本石町日記〜「労働形態として最高の姿」と「食うための仕事」論=登山家・山野井氏で思うこと「食うための仕事」は常識的な範囲での勤勉性、社交性、要領のよさがあれば十分であり、それ以上の「意義」とか「忠誠」とか「思想」とか精神論めいたものを求められるものではないと思った。 トップが神格化され、ある種の崇拝めいたことが求められる、トップの思想(個人的な趣味のたぐい)が社風を束縛する、社員の団結が必要以上に強く求められ、やたらと社内イベントが多い。こういうのは結構辛い(まあ、これは人によって価値観は違うかもしれないが)。 日本は体制移行国に匹敵する世界有数の自殺大国である。そして過労死も(うつ病になる人も)多い。「食うための仕事」にしては、人生との合体化が強く求められ、結果的に労働者に対する精神的な負荷が強い状況にあるのではないかと推測される。仕事というものを労働の見返りとしての報酬を受け取る行為、