中国の東莞市のある工場は、650人の全従業員のうち590人分の労働力をロボットで置き換えた。結果は驚異的で、生産能力は250%増加したという。 残った60人の従業員は、生産作業に直接かかわっておらず、ロボットやマシンが正常に稼働していることを確認する仕事をしている。Monetary Watchが1月20日に伝えた。 携帯部品をつくるメーカー「長盈精密」は、ロボットアームを導入して生産ラインをほぼオートメーション化した。自律走行トラックを使い、輸送さえ自動化したという。 現在、工場では60人の従業員が監視カメラで全ロボットの稼働状態を確認しているが、工場長によると、将来的には20人に減る見込みだという。 ロボットの導入以降、部品の生産数は毎月8000個から2万1000個になり、250%増加した。欠陥の数は、25%から5%に減少した。 ロボット導入を進める工場は、ますます増加するとみられている