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書き方に関するm25moriのブックマーク (33)

  • ネット小説の作り方。 読解難易度を下げる工夫を(←小説の評価は読者の理解度に左右される)

    noteさんの方に載せている記事で『小説の評価は「理解度」に左右される』ということを書いたことがありますが… 読者の理解力(読解力)に期待する前に、作者の側でも出来ることがあります。 それは読解力の高くない読者でも小説の内容が理解できるよう、難易度を調整することです。 作品と読者の出逢いは「運」であり「めぐり合わせ」。 偶然自分の作品にめぐり合ってくれた読者が、その内容を理解してくれる力を持っているとは限りません。 難易度の高い小説は、その分「読み手」を選びます。 高い読解力を持つ読者にしか理解してもらえず、よって評価してくれる人も少なくなるのです。 今は「読書離れ」「活字離れ」が深刻な時代。 「小説」自体に慣れていない人々も増えています。 そういう層を小説というコンテンツに呼び込むためには、読解力の低い読書初心者にも「理解してもらえる」スキルが必要なのではないでしょうか?難読漢字や難解な

  • 小説を書くのに、どれくらいの知識があれば良いのか?|津籠睦月

    学生時代の自分には「完璧主義」的なところがあり… よく「この程度の知識ではこの小説は書けない」「もっと知識を集めてからでないと、書いてはいけない」と、自分で自分にストップをかけ、小説を書くのを躊躇ためらっていました。 ネットで書評やブックレビューを見れば「作者の知識不足」をつつくコメントがあちこちに散見されます。 「商業で書籍化されたプロですらこの有様なのだから、自分なんてもっと駄目に決まっている」…そんな思いが、小説を書けなくしていたのです。 ですが、今は違います。 なぜなら「知識」とは、掘れば掘るほどさらにディープな知識が見つかる、底の見えない「底なし沼」。 どんなに深い知識を得ても、それより「さらに深い知識」を持った人がどこかに必ずいるという、「上には上がいる」世界。 極めようと思えば際限がなく、それだけに一生を費やしても足りないくらいです。 「もっと知識が無ければ書けない」などと言

    小説を書くのに、どれくらいの知識があれば良いのか?|津籠睦月
  • 大事なテーマは繰り返し取り上げる。ただし、切り口は変えて|津籠睦月

    「読まず嫌い」に「検索の重要性」そして「周囲に流されずに自分の『好み』を貫く大切さ」… 小説の作者・読者どちらにとっても重要なことを、これまでに何度も記事に取り上げてきました↓。 「大事なことは繰り返し訴えることが大事」だと言われています。 たとえどんなに役に立つ記事だとしても、人目に触れなければ意味がありません。 人目に触れても、興味を持ってもらえなければ読んでもらえません。 プロのコピーライターでも「当にヒットするコピー」を書けるのは何回かに一度。 プロでも何でもない素人では、そうそう読者の興味の惹ける記事タイトルなど書けません。 それでも記事を読んでもらうためには、ただ愚直に投稿し続けるしかありません。 …とは言え、全く同じ内容の記事を何度もUPするわけにはいきません。 なので、同じテーマの記事を投稿したい時には「切り口を変える」「視点を変える」ことを意識しています。 たとえば「周

    大事なテーマは繰り返し取り上げる。ただし、切り口は変えて|津籠睦月
  • 倍速試聴の「タイパ重視世代」に読んでもらうための小説スタイルは、小説レベル向上にも役立つ。|津籠睦月

    ドラマや映画の倍速視聴、ビジネス書の要約サービスetc… 時間の無い現代人は、とにかく「大事なポイントだけ」を取り、余分な時間をカットしようとする傾向にあります。 さらに、現代人には「長文」を忌避する人も増えています。 そんな「現代ならでは」の事情が、読書離れ(活字離れ)にさらに拍車をかけているということは、ないでしょうか? タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する現代人に小説の「読者」になってもらうためには、どうしたら良いのでしょう? 小説の「スタイル」から見つめ直してみる必要はないのでしょうか? これまでにも自分は「読まれにくいジャンルは、まずSSや短編で書いてみる」など、様々な工夫をしてきましたが…↓ 長編ファンタジー小説でも、新しいスタイルの「実験」をしているものがあります。 とにかく無駄なくサクサク展開を進めてみる。タイパ重視の人間は「要約」を好みます。 たっぷり間を取ったり、時

