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ブックマーク / www.bebit.co.jp (133)

  • 【友人紹介キャンペーン】ユーザの気持ちを180度変化させるちょっとした工夫 (ユーザビリティ実践メモ)

    友人紹介キャンペーンを用いることで自社サイトの会員数を増やそうと考えている人は多いと思います。 普段はウェブとユーザの二者間のコミュニケーションを考えていますが、友人紹介キャンペーンには「紹介される人」という第3の人を意識する必要があります。 そこで今回は、ユーザと紹介される人のコミュニケーションが少しの仕組みの違いで180度変わってしまうという例を見ていきます。 友人紹介としてたとえば次の二つの方法が考えられます(図1、図2参照)。 図1は企業のウェブサイト上で友人のメールアドレスを登録するもの、図2は企業のウェブサイト上にある紹介券を友人に送るものです。 一見これらはささいな違いしかないように見えますが、ユーザの視点から見ると大きな違いがあります。 それは、前者は「企業に友人の情報を与える」のに対して、後者は「友人に有益な情報を与える」という違いです。 これによってどういう行動の違いに

  • 情報のつめこみすぎにご注意! (ユーザビリティ実践メモ)

    サイトを運営していると、新しい機能をつける、お知らせがある等の理由で掲載するものがどんどん増えていき、気がつくと肝心のことが分かりにくくなってしまっている……ということはありませんか? しかし、1か所に情報を詰め込みすぎると分かりにくくなってしまい、肝心のそのページの商品の売り上げが下がってしまう…というようなことにもなりかねません。 「できるだけ情報をまとめて伝えたいけれど、わかりにくくなるのは避けたい」という場合、どこまで情報を詰め込んでいいのか判断がつかずに悩んでしまうこともよくあるのではないでしょうか。 そうした場合、いわゆる「マジックナンバー7±2」を参考に、「1エリア5要素まで」を一つの目安としてみることもおすすめです。 例えば、ECサイトにおいて、購入ボタン付近に以下のような情報を掲載していたとします。 商品名 価格 獲得ポイント 数量 購入ボタン と現在5つの情報要素が掲載

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    matuix 2011/04/13
    「マジックナンバー7±2」を参考に、「1エリア5要素まで」を一つの目安としてみることもおすすめです。
  • ラボの外で行うユーザ行動観察調査 (ユーザビリティ実践メモ)

    前回の実践メモで「プロトタイプ+アンケート」の仮説検証手法をご紹介しました。(「プロトタイプ+アンケート」で、効果的に仮説検証する新手法!) 今回の実践メモでは、「ラボの外で行うユーザ行動観察調査」をご紹介させていただきます。 ラボの外で調査を行いたい場合、以前ご紹介しました「出張ユーザ調査」を行うこともできます。 出張ユーザ調査のすすめ(ユーザビリティ実践メモ) 今回ご紹介する「ラボの外で行うユーザ行動観察調査」では、 被験者の方に、ご自宅でプロトタイプを利用してもらう 被験者のプロトタイプの利用を、モデレータがリモートで閲覧(一部操作)し、随時質問する ということが可能となります。 ユーザ行動観察調査を「モデレータ:オフィス」「被験者:自宅」の環境で実現できることで、 遠隔地のユーザに対してユーザ行動観察調査を実施できる ユーザが普段使っているPCの環境で調査したいときにも使える とい

  • 「プロトタイプ+アンケート」で、効果的に仮説検証する新手法! (ユーザビリティ実践メモ)

    ビービットではオフィス内にユーザビリティラボを設け、日々様々なユーザを招いて実際にサイトを使ってもらう「ユーザ行動観察調査」を実施しています。 ユーザ行動観察調査の特徴は、仮説を具現化した「プロトタイプ」をユーザにぶつけることで、より深いインプットを得られることです。 今回は、そうしたプロトタイプを活用して定量的な検証を行う調査手法(プロトタイプ+アンケートによる量的調査)をご紹介します。 「プロトタイプ+アンケート」による量的調査は、実際にプロトタイプを利用してもらい、利用してもらった後にアンケートに答えてもらう、という構成で組み立てを行うアンケート調査です。(図参照) 通常のインターネットのアンケート調査の途中にプロトタイプを閲覧してもらうように指示を入れることで、比較的簡単に実施することができます。 ■メリットは? 時間・地域制約がなく、大量のデータを集められることがメリットです。

    matuix
    matuix 2011/02/23
    1.定性調査でネックとなる、量的なデータを取ることができる 2.プロトタイプを使うことで、アンケートよりもリアルなデータが取れる
  • 実践! ランディングページの意外な使い方 (ユーザビリティ実践メモ)

    matuix
    matuix 2011/02/07
    海外へ製品展開をするにあたりランディングページでニーズを探った例
  • ユーザを逃さないヘルプの見せ方、2つの注意点 (ユーザビリティ実践メモ)

