オランダの研究者が100万分の3mmという微小な「ナノEV」を開発した。ワイヤレス充電でエネルギーを得て走行し、方向転換も可能だ。分子材料を運搬するEVとして応用できるという。 オランダUniversity of Groningen(フローニンゲン大学)は、約130個の原子からなる分子サイズの電気自動車を動かすことに成功した(図1)。他の分子などを搭載して運搬する「ナノEV」として応用できるという。2011年11月10日発行の科学誌Natureの表紙を飾った*1)。 *1) Kudernac, T.,et al. Electrically driven directional motion of a four-wheeled molecule on a metal surface. Nature 479, 208-211 (10 November 2011) 論文へのリンク 開発したのは、