(CNN) 米カリフォルニア州で1978年に2人を殺害した罪に問われ、39年服役した後に冤罪(えんざい)だったとして釈放された男性に対し、市などが2100万ドル(約23億円)の賠償を支払う内容の和解が成立した。 元海軍兵のクレイグ・コリーさん(71)は、1978年に女性とこの女性の息子(当時4)を殺害したとして80年に有罪を言い渡され、39年服役した。冤罪で服役した年数としてはカリフォルニア州で史上最長だった。 しかし検察や警察が捜査のやり直しを行った結果、有罪の決め手とされた証拠に含まれていたのがコリーさんの遺伝子ではなく、別人の遺伝子だったことが判明。目撃者からも話を聞くなどして捜査を進めた結果、コリーさんは無実だったと判断した。 コリーさんはカリフォルニア州のブラウン知事によって2017年11月に赦免され、ベンチュラ郡検察とシミバレー警察も赦免を支持すると表明。コリーさんには1万39