    前々回、前回に引き続き、ヘルプコンテンツの効果的な見せ方についてご紹介します。 ヘルプコンテンツは、すべての項目を羅列した「よくあるご質問」のようなページを持つだけでは不十分です。 以前の実践メモでは、疑問が発生したタイミングで「その場で」参照できるよう、主要な導線となるページ内に、ヘルプ内容を露出する方法を推奨していました。 今回は、ヘルプ内容を露出する際の、具体的な2つの注意点をご紹介します。 ヘルプの隠れた役割 置くだけでは不十分?ヘルプ活用3つのポイント そこで、実際に皆様のサイトで主要導線上にヘルプ内容を露出させる際の注意点を、以下の2つにまとめています。 注意点1. 同一ウィンドウでヘルプページに遷移させない ヘルプが掲載された別のページに「同一ウィンドウで遷移させる」(ページが完全に切り替わる)という方法はお勧めできません。 ページが完全に切り替わると、もとのページに戻るため

  • 「ヘルプ」における動画活用のポイント (ユーザビリティ実践メモ)

    最近は、動画の活用をお考えのウェブマスターの方も多いのではないでしょうか? 動画は表現が豊かでイメージがつかみやすいので様々なところで役に立ってくれます。 今回は特に「FAQ・ヘルプ」において動画を活用する場合のポイントについて解説します。 ヘルプは基的にユーザが抱いている疑問や不安を解消するという役割があります。 顕在化している疑問や不安をヘルプで探しているユーザは、急いで自分の課題を解決したいと思っているため、ぱっと見で理解できる「文章+画像」による説明を好みやすく、じっと動画を見てもらうことは難しいのが一般的です。 そのため、いつでも動画を使えばいいというわけではなく、適切なケースを選んで、動画を利用することが重要です。 ヘルプで動画を活用するべきなのは、 動画でなければ伝えられない「動き」が大事な場合 複雑なステップの操作 など、文章や静止画だけでは伝わりにくい情報を伝える場合で

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    matuix 2011/01/12
    【必要】1.動画でなければ伝えられない「動き」が大事な場合 2.複雑なステップの操作 【不要】1.複数のメリットや方法を伝えたいとき 2.言葉の意味を伝えるとき 3.理由や根拠を伝えるとき 4.Yes/Noで答えられる質問
  • 置くだけでは不十分?ヘルプ活用3つのポイント (ユーザビリティ実践メモ)

    FAQやよくある質問などのヘルプコンテンツは、ユーザの疑問や不安を解消するために、どこのサイトでも必ずと言っていいほど設置されています。 今回から数回にわたって、「FAQ・ヘルプ」をテーマにした記事をお届けする予定ですが、まず今回は、ヘルプ活用の基ともいうべき3つのポイントについてご紹介します。 一点目は、以前の実践メモ(「FAQの隠れた役割」)でも触れていますが、「よくある質問」や「FAQ」というリンクを置くだけでなく、文の中で、ユーザの疑問が生じるところからヘルプに誘導する」ということです。 サイトを閲覧しているユーザは、「商品やサービスを選び、購入する」といった何かしらの目的を持って動いていることが多く、「ヘルプを閲覧しに行く」といった脇道へ逸れる行動には移りにくい状態です。 そこで、図2のように、ユーザが疑問や不安を感じるポイントで、ユーザの疑問・不安に合わせた表現を用いたリン

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    matuix 2010/12/21
    1.ユーザの疑問が生じた瞬間を狙ってヘルプに誘導する 2.要約・見出し・図の3点セットで簡単に理解させる 3.疑問解決と同時に伝えたい重要情報を刷り込む
  • 「キーワード入力補助」により、SEOで狙うワードが変わる? (ユーザビリティ実践メモ)

