拷問や虐待があるとして悪名高い中国遼寧省馬三家労働収容所の内部の様子を捉えた映像がこのほど、公開された。撮影時期は2008年。中国でオリンピックが開催された年だ。華やかな「平和の祭典」の舞台の裏で、中国国内で非人道的行為はずっと続いていた。 映像は、中国で12年間、投獄された法輪功学習者の于溟さんが、秘密裏に撮影したもの。于さんは2019年に出国し、在米の人権団体に提出した。収容者らは室内で、山積みのダイオードをひたすらゴム製マットにこすりつける作業をしている。 于さんによると、収容者は1日15時間、無給の労働を強いられていた。食事を満足に取れない日が続いていた。ある映像には、主食のとうもろこしの粉で作った蒸し物と、キャベツの葉が数枚しか入っていないスープが映っている。 別の映像では、疲れきった収容者が、ベッドではなく、作業台の下の床で丸くなり、休みをとっている。また、この非人道な待遇に抗
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