ロシア、IMFに950億円 プーチン氏「危機に直面」2008年11月21日0時28分印刷ソーシャルブックマーク モスクワで20日、与党「統一ロシア」の党大会で演説するプーチン首相=ロイター 【モスクワ=副島英樹】ロシアのプーチン首相は20日、自らが党首を務める政権与党「統一ロシア」の大会で演説し、金融危機で苦境にある国々を支援するため、国際通貨基金(IMF)に10億ドル(約950億円)を拠出すると表明した。一方で、他の国と同様にロシアも厳しい経済危機に直面しているとの認識を初めて明確に示した。 ソ連が崩壊した90年代はIMFに頼る立場だったロシアが、金融危機でIMFに資金を拠出するのは初めて。資源大国ロシアが、原油価格の高騰を受けて蓄えてきた「準備基金」から拠出する。 ただ、プーチン首相は「我々の支援はグローバルな危機のためだけではない。自国の蓄えとして、IMFへの資金は返済してもらえる」