千葉電波大学工学部が開発した量子コンピューターを使って、数学の難問を解かせたところ、全て「8」としか解答しないことがわかった。原因は現在調査中だが、量子コンピューターの原理に関わる可能性もあり、開発の進展に悪影響を及ぼすおそれがある。 量子コンピューターは、理論的には現在主流のスーパーコンピューター(スパコン)より高速に計算ができるコンピューター。世界各国で開発競争が加速しており、2019年、米グーグルが「スパコンで1万年かかる計算を200秒で終わらせた」と発表して、注目を集めた。 千葉電波大学工学部がダークウェブで買ったIBMのマニュアルを元に開発した量子コンピューター「ディープ・ホワイトQ」は、スパコンが苦手とする素因数分解の問題に挑戦。2つの素数をかけて作った13万桁の整数から、元の数を求める計算を行わせた。 0.8秒後、ディープ・ホワイトQが画面に表示した2つの素数は、どちらも「8
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