岩を持ち上げるシーシュポスを描いたアッティカ黒絵式アンフォラ(一部)。ミュンヘン、州立古代美術博物館(en)所蔵。 シーシュポス(古希: Σίσυφος, Sīsyphos, ラテン語: Sisyphus)は、ギリシア神話に登場する人物である。長母音表記を略してシシュポス、シジフォス、シシュフォスとも省略される。コリントスの創建者[1]。徒労を意味する「シーシュポスの岩」で知られる。 シーシュポスはテッサリア王アイオロスとエナレテーの息子で、兄弟にサルモーネウス、アタマースなどがいる[2]。プレイアデスのひとりメロペーを妻とし、グラウコス[1]、オルニュティオーン、テルサンドロス、ハルモスをもうけた[3]。シーシュポスの子のうちグラウコスはベレロポーンの父である[1]。 シーシュポスはエピュラーを創建し、エピュラーは後にコリントスの名で知られるようになった[1]。一説には、メデイアがシーシ