距離は、旧型の26.4キロメートルから60キロメートル以上へと大幅に伸ばしてきた。価格はまだ発表になっていないが、旧モデルの価格差は通常のハイブリッドモデルに対して50万円高だったので、恐らく新型でも300万円を切るあたりに落ち着くと思われる。 先代モデルは商業的に成功したとは言えなかった。今回はそこを何とかしなくてはならないのがトヨタの課題だ。 そもそもプリウスPHVとは何なのかというところから話を始めたい。PHVとはプラグインハイブリッドのことで、外部電力、要するにコンセントから走行用バッテリーに充電することができる。非プラグインハイブリッドとの最大の違いはこの事前充電のあるなしで、仮に充電をいっさい行わないとすれば、PHVの存在意義がない。重量増加分
Here we go! 自動車をDIYするための方法をオープンソースで提供する『TABBY』でお馴染みのOSVehicleが、新たに電気自動車のオープンソースハードウェアプラットフォーム『TABBY EVO』をスタート。 オープンソースのため、スタートアップ企業や教育機関、自分だけの自動車を作りたい個人などなど、幅広い人々が参加できます。既に誰でも3Dデータをダウンロードできるようになっており、フィードバックを募集中。 現バージョンのTABBY EVOを構成するパーツは、Frame(Chassis)、Suspension system(Front & Rear)、Steering system、Braking system、Basic controls、Cabling (CAN bus)、Two seats、Wheels/rims/tires(15′)、Batteries (must be
今年1月、米ミシガン州デトロイトで開幕した北米国際自動車ショーは、次世代エコカーの覇権をめぐる決戦場の様相を呈した。 「信じられないほどばからしい」 米国の電気自動車(EV)ベンチャー、テスラ・モーターズのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、刺激的な言葉でトヨタ自動車を挑発した。 トヨタが昨年12月に一般販売した燃料電池車(FCV)に使われる水素は貯蔵や製造が難しい。マスク氏はそれを念頭に、意味がないと批判したのだ。 これに対し、トヨタのジム・レンツ専務役員(北米トヨタ社長)は「テスラは素晴らしい商品を造っている」と持ち上げつつ、「FCVはEVより航続距離が長い」と応戦した。 現状、一般的なEVが1回の充電で走行可能な距離は200キロ程度。だが、トヨタのFCV「ミライ」は650キロを走行できる。ホンダもFCVのコンセプトカーをお披露目して来年3月の発売を表明し、トヨタの援護射撃に回
材料を積み重ねて立体物を作り上げる3Dプリンターの進化が続いており、今や金属などさまざまな素材を思い通りの形状に作り上げることが可能になっています。そんな中でついに登場した3Dプリンターで「印刷」された電気自動車「Strati」は、将来の自動車作りのあり方を予感させるものとなっています。 A World of Vehicle Innovations https://localmotors.com/ Local Motors just 3D-printed a car live at an auto show | The Verge http://www.theverge.com/2015/1/12/7532845/local-motors-just-3d-printed-a-car-live-at-an-auto-show 以下のムービーでは実際に「Starti」が製造され、走行している様
【デトロイト清水憲司】米電気自動車(EV)ベンチャー、テスラ・モーターズのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は13日、北米国際自動車ショー開催中の米デトロイトで行った記者会見で、水素を用いる燃料電池車(FCV)について「極めてばかげている」と批判した。水素の貯蔵や管理の難しさを理由に挙げた。EVとFCVは次世代カーの主役の座を競い合っており、さや当てが激しくなりそうだ。 マスク氏は、テスラのほか宇宙開発企業「スペースX」などを設立した西海岸シリコンバレー発の著名起業家。淡々とした口ぶりながら、物議を醸す発言でも知られ、この日はショー関連の講演会出席のため、ゼネラル・モーターズ(GM)などが本拠を構える敵地デトロイトに乗り込む格好になった。 この記事は有料記事です。 残り501文字(全文828文字)
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