    弊社では、年間約2,000名のユーザ行動観察調査を実施していますが、検索エンジンの「キーワード入力補助機能」を利用するユーザが増えています。 この機能の普及で、ユーザの検索するキーワードが変化し、SEOやリスティングで狙うべきワードも見直す必要が生じます。 「キーワード入力補助機能」とは、キーワードを途中まで入力すると、その続きを予測してプルダウンメニューのように関連キーワードを表示する機能です。 関連キーワードとして表示される情報は、過去に利用者が入力したキーワードに基づきます。 2010年5月時点で、Yahoo!検索、Google検索ともにこの機能が実装されています。 キーワード入力補助機能を使うユーザの行動 先日実施した調査では、10名中10名がこの機能を使用していました。その中で観察されたユーザ行動の例をご紹介します。 どんな塾があるか調べようと思い、「塾」と入力したところ、「塾

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    matuix 2010/12/06
    今までは、単一キーワードで検索して企業のトップページに訪問していたユーザが、様々なキーワードで検索し、企業サイトの下位ページや、企業サイト以外のサイトに訪問する可能性が高まります。
  • どうせ比較されるのならば、「比較の観点」を与えてしまおう (ユーザビリティ実践メモ)

    自社サイト以外の場所で、自社の良さをアピールすることはなかなか難しいものです。 今回は、「比較する」というユーザ行動に着目することで、自社サイト以外でも自社の良さに気づかれやすくするための工夫についてお伝えします。 ところが、こうした比較行動をするユーザが、比較のために必要な観点をきちんと持っていることは少ないものです。その結果、「価格」などの分かりやすい要素だけで比較してしまうことがよくあります。 これでは最適な商品選びができたとは言えず、ユーザにとっても企業にとっても良いことではありません。 そんなときに効果的なのが、「○○を選ぶポイント」といった、製品やサービスを選ぶ観点を提供するコンテンツです。 例えば、引越サービスを例に考えてみましょう。 多くのユーザにとって、引越はそれほど頻繁にするものではないため、引越サービスを選ぶ際にも、何を重視すべきかを明確に把握しているわけではありませ

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    matuix 2010/11/24
    比較の際、価格の比較に巻き込まれないよう、「○○を選ぶポイント」といった、製品やサービスを選ぶ観点を提供するコンテンツが効果的。
  • 【海外事例に学ぶ】アコーディオン型入力フォームの実力 (ユーザビリティ実践メモ)

    今回は少しテーマを変えて、フォーム関連の最新事例について書いてみます。 海外事例紹介としてお馴染みとなってきましたLuke Wroblewski氏の、“Testing Accordion Forms”(A List Apart)をご紹介します。 「入力フォームを複数ページに分割すべきかどうか?」について皆さんも悩まれたことがないでしょうか?分割すると各ページの項目は少なく済みますがステップが多くなってしまい、分割しないと1ページが縦に長くなってしまいます…。 その問いへの新たな解決案として出てきたのが“アコーディオン型”とも言うべき入力フォームです。 Apple.comのオンラインショップの購入フォームです。 では実際のフォームをみて見ましょう。 下記にある画面が、MacBook Airの購入フォーム画面です。なんと、この1ページ中で購入手続きが完結できるのですが、入力項目が多い印象も特に

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    matuix 2010/11/09
    考察:入力時間の削減が、コンバージョン率向上にもつながる場合には特に有効な可能性あり
  • サイト外でのユーザ心理を利用する3つのポイント【後半】 (ユーザビリティ実践メモ)

    (前回の続きで、「企業サイト以外での情報収集によってユーザが陥りがちな3つの心理」の3つ目をご紹介します。 サイト外で情報収集をしていると、ユーザが製品に関連するニュースやブログ記事を発見するケースがあります。 ある健康品のサイトでは近年話題のサプリメントを主力製品として紹介していました。ユーザ行動観察調査において、そのサプリメントに興味を持ったユーザがサプリメント名で検索を行ったところ、「過剰摂取に注意」というニュース記事が検索上位に表示されたため、ユーザはその記事を読み、サプリメントの摂取に対して少し不安を感じました。 その後、ユーザはサプリメントを紹介していたサイトに戻り、摂取量や過剰摂取に関する情報を探しましたが、結局見つけることができず、不安を抱えたままサイトを立ち去ってしまいました。 このケースでは、ユーザの不安に答える情報を用意するだけで、ユーザの信頼を獲得し、検討を続けて

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    matuix 2010/10/26
    ネガティブなニュースや記事によって、製品に対して不安を感じる
  • サイト外でのユーザ心理を利用する3つのポイント【前半】 (ユーザビリティ実践メモ)

