「小説は『才能』で書くもの」――そんな思い込みバイアスに囚われた方、結構いらっしゃるのではないでしょうか? ですが「才能」なんて「あやふや」なものに頼って小説を書くなんて、恐ろしくはないですか? 有るかどうかも分からない…有ったとして、いつ枯れるとも知れない「才能」に振り回され、枯渇こかつしたらそこで「おしまい」…そんな物書き人生、嫌じゃないですか? そもそも「才能」って何なのでしょう? そんな正体すらロクに分からないモノに縋すがって生きるなんて、人生ギャンブラー過ぎやしませんか? 少なくとも自分は「才能」で小説を書こうと思ったことは一度もありません。 小説は「才能」ではなく「技術」と「メソッド」で書くもの…そう思い、最初からスキル獲得とメソッド確立に励んできました。 ■天才肌より「職人気質」の方が圧倒的にラクできるレアなケースなのかも知れませんが、自分は「天才肌」というものに憧れたことは
