米誌「フォーブス」が5月に発表した2016年版「フォーブス・グローバル2000」株式公開企業ランキングで、中国工商銀行、建設銀行と農業銀行が、米国のアップル社(8位)、日本のトヨタ自動車(10位)を抑えてそれぞれ1位、2位、3位と上位を占め、中国銀行は6位であった。世界が中国4大国有銀行の莫大なマネーパワーに圧倒された。しかし今年上半期に4大銀行は2万5000人以上の行員をリストラ。また、工商、農業と建設の行員の収入はそれぞれ昨年同期比1.6%、2.9%、2.18%減額された。国内の経済低迷、不良債権の急増、利息などによる収益減の影響で、4大銀行は厳しい経営環境に追い込まれている。 国内経済金融情報サイト「華爾街見聞」(8月31日付)によると、6月30日までの上半期で中国銀行など4大銀行は合計2万5260人の行員をリストラした。中国銀行の行員数は昨年末より6881人、農業銀行は同4023人