この家は築23年。 前の家主さんが定年後に建て替えた家らしい。 以前は、ご夫婦お二人で住まわれていたが、奥様を10年ほど前に亡くし、それからはおひとりで暮らされていたのだろうか。 しかし、その割には築23年ともなれば、大抵は水回りもリフォームの対象になるがこちらはトイレのみ交換した。 キッチンもお風呂もきれいだったから。 洗面台はこちらの趣向で業者に頼んだものの。 所々のクロスの黄ばみやめくれはあったりしたけれど、ハウスクリーニングはいらないほど綺麗だった。 ご主人(前の家主さん)は 80代前半で大腸がんだったらしく。 トイレになぜだか蛇口がふたつの洗面台。 人工肛門になりここでストーマ装具を洗っていたらしい。 ご次男さんの奥さんがそう言っていた。 この家主さんからするとお嫁さんにあたる。 去年の12月。 中古物件の購入時に銀行で決済を執り行い、鍵の引き渡しをした時に立ち会ってくれたのだが