東京都医師会の尾崎治夫会長は12日の定例会見で、新型コロナウイルスの現在の都内の1日当たりの感染者数について、2万人超だった第8波(昨年末~今年初め)のピークに迫る勢いの「1万5000人規模と想定される」と述べ、「コロナとの戦いはまだまだ続く。5類だからもう考えなくてもいいのではなく、予防も含め、改めてコロナにどう立ち向かうか考えていただきたい」と感染予防の取り組みを呼びかけた。 7日に都が公表した新型コロナの定点医療機関当たりの患者報告数は、感染症法上の5類移行後最多となる17.01人だった。また、都は7日にオミクロン株の系統の新たな変異株「BA.2 .86」が国内で初めて確認したと発表している。「BA.2 .86」は、これまで海外で42件確認されているが、感染力などは分かっていない。尾崎会長は「冬の感染の主流になる可能性がある。動向を見ていきたい」と述べた。 一方、東京消防庁の資料によ