NSAが作成したバックドアのある乱数生成アルゴリズムの採用について、RSAが1千万ドルを受け取っていたとReutersが報じている(Reutersの記事、 SlashGearの記事、 本家/.)。 乱数生成アルゴリズム「Dual_EC_DRBG」の脆弱性は9月にエドワード・スノーデン氏のリークで明らかとなり(/.J記事)、RSAでもユーザーに対して同アルゴリズムを使用しないように呼びかけている。しかし、NSAがRSAに対し、同アルゴリズムを暗号ツールBsafeでデフォルトまたは優先のアルゴリズムとして採用するように働きかけ、その対価として1千万ドルを支払っていたという。RSAと親会社のEMCはこの件に関するコメントを避けているが、RSAは常に顧客の利益を優先しており、故意にバックドアを設けることはないなどとする声明を出しているとのことだ。