    倍速試聴の「タイパ重視世代」に読んでもらうための小説スタイルは、小説レベル向上にも役立つ。|津籠睦月
  • ネット小説の作り方。 歴史小説・時代小説の書き方

    まず先に書いておくと、歴史小説とは「もっぱら過去の時代の“様相”を描こうとする小説」、時代小説とは「単に過去の時代を“背景”とする小説」と辞書等では定義されています。 微妙に分かりづらいですが、要するに歴史小説と時代小説の違いは「歴史を“テーマ”として扱った小説か」「“設定として”過去の時代を“舞台”に選んだというだけの小説か」ということになるのかと思います。 ただ、どちらにせよ過去の時代を扱う以上、そこには歴史資料のリサーチ、時代考証という、共通の“課題”が存在しています。 なので、今回はそんな資料調べ・時代考証を中心に歴史/時代系の小説を書く上で自分が感じたことを語っていきたいと思います。 まずは自分のリサーチ・スキルを把握する歴史小説にするのか、時代小説にするのか、あるいはフィクションをふんだんに盛り込んだ「歴史/時代ファンタジー」にするのか…それは、まず自分の“資料調べ”に関する“

  • 流行りのジャンルは「お題」と捉えて「気軽」に挑むべし(ジャンル格差の時代をどう生きるか)|津籠睦月

    小説投稿サイトにはジャンルの「流行り(トレンド)」があります。 ランキングを見ていただければ分かるかと思いますが、特定の要素・特定の世界観に人気が集中していることが多いのです。 他のジャンルは「存在しているはずなのに見当たらない」くらいの有様です。 こうなってしまう背景には、コアユーザー(アクションを沢山する読者)のストライクゾーンの狭さの問題や、サイト機能の問題、読者の検索能力の問題etc、様々な要因が考えられますが… 分かっているのは、現状、小説投稿サイトでは作品のクオリティーうんぬん以前に、ジャンルによって最初の「選別」が為されてしまっているということです。 【作者にはジャンルの得意・不得意がある】ここで問題になってくるのが「流行のジャンル」が不得意な作者は、その時点で道を閉ざされてしまうということです。 作者には「得意なジャンル」と「不得意なジャンル」があります。 「書けるジャンル

    流行りのジャンルは「お題」と捉えて「気軽」に挑むべし(ジャンル格差の時代をどう生きるか)|津籠睦月
  • ネット小説の作り方。 セルフ校閲のススメ2

    「セルフ校閲の仕方」の「まとめ」第2弾です。 <第1弾はコチラ→セルフ校閲のススメ1/3> (第1弾でも書きましたが、これはあくまで管理人の個人的なやり方をまとめたものです。もっと良い方法が他にもあるかも知れませんし、人によっては合わないこともあるかも知れません。そのあたりをご理解の上、参考程度にご覧ください。) 類語の「ニュアンス違い」に注意世の中には「よく似た意味」を持つ「類語」がたくさんあります。 しかし「似て」はいても、「○○の場合には使えるけど、××の場合には使えない」という、微妙な「ニュアンスの違い」があるモノもあるのです。 たとえば「頭蓋骨」と「されこうべ(しゃれこうべ)」。 一見どちらも「(人間の)頭部の骨」ですよね。 ですが「されこうべ」は、頭蓋骨は頭蓋骨でも「風雨に晒されて白くなった頭蓋骨」という、微妙に異なるニュアンスを持っているのです。 つまり、例えば医療モノで開頭

  • SSの内容も、若干「季節」に合わせています|津籠睦月

    実はSSの内容も、時々「リアルタイムの季節やイベント」に合わせています。 過去の物語である「歴史小説」や、完結するまでに時間のかかる「長編小説」では、なかなか難しいことですが… 1話完結のSSであれば「季節に合わせて内容を決める」ことは充分可能なことなのです。 ■SSを季節・イベントに合わせて書く最初に「季節イベントに合わせた」作品は、「青春断片」シリーズの第4弾「陽の当らない栄光」でした。 これは献身的な母親と、その娘の物語です。 この作品をUPしたのは、ちょうど「『母の日』でなく『母の月』として、日にちにこだわらずに感謝を表そう」というアイディアが、世間に広まっていた頃でした。 なので「ちょうど5月だし、『母の月』企画として母娘の物語を書こう」と思ったのです。 そして翌月には「『父の月』企画」として、父と息子の物語「真面目に生きるのが馬鹿らしい、なんて」をアップロードしています。

