太平洋戦争戦跡地 戦没者の60%強140万人は餓死であった 2013年9月 Minade Mamoru Nowar 出典:藤原彰著 『餓死(うえじに)した英霊たち』 青木書店 2001年5月発行 第3頁・第4頁 はじめに-戦没者の過半数は餓死だった 第2次世界大戦(日本にとってはアジア太平洋戦争)において、 日本人の戦没者数は310万人、その中で、軍人軍属の戦没数は230万人とされている。 敗戦直後の1945年9月、東久邇内閣が発表した陸海軍人の戦没者数は50万7,000人に すぎなかったが、調査がすすむとともにその数が増えつづけ、 1977年に厚生省が明らかにした数字では、「軍人・軍属・准軍属」の戦没者230万人、 外地での戦没、一般邦人30万人、内地での戦災死者50万人、計310万人となっている。 なお調査や遺骨収集はつづいており、正確な数は依然として明らかにされていないが、 現在では