自民党が7日昼、東京都武蔵野市のJR吉祥寺駅前で開いた街頭演説に、安倍政権が今夏の成立を目指す安全保障関連法案に反対する市民らが多数詰めかけ、抗議のプラカードを掲げられた。 この日の街頭演説は、北朝鮮による拉致問題解決を訴える毎年恒例の行事。しかし、国民の反対も根強い法案審議が進むさなかだけに、開始前から「違憲の安保法制NO」「戦争させない」などのプラカードが並んだ。谷垣禎一幹事長も参加して、拉致問題解決を訴えるためマイクを握ったが、「戦争反対!」「帰れ!」などの怒号に、演説がかき消される場面もみられた。 谷垣氏は途中から、安保関連法案の説明に追われた。「我々はこれまで抑止の力をつくってきたが、今、日本をめぐる国際環境は大きく変わってきた」と法案への理解を求めた上で、「法案をつくるなという人もいるが、日本国民を守る上において、想定外は許されない。これからも丁寧な説明をしていくので、どうか議