自民党の安倍晋三元首相が、週刊誌に掲載される自身のインタビュー記事を公表前にチェックするよう朝日新聞の編集委員に依頼していたことが7日、明らかになりました。朝日新聞社は同日、峯村健司編集委員(47)が週刊誌側に公表前の誌面(ゲラ)を見せるよう求めたことを公表しました。同社は「政治家と一体化して」他メディアに圧力をかけたと受け止められる行動だったとして峯村氏を停職1カ月の懲戒処分にしました。(取材班) 問題の記事は『週刊ダイヤモンド』(3月26日号)に掲載されたもの。インタビューで安倍氏は米国と日本の「核共有」について「議論することを、タブー視してはならない」と語っています。 「朝日」や峯村氏によると、週刊誌側は3月9日に安倍氏を取材。峯村氏は同日、安倍氏から「ニュークリア・シェアリング(核共有)の部分のファクトチェックをしてもらえるとありがたい」と頼まれたといいます。 峯村氏は翌10日、週