    SSの内容も、若干「季節」に合わせています|津籠睦月
  • ネット小説の作り方。 セルフ校閲のススメ1

    校閲とは、言葉の使い方が合っているかどうか、記述に誤りがないかをチェックする作業です。 出版社などには専門の校閲さんがいて、出版前に原稿をチェックしてくれるものですが…アマチュアの物書きに、そんなサポートはありません。 なので自分の場合、Web小説をUPする前に、自分自身でざっと文章を校閲します(時間に余裕の無い時は、あまりできませんが…)。 いわば「セルフ校閲」です。 こういった「文章の正しさ」は、気づく読者は気づくでしょうが、気づかない読者は全く気づかないでしょうから「そんな事にこだわるなんて時間の無駄」と思われる方もいらっしゃるかも知れません。 しかし、自分の書いた文章をチェックして、言葉や物事の「正しい知識」をアップデートしていくことは、自分自身の知識・知能を高めます。 (たぶん、スキルどころの話でなく、気で「知能」が鍛えられます。) そして、そうして高められた能力が、次の創作に

  • 物語の「難易度」も作品ごとに変えています|津籠睦月

    実は物語の「難易度」も、作品に合わせて変えています。 あらかじめ「このくらいの年齢層の読者に読んでもらいたい」という「だいたいのイメージ」を作り、それに合わせて難易度を変えるのです。 当然のことながら、より低い年齢層に読んでもらいたい場合には、より「やさしい」作品を目指します。 あまりに平易にし過ぎると、かえって一部読者に「物足りない」と思われたり「この作者の文章力はこの程度か」と馬鹿にされたりするリスクもありますが… (レベル1の作者にレベル99の文章スキルは選べませんが、レベル99の作者はレベル1~99のどの文章スキルも選ぶことができるわけですが…その辺りのことがお分かりでない方は、意外といらっしゃるのかも知れません…。ちなみに、レベル1にはレベル1の良さがあるので、レベルが低い=劣っているということではありません。) 難易度も含めて幅広くバリエーションをそろえることで、作者としての幅

    物語の「難易度」も作品ごとに変えています|津籠睦月
  • ネット小説の作り方。 計画性が無い人向けの執筆スケジュール管理術

    「昔から計画を立てるのが苦手」「夏休みの宿題を上手くこなすことができず、終わり間際にいつもあわてていた」という方、小説を書くにあたっても何だかダラダラと時間をかけてしまい、思うようなスピードで上がらない…ということがありませんか? 今回はそういう方向けの執筆スケジュールの管理方法をまとめていきたいと思います。 小説執筆スケジュールということで書いていますが、応用次第では小説以外のスケジュール管理にも使えるかと思います。 それとこれはあくまで「小説を書く意欲はあるけど上手くスケジューリングできない人」向けであって「小説を書く意欲がなかなか湧かなくて書けなくなってしまった人」向けの対策ではありませんので、あしからず。 以下はあくまで個人の意見であり、人によりベストなやり方は違ってくると思いますので、参考程度にご覧ください。 1.新しいスケジュール帳を1冊用意するまず最初に、新しいスケジュール帳

  • 記事は読者のニーズとレベルに合わせられるよう、分割して階層化する|津籠睦月

    近頃、長文を嫌う人間が増えていると言います。 また、現代人は多忙で、タイパ重視――情報の取捨選択にシビアだと聞きます。 そんな「現代」の事情を踏まえ、noteさんの記事を書く上で、工夫していることがあります。 それは1つ1つの記事のボリューム(文章量)を抑え、代わりに関連記事を埋め込む(リンクさせる)ことで「階層化する」ということです。 人間の知識量、知識の幅(どんなジャンルに強いか)は、人それぞれに違っています。 また「どこまで詳しく知りたいか」という「情報に対するニーズ」も、人それぞれです。 説明をある程度「はしょり」、文章量を少なくしてしまえば、「前提となる知識が無い」「もっと知りたい」読者に対して不親切です。 かと言って、何でもかんでも説明を入れ、文章が長くなり過ぎれば、「こんな当たり前なことをわざわざ読むのは時間の無駄」「文章が長過ぎて、読むのが面倒くさい」と思われかねません。

