日韓戦後に飛び出した岡田監督の“進退伺”発言は「真剣に言ったものではなかった」らしい。確かに会見場で発言を聞いたとき、緊迫感は感じられなかった。だが、言っていい冗談と悪い冗談があるだろう。 犬飼会長との間で何を話しても構わないが、公の場で話せばその言葉が一人歩きすることぐらい、岡田監督ほどのキャリアがあればわかっていたはずだ。選手は一時的にしろ明らかに動揺していた。W杯を目前にした大事な時期に、これほどの不謹慎発言はない。 韓国に1年で2度負けたことの責任を感じていたのかどうかも怪しくなる。ひどい試合を繰り返しても日本のW杯での健闘を信じるファンを愚弄(ぐろう)している。 岡田監督は「こんなはずではなかった」と発言を後悔しているようだ。ただ最近、チーム作りにおいても見込み違いを認める発言が増えているのが気にかかる。W杯後に、かの「ベスト4発言」も「真剣に言ったものではなかった」と言い出しは