香港(CNNMoney) ソフトバンクグループは18日、英半導体設計大手アーム・ホールディングスを約320億ドル(約3兆4000億円)で買収すると発表した。これを受けた連休明け19日の東京株式市場では、ソフトバンクの株価が11%近く下落した。 アジア企業による英国企業の買収としては過去最大の規模。英ケンブリッジに本社を置くアームはモバイル機器向けのCPU(中央演算装置)設計で世界トップに立ち、今後さらに「IoT(モノのインターネット)」市場での需要が期待される。孫氏は18日の記者会見でこの点を説明し、「将来を信じて」投資すると述べた。 アームの株価は同日のロンドン株式市場で、前週末比40%以上も跳ね上がった。 一方、戦略的な見地から買収金額や両社の組み合わせに疑問を投げ掛ける声もあり、ソフトバンク株は下落した。 英国では先月、国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決まり、株価や通貨ポンドの