    記事は読者のニーズとレベルに合わせられるよう、分割して階層化する|津籠睦月
  • 泣かせるつもりで書くのではなく、泣かせた時を思い出して書く|津籠睦月

    「泣ける小説」というものがあります。 常々疑問に思っていたのですが…そんな「泣ける小説」、作者の方はどうやって書いているのでしょう? 他の方がどう書いているかは分からないのですが…自分の場合は「泣かせよう」とは思わないことにしています。 作為的になり過ぎたり、「あざとく」なるのが怖いからです。 代わりに、これまでの人生の中で、実際に自分が他人を「泣かせてしまった」時のことを思い出して書きます。 卒業前、サークルの「伝統」で、後輩たち一人一人にメッセージカードを贈った時のこと… 社会人一年目で東京に行っていた時、家族あてにメールで送った近況報告(長文)… 何の気なしに書いた文章が、思いがけず他人を泣かせてしまうことがあります。 目の前で泣かれたこともありますし、後で「読んで涙が出ちゃった」と教えられたこともあります。 そんな時、自分の「どんな文章」が相手を泣かせてしまったのか、忘れないよう、

    泣かせるつもりで書くのではなく、泣かせた時を思い出して書く|津籠睦月
  • ネット小説の作り方。 歴史小説のプロットは「年表」で作る

    歴史小説(←時代小説ではなく)には、他のジャンルとは決定的に違う点がひとつあります。 (歴史小説と時代小説の違いについては過去記事をご覧ください。→「歴史小説・時代小説の書き方」) それは、ストーリーが「史実」に縛られる、ということです。 作者による「自由な創作」が多少は許されたとしても、大筋の展開は既に決まっているのです。 なので、自分の場合、歴史小説のプロットは他の小説のプロットとは「作り方」を変えています。 具体的に言えば、タイトルにある通り「年表」でプロットを作るのです。 小説の主人公にしたい歴史上の人物、あるいは小説で取り上げたい歴史事件についての「年表」です。 「××××年、〇〇誕生」や「××××年、〇〇結婚」などの、歴史の教科書には載っていないような細かな「人生の動き」まで年表にしていきます。 物語を過去→未来と一直線に描くにしろ、現在→過去→現在と回想として描くにしろ…、

  • 文体は小説ごとに変えています(その小説を最高に演出できる文章を選ぶ)|津籠睦月

    特に「一人称」では差が激しいのですが… 自分は小説の文体を、1つ1つ変えています(短編を含めると、かなりの作品数になりますので、中にはカブっているものもあるとは思いますが)。 …というより、そもそも準備段階で「この小説に最も合った文体は、どんなものだろう?」「この小説の内容を最もよく表現できるのは、どんな書き方なのだろう?」と、そこから考え始めます。 文章には、様々なスタイルがあります。 一人称に三人称、「です・ます調」に「だ・である調」、過去の話なのか・現在の話なのかetc… それぞれにメリットとデメリットがあり、表現できるものが違ってきます。 また、詳細に描写するのか・サラッと流すのか、重厚な描写にするのか・軽妙な描写にするのか…それによって、小説の「雰囲気」がガラッと変わってきたりもします。 なので、書き始める前にまず「この小説はどういうイメージで仕上げたいのか」「そのイメージに近づ

    文体は小説ごとに変えています(その小説を最高に演出できる文章を選ぶ)|津籠睦月
  • 頭を使わなくても楽しめて、頭を使うともっと楽しめる小説が書きたい|津籠睦月

    頭を使い過ぎて疲れ果てた時、「もう頭使いたくないー。頭使わずに面白いものが味わいたいー」と思うことがあります。 ナンセンスなお笑いだったり、ひたすら面白カワイイ動画だったり…。 そういうことって、誰にでもあるのではないでしょうか? ストーリー性も何もない、ただ瞬間的に笑える動画や、可愛いアニマルが戯れているだけの動画がバズるのには、そんな理由もあるのではないでしょうか? なので、小説というコンテンツにも「そういうのがあっても良いのでは?」と思いました。 マンガには「ギャグ漫画」というジャンルがあります。 しかし、小説というコンテンツにおいては、そういう「ギャグやコメディに特化したもの」が確立していない気がします。 (そういう小説自体が無いわけではありませんが、「ジャンルとして」は、まだ成立していないのかな…と。タグを見ても「コメディ小説」「ギャグ小説」などワードが分かれていて「ジャンル名