    今回から数回にわたり、「サイト外のユーザ行動も踏まえたコミュニケーション設計」というテーマで実践的なノウハウをご紹介します。 ユーザ行動観察調査を実施していると、企業サイトで製品・サービスの概要を理解した後、他社サイトや口コミサイトを確認するという行動が非常によく見られます。 そこで、企業サイト以外での情報収集によってユーザが陥りがちな3つの心理と、それに対応する方法を考えてみます(今回は【前半】として、初めの2つをご紹介します)。 「企業のサイトは(自社に)いいことしか書いていないので、悪い評判や自分が気づいていないデメリットがないかを知りたいからです」 インターネットは比較メディアとも呼ばれ、このような行動は老若男女問わず、ほとんどのユーザで見られます。「悪い評判を見つけるまで、しつこく探します」と、検索結果を何ページも見ていくユーザもいます。 企業サイトはこのようなユーザの行動と、そ

  • iPadならではの特徴的なユーザ行動について (ユーザビリティ実践メモ)

    iPadのようなタブレット型のタッチUI端末では、PCでは見られなかった特徴的なユーザ行動が見受けられます。今回は、弊社の調査で見られたiPadにおける特徴的なユーザ行動と、デザイン上のポイントについてご紹介します。 【ポイント1】 ユーザはスクロールが苦ではない 弊社のユーザ調査にて、iPadで画面が切り替わる度にスクロールしてみようと画面をドラッグするユーザがよく見受けられました。ユーザは画面をスクロールしたがる傾向があるようです。 確かにiPad上で画面をスクロールすると、指に吸い付くようにスムーズに画面が動くため、直感的で心地よい感じがします。iPad上での快適なインタラクションは、ユーザにとってポジティブなフィードバックを与え、スクロールも苦になりにくいと考えられます。 情報は極力たくさん並べよう 調査で用いたショッピング用のアプリでは、iPadの縦1画面内におさまるだけの商品し

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    matuix 2010/09/28
    1.ユーザはスクロールが苦ではない 2.キーワード検索よりもスクロール 3.画面下部のナビゲーションはあまり見られない 4.端末ごとに、使う姿勢も態度も異なる
  • 【スマートフォン】 図解!今すぐ直せる、WEBフォーム 6つの課題 (ユーザビリティ実践メモ)

    スマートフォン端末の普及で、問い合わせ・申込みなどのWEBフォームがスマートフォンで使われる機会は今後も増えていくでしょう。その際、PC向けに用意していた既存のWEBフォームをそのままにすると、どんな問題が発生するでしょうか? 今回は、弊社コンサルタントの自主調査から、スマートフォン端末(特にiPhone)でのWEBフォーム利用時の6つの頻出課題をご紹介します。 多くのWEBフォームでは、項目名が入力ボックスの横に配置してあります。 PCでは全く問題のないレイアウトですが、iPhone端末では入力ボックスをタップしてズームインするとラベルが見えなくなり、非常に入力しにくいものになってしまいます。 【改善案】<推奨>入力例を入力ボックスの上または下に配置する項目名(ラベル)を入力ボックスの上部に配置する ※項目名の位置が変わるとPCで見にくくなるケースも想定されるため、ご注意ください 課題2

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    matuix 2010/09/14
    1.項目名が見えない 2.入力ボックスに気付かない 3.選択肢が見えない 4.入力モードが適切に設定されてない 5.1つの入力ボックスで複数の文字種類を求めている 6.プルダウンの選択項目が読めない
  • 【スマートフォン】スキマ時間を捉える3つのポイント (ユーザビリティ実践メモ)

    スマートフォンでの情報収集・意志決定をサポートするための手段として、快適なアプリの提供がますます重要になってきています。 今回の実践メモでは、弊社コンサルタントによる住宅情報アプリの利用調査から、アプリ設計時の3つのポイントをご紹介します。 ・ 利用が断続的である(1回の利用だけで完結しない) ・ 1回の利用時間が短い ・ 通信環境が不安定 という特徴があります。今回の住宅情報アプリの調査でも、行き帰りの電車内や会社の昼休憩などのちょっとした時間にアプリを使うという行動パターンが見られました。 アプリを設計する上では、ユーザのこのような利用状況を念頭に置く必要があります。 【ポイント1】前回の利用状況が復元できる 住宅情報の検討では、初回以降は「この前の続き」という心理でアプリを起動しています。ユーザにとって1回1回は独立した利用体験ではなく、「住宅を探す」という連続的な行為なのです。 こ

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    matuix 2010/09/02
    1.前回の利用状況が復元できる 2.ショートカットしやすい 3.オフラインでも利用しやすい
  • スマートフォン対応しただけで、安心してはいけない理由 (ユーザビリティ実践メモ)

