新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ついに緊急事態宣言の対象になった東京都。その対策情報をまとめたWebサイトが注目を集めている。「行政らしくない」出来栄えのサイト誕生の背景にあるのは、的確なデータ整備やアジャイルな開発体制。同サイトこそ東京都がデジタル技術の活用で進める「東京DX」のシンボルだ。 2020年3月3日深夜に開設された東京都の「新型コロナウイルス感染症対策サイト」が国内外から注目されている。検査陽性者の状況や検査実施状況、陽性患者の属性、陽性患者数、都営地下鉄の利用者数の推移…。様々な情報を図や表をふんだんに使って分かりやすく表示する。 各種のオープンデータをダウンロードすることも可能だ。情報を匿名化したうえで、二次利用しやすく加工して無料公開している。日本語に加えて英語やハングル、中国語の簡体字や繁体字などでも閲覧できる。 開設してから4月7日まででのページビュー(PV)数