中国・大連(Dalian)で改造中の旧ソ連製の空母「ワリャーグ(Varyag)」(2011年7月4日撮影)。(c)AFP 【7月28日 AFP】中国国防省の耿雁生(Geng Yansheng)報道官は27日記者会見し、存在が指摘されていた同国初の空母は訓練と研究に使用する予定だと述べた。中国の軍拡に対する諸外国の懸念が高まるなか、空母の能力を小さく見せようとしたようだ。 中国は最近になって、旧ソ連の空母「ワリャーグ(Varyag)」を、中国初の空母とすべく大連(Dalian)で改造している事実を認めた。南シナ海の島々の領有権をめぐる緊張が高まり、中国が急速に軍事力を強化して領有権の主張を強めるのではないかとの懸念が近隣国などから出ているなか、中国の空母はこの地域の新たな懸念材料になっていた。 記者から、空母によって中国の軍事力は大幅に強化されるのかと質問された耿報道官は、「空母の役割につい
![中国初の空母、「軍事力強化が目的ではない」 国防省](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e3ce992adaed6366556d1356ddc2f3a2bbd75b99/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fafpbb.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F7%2F3%2F1000x%2Fimg_73001faeb6d97533d29b0166875db809184566.jpg)