    前回に引き続き、スマートフォン対応サイトを制作する場合に気をつけるべきポイントとして、「PCサイトへの誘導の必要性」についてご紹介します。 スマートフォン対応サイトでも、PCサイトへの誘導を残しておこう スマートフォン対応をしているサイトの中には、PCサイトへのリンクが用意されている場合があります。せっかくスマートフォンから利用しやすいユーザインタフェースを用意しているのに、どうしてPCサイトへと誘導する必要があるのでしょうか? 今回は、PCサイトへのリンクが必要な2つの理由についてご説明します。 スマートフォンはPCと比べると画面サイズも小さいため、最適化したサイトを作るために機能を絞ったり、情報量を減らしてサイトを構成するケースがよくあります。このような場合には、忘れずにPCサイトへのリンクを用意しておくことが必要です。 amazon.co.jpのiPhoneサイトを例に見てみると、ト

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    matuix 2010/08/17
    スマートフォン対応サイトでも、PCサイトへの誘導を残しておこう:1.PCサイトでしか利用できない機能や情報を利用できるようにする 2.使い慣れたPCサイトと同じレイアウトを利用できるようにする
  • iPhoneサイトで気をつける3つのポイント (ユーザビリティ実践メモ)

    スマートフォン利用者の増加に伴い、スマートフォン、特にiPhone対応サイトを用意する企業が増えてきましたが、必ずしもデバイスの特徴を考慮したサイトとなっていないケースが見られます。今回は弊社の調査で見られたユーザ行動を元に、iPhoneサイトで気をつけるべきポイントをご紹介します。 従来の携帯では下ボタンで画面をスクロールさせる際リンクに順番にフォーカスがあたるため、テキストリンクでもユーザの視線が止まりやすい傾向があります。一方iPhoneでは指で画面をスクロールさせるため、リンクにフォーカスはあたりません。テキストリンクがアイキャッチとなりにくく、携帯と比較して文字情報がまとめて読み飛ばされるケースがみられます。ユーザの目線を止めるには、アイキャッチ用の画像を配置するなどの工夫が必要です。 【ポイント2】細かな操作はさせない iPhoneはタッチパネルを指で操作するため、画面上の1点

  • 「関連リンク」の幻? 意図した誘導を行うための導線設計 (ユーザビリティ実践メモ)

    あるコンテンツを見たユーザに対して「次にここを見て欲しい」という制作側の意図に反して、中々思い通りに見てもらえないといった話をお伺いすることがよくあります。 例えば、記事系のコンテンツで、記事を閲覧したユーザに対して関連記事や関連する製品ページへと誘導する場合、記事の下部に「関連リンク」のエリアを設け、その中に意図した誘導先のリンクを配置しているケースがよく見受けられます。 上記のような方法で、果たして意図通りにユーザを誘導することができるでしょうか?今回は「ユーザがこのページ以上の情報を積極的には求めていない」ケースについて考えてみました。 弊社の実施したユーザ行動観察調査においては、多くのユーザが価格まで閲覧した後にページの上部に戻り、そのまま見るのをやめてしまうという行動が見られました。 ここで、このような行動に至った原因を考えてみましょう。 アイトラッキングによる分析やユーザへのヒ

  • ユーザに情報を届けるテクニック - 数と順序を明示する (ユーザビリティ実践メモ)

    自分が作ったサイト内のページにおいて、ユーザがどのように情報を見ているかは、誰もが気になるところかと思います。今回は、ユーザに届けたい情報を、きちんと届けるためのテクニックを1つ、ご紹介します。 弊社では、ユーザ行動観察調査を行う際、ユーザがどこを見ているのかを分析できるアイトラッキングシステムを利用しています。 あるユーザ行動観察調査で、以下のような2カラム構成の画面をユーザに使ってもらったところ、ユーザに右側の情報を見てもらえない(情報に気付いてもらえない)まま、ユーザの視線がページ下部まで流れてしまうという現象が見られました。 一般的に、ユーザの視線は画像に集中する傾向があります。図1のプロトタイプの場合、左側に配置した訴求ポイントが最もユーザに届けたい情報であったため、エリアを大きく取り、大きな画像を用いて説明を行っていました。 しかし、そのために、右側に配置した訴求ポイントをユー

    matuix
    matuix 2010/07/12
    「●●の"3"つのメリット」のように数字を記載することで、その数分だけメリットの説明があるんだと認識して、読まれやすくなる。