タグ

2009年9月7日のブックマーク (1件)

  • 麻黄湯

    【働き】 麻黄湯(マオウトウ)という方剤です。発汗作用があり、体の熱や腫れ、あるいは痛みを発散して治します。病気の初期で、まだ体力が十分ある人に適します。 一般的には、カゼのひき始めでゾクゾク寒気がし、発熱やふしぶしの痛み、痛頭などをともなうときに用います。また、そのような症状をともなうインフルエンザにも適します。そのほか、鼻づまり、関節リウマチ、喘息などにも用いますが、体の弱っている虚弱な人には不向きです。 【組成】 漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせでできています。麻黄湯は、主薬の“麻黄”を中心に、下記の4種類の生薬からなります。“麻黄”と“桂皮”は発汗・発散作用をもつ代表的な生薬で、病因を発散して追い出すような働きをします。また、“麻黄”には薬理的にも重要な役割をする交感神経刺激薬のエフェドリン類が含まれます。この成分は、西洋医学の気管支拡張薬と同様の作用を示し、咳