サーターが王国を樹立してから、部族の激しい動きはなくなります。最大の部族であるコリマーですら例外ではなく、サーターの血筋に逆らう王は滅び、多くのコリマー王がサーターのプリンスたちに従ってルナーとの戦いに赴きました。 しかし、1602年のボールドホーム陥落によるサーター滅亡後、ルナーの分割政策に則って、多くの部族が団結せずに独立した動きを見せるようになりました。なかでも嫌われたのが、文化・種族を異にするテルモリ族やダック族でした。 サーター王家の威信で保たれていた平和は、もろくも崩れ、コリマー二十五代の王、フィスティヴォスはテルモリ族の手で殺されたようです。 ルーンゲートの陥落後しばらくの間、コリマー部族は政治的にルナーの干渉を拒絶し、オーランス信仰を守りました。しかしそれもコリマー二十六代の王「岩砕き」カライが1613年、「スターブロウの反乱」に参加するまででした。(注1) 結局反乱は失敗