Published 2021/09/15 07:00 (JST) Updated 2021/09/15 18:54 (JST) 6月25日、閣議に臨む菅首相(手前)と国家公安委員長だった小此木八郎氏。この日、小此木氏は横浜市長選に立候補するため閣僚の辞表を提出した=首相官邸 ここ半月の政界の動きはかまびすしい。8月22日、菅義偉首相の地元・横浜市の市長選で、閣僚を辞めてまで出馬した首相側近の小此木八郎氏が、立憲民主党が推薦した事実上の野党統一候補、山中竹春氏に惨敗。自民党内で「菅首相では秋の衆院選を戦えない」との声が吹き荒れた。菅首相は党役員人事や衆院解散の先行などの奇策をもくろんだが奏功せず、9月3日に自民党総裁選への不出馬、つまり事実上の退陣表明に追い込まれた。現在は17日の総裁選告示に向け、党を挙げて「誰が勝ち馬か」の品定めに余念がない、というところだろう。 そんなわけで永田町は自民