翻訳が進むパピルス文書 その存在は知られていても、内容の解読が待たれる古文書は数多く存在する。例えば、デンマークのコペンハーゲン大学には80年におよんでコレクションされている古代エジプトのパピルス文書があるが、その大部分はまだ翻訳されていない。それらに何が記されているのか、日々少しずつ明らかとなってきている。 現在、研究チームが翻訳に取り組んでいるパピルスは、およそ3500年前のもので、当時の医学、植物学、天文学、占星術や科学に関することが記されているという。当時の科学は占星術と深く結びついていて、同大学のカールスバーグ・パピルス・コレクションの長で、エジプト学者のキム・ティーホルト博士は、「現在では、占星術は疑似科学とみなされていますが、当時はまさに科学の中心的存在で、未来を予測する重要なツールでした」と述べている。例えば、国王が戦争に出る日を決める際には、天体が特別な配置になるような縁
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