今年13回忌を迎える妻、佳子さんが遺した銀のおちょこを手にする自民党の谷垣禎一元総裁=東京都内の自宅(酒巻俊介撮影) 岸田文雄内閣の支持率がなかなか上がらない要因はどこにあるのか。首相は「次元の異なる」少子化対策や、性的少数者(LGBT)などの理解増進法も進めたが、自民党の谷垣禎一元総裁(78)は「政治だけで解決できない問題がある」と指摘する。 「少子化対策って、政府の政策だけでこなせるものなんですかね」 酒巻俊介カメラマンがつぶやくように尋ねた。 「私が生まれたのは昭和20年、第1次ベビーブームの直前だ。私の直後から出生数がばっと増えたのは、終戦で安定感が生まれたことが一因だ。そこから高度経済成長に向け、日本はどんどん豊かになった。私と弟は歳が6つ違うが、2人が育った時代は豊かさが違う。私のときは、学校に裸足の子がたくさんいたんですよ。満州や朝鮮から引き揚げてきた家庭は特に貧しかった。私
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