    頭を使わなくても楽しめて、頭を使うともっと楽しめる小説が書きたい|津籠睦月
  • 58-2-2:シリーズものの「順番」は、意外と分かりづらいので…|津籠睦月

    ブック・レビューブログ「おすすめ読書ライフ」では、書評だけでなく、アフィリエイトを使った「の情報」も載せています。 アフィリエイトは、来は商品を「紹介」することで、多少の報酬を得る「おこづかい稼ぎ」的な意味合いの強いサービスですが… 正直、自分はアフィリエイトでそれほど報酬を稼げるとは思っていませんし、それを目的にもしていません。 (あわよくば、文庫1冊買えるくらいの成果が出ればいいなぁくらいは思っていますが…実際のところ「稼げる」のは当に一部のブロガーさんだけだと思っていますので。) アフィリエイトを使う最大の目的は、むしろ「書影&タイトル・著者名etcの情報」の挿入です。 「おすすめ読書ライフ」ではライブドアブログさんを利用させてもらっているのですが… ブログサービスさんの中には、このライブドアブログさんのように、アフィリエイト連携機能の付いているものがあります。 この機能があ

    58-2-2:シリーズものの「順番」は、意外と分かりづらいので…|津籠睦月
  • 編集者が考える「原稿のレベルを上げるためにできること」【ポプラ社小説新人賞への道】|ポプラ社一般書通信

    こんにちは。 「ポプラ社小説新人賞への道」もいよいよ終盤。 今回は、知りたい人が一番多いであろうポイント…… 「どうやったら原稿の質があげられるか」についてです。 小説を書きあげたけど、そこからどうしたらいいのか分からない。 どうやったら「うまい小説」「面白い小説」にレベルアップするのか。 というか、小説ってどうやったら良くなるの? そんな悩みを抱えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。 小説に正解はありません。 なので、「こうすれば絶対に良くなります!」という答えは、ある意味でありません。 しかし、個人の努力の範囲で、確実に小説をブラッシュアップしていける術はあります。 わたしたち編集者は、いろんな著者の原稿づくりをサポートし、一番近い場所からその過程をみてきました。 優れた書き手がどうやって小説に向き合っているか。様々な事例を思い浮かべつつ、その経験をもとに「編集者が考える原稿の

    編集者が考える「原稿のレベルを上げるためにできること」【ポプラ社小説新人賞への道】|ポプラ社一般書通信
  • 「作品紹介」や「あらすじ」が苦手です(それで読まれるかどうかが決まるなんてプレッシャーが酷過ぎる…)|津籠睦月

    小説投稿サイトさんに小説を投稿する際、大概はその小説の「あらすじ」や「概要」「作品紹介」のようなものを求められるのですが… 正直、自分はこれを書くのが、ものすごく苦手です。 昨今のウェブ小説界では、まずタイトルやこの「あらすじ」で「読む・読まない」をふるいにかけられてしまうと聞いているので、変な緊張を強いられますし… 「想像力があり過ぎる」のが祟り、「このパターンだと、こういう性格の読者には合わないだろう」「こういう書き方だと、こういうタイプの読者には読んでもらえないだろう」などと、様々な(複数パターンの)ネガティブ・シミュレーションをしてしまうので「書き方が定まらない」のです。 (悩んだところで結局のところ、人の好みは十人十色ですので万人に好かれる・興味を持ってもらえる「書き方」は存在しないわけですが…。) 結果、周りの書き方に「合わせて」、個性を失くしてしまったり(小説自体に個性が無い

    「作品紹介」や「あらすじ」が苦手です(それで読まれるかどうかが決まるなんてプレッシャーが酷過ぎる…)|津籠睦月
  • ネット小説の作り方。 創作ノート(小説ネタ帳)の作り方

    小説を書き始める前の“準備”として、創作ノート(ネタ帳、アイディアノート)を作っている方は多いと思います。 実際自分も作っていますが、今回はそんな創作ノートの作り方をまとめていきたいと思います。 あくまで独自の創作ノート制作法ですので、人によっては「他の方法の方がやりやすい」ということがあるかと思います。 参考程度にご覧ください。 創作ノートにもいろいろある自分の場合、創作ノートを何種類かに分けて書いています。 具体的に言うと「資料ノート」「設定ノート」「落書きノート」「小説断片ノート」です。 (それぞれの詳しい内容は下に書いておきます。) 実際には、全部ノートを分けて書いているわけでもなく、時々ごちゃ混ぜになっていたりしますが…。 あと、自分の場合、学校の授業で余ったノートのページを創作ノートとして使っている場合が多いです。 なので「前から後ろに」ではなく、「一番後ろのページから前へ」書