大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は15日、大阪都構想の設計図にあたる協定書について言及し、「(都構想の)青写真は反対派の意見も聞いて修正する」と述べた。維新は、協定書づくりの場である特別区設置協議会(法定協)から都構想に反対する自民党メンバーらを排除する方針だが、協定書が完成した後に改めて反対派の意見を取り入れることで、府市両議会での賛同を得やすくする狙いがあるとみられる。 都構想をPRするため、維新がこの日から始めた市内での街頭演説で述べた。街頭演説は来年4月の統一地方選に向けて毎月行う方針。 橋下氏はさらに、「七転び八起きという言葉があるが、僕は(政治家になってから)1万回くらい転び、1万1回立ち上がってきた」と発言。そのうえで、「都構想について選挙で問うていくが、次転んだらもう立ち上がれない」と述べ、統一選で敗北すれば都構想実現が不可能との考えを改めて示した。