(CNN) カナダ中部サスカチワン州でアフリカ旅行から帰った男性がウイルス性出血熱のような症状で重体となっている問題で、世界保健機関(WHO)は26日までに、男性から原因ウイルスは検出されなかったと発表した。 ウイルス性出血熱には、エボラ出血熱やラッサ熱、クリミア・コンゴ出血熱、黄熱などが含まれる。州保健当局高官によれば、男性は検査の結果、これらに感染していないことが判明した。同高官は「今まで通り、カナダ国民へのリスクは非常に低い。ウイルス性出血熱の可能性が排除されたことにより、患者の発症後に濃厚接触があった人のリスクもかなり小さくなった」と述べた。 WHOの報道官はツイッターに「マラリアの可能性がある」と書き込んでいる。 州当局によれば、同国でこれまでにエボラ出血熱をはじめとするウイルス性出血熱の感染例が確認されたことはない。
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