普天間問題で、「社民党はよく筋を通した」みたいな言い方をする人がいるのだが、まったく冗談じゃないと思う。本当に社民党はどうしようもない政党だと痛感させられた。 社民党が米軍基地を県外あるいはグアムに移転するために、これまで何らかの根回しや外交努力を水面下でしてきたのだろうか。ほとんど何もやっていないだろう。沖縄県民の反基地世論をそのまま代弁するだけで、それを現実化していくための政治的な努力を粘り強くやってきたのだろうか。もしやっていたのであれば、当然鳩山首相が今のように窮地に陥るはずもなく「さすがは社民党」と目を細めたはずだが、実際は「結局実現不可能なことばかり言って、この俺までだましやがった馬鹿左翼政党が」と、あきれかえっているのではないだろうか。 社民党がこの問題に強硬に「筋を通している」のは、沖縄県民の反基地世論と、左翼系の学校教師や大学教授、一部の市民団体など、いわゆる「教条左翼」
鳩山総理の周辺は、普天間基地問題でアメリカの言うままの閣議決定をして「福島大臣罷免」で求心力を回復させることを狙っていた。ところが、社民党の連立政権離脱で求心力は回復どころか、分解するダッチロール状態となった。明日は、鳩山総理の最後の一日となる可能性も出てきた。民主党の参議院候補からは耐えがたいと辞任を求める声が公然とあがっている。 細川連立政権は国民の期待が高かったが、短命に終わった。鳩山政権も政権交代後の8カ月を経て、正念場に立たされている。自民党が、1年おきに総理の顔を代えてきたことが強い批判を呼んだ。だから鳩山総理も、長期的なビジョンをもって安定的な政権運営を心がけたはずだ。しかし、政治の場で重要なのは「言葉」、しかも総理の「言葉」というのは最高度に重い。繰り返すまでもないが、沖縄の普天間基地問題では、総理の発言は二転三転した。そのあげく、参議院選挙直前に「社民斬り」「福島罷免」で
鳩山由紀夫首相は31日夕、民主党内から自発的な辞任を求める声が出ていることについて「いろいろと私自身のことでご迷惑をかけていることは理解している。ただ、国民のために働かせていただきたい。初心に戻る思いでがんばるしかない」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。 ぶら下がり取材の詳細は以下の通り。 小沢幹事長らとの会談 −−先ほど国会内で民主党の小沢一郎幹事長、輿石東参院議員会長と話をしていたが、党の運営や今後の政権のあり方など、どういった話し合いだったのか 「厳しい局面だけれども、国家国民のために3人で力を合わせてがんばろうと。その打ち合わせです」 首相進退 −−首相の続投については確認したか 「それは当然であります」 −−各社の世論調査で内閣支持率が2割を切り、首相が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で辞任すべきという声も半数を超えている。どのように受け止めるか 「厳しさはよく
鳩山内閣は、読売新聞社の緊急全国世論調査(5月29〜30日実施)で支持率が19%に下落し、平成以降で5番目の「20%割れ内閣」となった。 過去の4人の首相は、その後2〜7か月ほどで退陣しており、データで見ると、鳩山首相も厳しい状況に追い込まれている。 過去に支持率が20%を割り込んだのは、竹下(最低8%)、宮沢(同10%)、森(同9%)、麻生(同17%)の各内閣だ。竹下、宮沢両内閣は約2か月後に退陣した。森、麻生両内閣はその後、支持率をやや持ち直したが、低迷から抜け出せなかった。宮沢内閣は1993年、麻生内閣は2009年の衆院選に敗れて政権を失い、自民党は野党に転落した。 鳩山内閣で特徴的なのは、昨年9月の発足直後の緊急調査で75%あった支持率が、8か月余りで56ポイントも急落したことだ。とくに、当初60%あった無党派層の支持率は今回9%と、1けたにまで落ち込み、民主支持層での支持率も97
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