[東京 4日 ロイター] 日本航空(JAL)9201.Tは4日、2013年3月期の連結営業利益予想を1860億円に引き上げた。米ボーイングBA.N787型機の運航停止が7億円の減益要因となるものの、欧米・東南アジア向けの旅客収入が好調なほか、想定以上のコスト削減で吸収する。 会見した植木義晴社長は787型機の運航停止が業績に与える影響は「限定的」であり、同型機が現在でも同社の成長戦略にとって「欠かせない機材」との認識を示した。 修正後の営業利益予想1860億円は前年比9.2%減だが、従来予想の1650億円に比べて13%の上方修正となる。トムソン・ロイター・エスティメーツによると、アナリスト10人が過去90日間に出した予測の平均値は1798億円で会社予想はこれを3.3%上回った。 JALは同日、株主への利益還元を積極的に行うとし、年間配当1株180円を支払う計画を発表した。これまで配当性向は