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ブックマーク / realsound.jp (7)

  • フランシス・F・コッポラ『Megalopolis』が予想下回る不発 北米No.1は『野生の島のロズ』

    『ゴッドファーザー』シリーズや『地獄の黙示録』(1979年)などで知られる巨匠、フランシス・フォード・コッポラ監督の最新作『Megalopolis(原題)』が窮地だ。製作費1億2000万ドルの大作ながら、北米オープニング興行収入はわずか400万ドル。9月27日~29日の週末ランキングでは第6位の発進となった。 作は構想40年、コッポラがワイナリーの大半を売却して巨額の資金を調達した悲願の一作だ。近未来のアメリカを舞台に、アダム・ドライバー演じる建築家の男が、災害に見舞われた都市「ニュー・ローマ」を再建するべく、汚職まみれの市長と対決する物語で、ジャンカルロ・エスポジート、ナタリー・エマニュエル、オーブリー・プラザ、シャイア・ラブーフ、ジョン・ヴォイト、ローレンス・フィッシュバーンら豪華キャストが顔を揃えた。 しかしながら、作の興行が厳しいものとなる予感は早くからあった。5月のカンヌ国際

    フランシス・F・コッポラ『Megalopolis』が予想下回る不発 北米No.1は『野生の島のロズ』
  • サマソニ大阪の新会場 万博記念公園が大好評の理由は? 「もう舞洲に戻らないで」 「ずっとここが良い」

    8月17、18日の2日間、東京と大阪の2会場で『SUMMER SONIC 2024』が開催された。 年の特徴の一つとして、来年に迫った『2025年日国際博覧会』の影響で敷地が使用できなくなり、大阪会場が従来の舞洲スポーツアイランドから万博記念公園に変更となったことが挙げられる。 主催者は「1970年大阪が世界の中心となり、あらゆるカルチャーの集合地点となった聖地で、時空を超えた奇跡の開催です。2024年夏、万博記念公園から世界に向けて新たなエンターテインメントを発信します」(※1)とコメントし、新たな会場に期待が高まっていた。 万博記念公園は、1970年に開催された『日万国博覧会(大阪万博)』の跡地に作られた文化公園で、約260haの広大な敷地を誇っている。今回は「AIR STAGE」「MOUNTAIN STAGE」「SONIC STAGE」「MASSIVE STAGE」「PAVIL

    サマソニ大阪の新会場 万博記念公園が大好評の理由は? 「もう舞洲に戻らないで」 「ずっとここが良い」
    musashinotan
    musashinotan 2024/08/20
    本当にど辺鄙なところで万博やるんだね、維新
  • 『クワイエット・プレイス:DAY 1』はホラー度低め? 終活ロードムービーとしての味わい

    途中で劇場を出て行った人がいたが、俺の隣の人は号泣していた。『クワイエット・プレイス:DAY1』(2023年)は、それくらい観客を選ぶ映画だ。ダメな人は気でダメだろうが、ハマる人にはものすごくハマるだろう。隙も多いが、ツボにハマった時はおそろしく強い……!! というのも、作はホラー要素が今まで以上に低く、代わりにヒューマンドラマ度がアップしているのだ。 音を立てると謎のバケモノがすっ飛んできてブッ殺される。“音を立てたら死ぬ”ので、何があっても音を立てないようにサバイバルしなければならない。『クワイエット・プレイス』シリーズ(2018年~)は、ガキ使(日テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』)の「笑ってはいけない」の殺人バージョンみたいなお話だ。シンプルなようで、実は「音を立てる」つまり「目立つ」と潰される社会の喩え話にもなっている。そして1作目の『クワイエット・プレイス

    『クワイエット・プレイス:DAY 1』はホラー度低め? 終活ロードムービーとしての味わい
  • 『犯罪都市 NO WAY OUT』は完璧な“マ・ドンソク映画” 「悪党一掃」の宣伝文句に偽りなし

    暴力わらしべ長者映画の傑作が三度降臨! 断言するが『犯罪都市 NO WAY OUT』(2023年)はマ・ドンソク映画が好きな人にとって完璧な映画である! お話は少し複雑だけど、観ているあいだは単純明快。クサレ外道の汚職刑事チュ・ソンチョル(イ・ジュニョク)は、日のヤクザの韓国支部と組んで、麻薬を横流しする悪行に手を染めていた。大口の取引も決まって人生大成功かと思いきや、日側が、韓国支部の連中が麻薬を勝手に売っていることに気が付いた。ブチギレたヤクザの会長(國村隼)は、韓国支部と汚職刑事を片づけるために凄腕の殺し屋リキ(青木崇高)率いる武闘派軍団を派遣する。かくしてドグサレ汚職刑事×どん詰まり韓国ヤクザ×ブチギレ日ヤクザの血で血を洗う三つ巴の抗争が始まった。全員がド短気で、しかも息を吸うように人を殺すので、その抗争はさながらトリックが一切ない『名探偵コナン』。行く先々で死体の山が出来上

