ゲームのジャンル「ロールプレイング」は「役割を演じる」という意味ですが、そのルーツはプレイヤーどうしの会話によってストーリーを進めていく「テーブルトークRPG」にあります。中でも「ダンジョンズ&ドラゴンズ」はその後のコンピューターRPGに至る道筋をつけた記念碑的作品ですが、近年絶版のためプレミアがついていた関連出版物が電子書籍として復刻されました。 「テーブルトークRPG(TRPG)」は70年代前半にアメリカで誕生しました。 一般的にTRPGではストーリー展開を司る「ゲームマスター」を中心にプレーヤーが会話によってゲームを進めます。戦闘や「鍵開け」といった行動の成功判定、キャラクターの成長などはステータスとダイスの値により決定し、この辺りをまとめたものが「ルール」となります。 「ダンジョンズ&ドラゴンズ」はファンタジー小説の金字塔「指輪物語」の影響を強く受けていると言われており、RPGの「