ソフトバンクモバイルは2013年9月30日、4機種のスマートフォンを含めた冬春モデルの新商品を発表した。発表会に登壇した孫正義社長は、携帯電話事業者間の競争軸が今後、端末ではなくネットワークやサービス、コンテンツにシフトしていくと指摘。発表会では自社ネットワークのつながりやすさの主張に終始した(写真1)。一方、成熟した日本市場に比べ、買収した米携帯電話3位のスプリントのほうが「伸びシロの余地が大きい」(孫社長)として、米国市場の開拓に優先的に取り組んでいることも示唆した。 「スマートフォン時代を築いてきたiPhoneが日本でも(NTTドコモ参入で)そろい踏みとなった。携帯電話事業者はネットワークの優劣で競争する時代になった。付随するサービスやコンテンツが差異化の重要な要素になる。そのような時代が近い将来に来ると予見していた」――。 孫社長はこう切り出すと、新商品発表会にもかかわらず、冒頭の
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