    『犯罪都市 NO WAY OUT』は完璧な“マ・ドンソク映画” 「悪党一掃」の宣伝文句に偽りなし
    musashinotan
    musashinotan 2024/02/29
    その昔、銭形平次とか座頭市とか網走番外地とかの映画を観た先人たちはこんな気持ちで鑑賞してたんでしょうなあ
  • 森達也監督、自身初の劇映画に挑戦 主演は井浦新&田中麗奈、題材は“福田村事件”

    森達也監督初の劇映画『福田村事件(仮)』の制作が発表された。 『A』『FAKE』などの作品で日常に潜むグレーゾーンに光を当ててきた森監督初の劇映画の題材は、1923年9月1日に発生した関東大震災、その発災から5日後、千葉県福田村で起こった実際の虐殺事件。行商団9人が地震後の混乱の中で殺された。彼らはなぜ殺されたのか、村人たちはなぜ彼らを殺したのか。 『火口のふたり』の荒井晴彦が企画し、佐伯俊道、井上淳一、荒井の3名が脚を担当。関東大震災時に各地で起きた「朝鮮人虐殺」、そして朝鮮人に限らず“善良な人々”が虐殺された日の負の歴史をつまびらかにする。 『空気人形』『こちらあみ子』などの井浦新と、森監督が出演を熱望し、荒井が脚を担当した映画『幼な子われらに生まれ』では、第41回山路ふみ子女優賞、第42回報知映画賞ほか数々の助演女優賞を受賞した田中麗奈が主演を務める。 1923年春、澤田智一(

    森達也監督、自身初の劇映画に挑戦 主演は井浦新&田中麗奈、題材は“福田村事件”
    musashinotan
    musashinotan 2022/09/07
    これは観るべし
  • 朝ドラ『芋たこなんきん』の不変の“革新性” 人間愛を描き切った16年前の名作を再評価

    現在放送中の『ちむどんどん』(NHK総合)で106作目を数える「連続テレビ小説」、通称「朝ドラ」。シリーズ放送年数61年、作品数100作越えともなると、もはやこれはひとつの「文化遺産」と捉えてもいいのではないだろうか。 現在、NHKでは朝ドラ旧作の「アンコール放送」を、BSプレミアム/BS4Kにて7時15分〜、そして総合で16時台〜と、2枠設けている。近年ではBS・朝の枠で『おしん』『はね駒』、総合・夕方の枠で『純ちゃんの応援歌』など、昭和の名作を改めて観た朝ドラファンによる“再発見”がなされ、極めて好評だったことが記憶に新しい。 朝ドラ好きが過去の名作の再放送を見直すことは、音楽好きがレコードやCDを「Digる(掘り当てる)」感覚に似ているのかもしれない。現代のHipHop・R&Bファンが、昔のジャズ・ソウルの音源にむしろ「革新性」を見出し、「レアグルーヴ」として再評価するようなもの、と

    朝ドラ『芋たこなんきん』の不変の“革新性” 人間愛を描き切った16年前の名作を再評価
  • 河瀬直美監督『東京2020オリンピック』連作の興行面における二つの問題点

    今週の動員ランキングは、『トップガン マーヴェリック』が2週連続で1位。土日2日間の動員は47万1261人、興収は7億5741万130円。注目すべきは初週と比べて91.8%という下落率の低さ。この2週目以降の下落率の低さは世界的な現象となっていて、現時点で『トップガン マーヴェリック』は世界興行でも国内興行でも天井が見えないゾーンに入ったと言える。6月6日(月)までの11日間で興収30億を突破。このスピードは『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』(9日間突破)に次いで、2022年に公開されたすべての作品で二番目の早さだ。 ウィークデイも劇場によっては大入りが続いている『トップガン マーヴェリック』とまったく逆の意味で、今週興行関連で話題を集めたのは、6月3日に公開された河瀬直美総監督による東京2020オリンピックの公式映画『東京2020オリンピック SIDE:A』の不入りに関する報道だ。オープ

    河瀬直美監督『東京2020オリンピック』連作の興行面における二つの問題点
    musashinotan
    musashinotan 2022/06/11
    『SIDE:B』について<興行的にも6月24日といえば、夏休みシーズンを射程に、本来は強力な作品が公開され始める時期であるが、東宝配給作品では前後の公開作品にそのような作品も見当たらない。>うへえw
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