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ゲノム編集の検索結果1 - 40 件 / 391件

  • 中国で「ゲノム編集女児」誕生か 大学側は「倫理違反」  :日本経済新聞

    【広州=川上尚志】中国の南方科技大学(広東省深圳市)の研究者が、遺伝子を効率よく改変できる「ゲノム編集」技術をヒトの受精卵に使い、双子の女児が11月に誕生したと主張しているとAP通信などが26日報じた。事実なら、ゲノム編集で遺伝子を操作した子供が生まれたのは世界で初めて。【関連記事】「ゲノム編集女児」中国の研究者が発表大学側はホームページで「学内では報告されていない。学術倫理や規範に反する」と

      中国で「ゲノム編集女児」誕生か 大学側は「倫理違反」  :日本経済新聞
    • 1個3億円「金の卵」産む鶏 ゲノム編集で量産可能に:朝日新聞デジタル

      がんや肝炎の治療薬に使われる有用なたんぱく質を含んだ卵を産むニワトリをゲノム編集技術によって作り出すことに、産業技術総合研究所などの研究グループが成功した。大腸菌などを使う手法はすでにあるが、今回の方法を使えばより安価に大量生産できるという。 産総研バイオメディカル研究部門の大石勲・研究グループ長らは、ニワトリのオスの胚(はい)から精子のもとになる細胞を分離培養した。これにゲノム編集技術を使い、がんや肝炎の治療薬に使われる「ヒトインターフェロンβ」を作る遺伝子を挿入し、別のオスの胚に戻して孵化(ふか)させた。 生まれたオスを野生型のメスと交配したところ、卵白に「ヒトインターフェロンβ」を含む卵を産むメスが生まれた。卵1個の含有量は30~60ミリグラムで、市販価格から計算すると、1個6千万円から3億円近い「金の卵」になるという。 大腸菌や培養細胞を使ったこ…

        1個3億円「金の卵」産む鶏 ゲノム編集で量産可能に:朝日新聞デジタル
      • 「ゲノム編集の双子」中国当局が事実と認める 世界で初:朝日新聞デジタル

        中国広東省の南方科技大の賀建奎副教授が「ゲノム編集により遺伝子を改変した受精卵で双子を誕生させた」と発表した問題で、同省の調査チームは賀氏の主張は事実だと認定した。動機については自分の名声や利益を追い求めるため、としている。国営新華社通信が21日に伝えた。ゲノム編集された子どもが生まれたのは世界で初めて。 賀氏は昨年11月、香港大で開かれた国際会議で、ゲノム編集を経た双子の誕生を発表した。しかし、根拠となる具体的な情報を明らかにしなかったため、「真偽不明」として国内外で疑問視されていた。当局が事実だと認めたことで、今後、倫理面や安全性に問題があるとする批判が、さらに高まりそうだ。(広州=益満雄一郎)

          「ゲノム編集の双子」中国当局が事実と認める 世界で初:朝日新聞デジタル
        • 『これはゲノム編集されたトマト!』→農業有識者から「そっちが昔からの品種」と指摘され知識が広まる

          白帽子応援(*・ᴗ・*)و @Pinkhat777 @tanakatesura @tetsuginsuzuki 見たことないんですか? やばいですよ。そこらじゅうのスーパーで、まともなトマト探す方が難しくなっています。私は鳥肌立ちましたよ。 健全なトマトとゲノム編集、見たら一目瞭然。 まともなトマトとゲノトマト pic.twitter.com/TJWgCa9fRc 2023-02-10 10:03:58

            『これはゲノム編集されたトマト!』→農業有識者から「そっちが昔からの品種」と指摘され知識が広まる
          • 「ゲノム編集」で1.5倍の大きさの魚に NHKニュース

            これまでの遺伝子組み換え技術よりもはるかに正確に遺伝子を操作できる「ゲノム編集」と呼ばれる技術を使い、高級魚として知られる「マダイ」を通常の1.5倍程度の重さにまで大きくすることに京都大学などの研究グループが成功しました。今後、魚の品種改良が本格的に始まる可能性があると注目されています。 「ゲノム編集」は、これまでの遺伝子組み換え技術よりもはるかに正確に遺伝子を操作できる技術で、ここ数年、急速に研究が進んでいます。 研究グループは、この技術を使い、高級魚として知られるマダイで筋肉の量を調節している「ミオスタチン」という遺伝子を操作しました。 その結果、ふ化して1年の時点で、大きいもので通常の1.2倍から1.5倍の重さにまで育つマダイを作り出すことに成功したということです。 食品としての安全性は、今後、検討されるということですが、この技術を使って魚の品種改良が本格的に始まる可能性があると注目

            • 2倍速で育つトラフグ ゲノム編集で | NHKニュース

              「てっちり」や「てっさ」などのふぐ料理に使われる高級魚、「トラフグ」は、最近では外国人観光客からも人気ですが、「ゲノム編集」と呼ばれる生命の遺伝情報を自在に書き換えられる技術を使って、通常の2倍のスピードで成長する「トラフグ」を作り出すことに京都大学などのグループが成功しました。養殖だと2年かかるところを1年ほどで出荷できる状態になるということで、グループでは、「高級魚のトラフグを、短期間に育てられるようになれば、価格も下がり、もっと多くの人に手軽に食べてもらえるようになる」と話しています。 まず、筋肉の成長を抑えている「ミオスタチン」という遺伝子を操作し、働かなくしたところ、ふぐの身の部分が、通常の1.4倍ほどある肉付きのよいトラフグを作り出すことができたということです。 続いて、ふぐの食欲を抑えている遺伝子を操作し、働かなくしたところ、エサを食べる量が増え、骨の成長や体重が増えるスピー

                2倍速で育つトラフグ ゲノム編集で | NHKニュース
              • マッスル増大マダイ、食べますか ゲノム編集の議論途上:朝日新聞デジタル

                ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                  マッスル増大マダイ、食べますか ゲノム編集の議論途上:朝日新聞デジタル
                • ゲノム編集でDNA消失、新技術の信頼ゆらぐ 英チーム:朝日新聞デジタル

                  遺伝子を自在に操作できるゲノム編集技術の一つ「クリスパー・キャス9」を使うと、DNAの一部が意図せずに消えてしまう恐れがあることを英国の研究チームが発見した。医療への応用が期待される新技術の信頼性がゆらぐ結果で、チームは、編集された遺伝子を徹底して調べるべきだと警鐘を鳴らしている。 科学誌「ネイチャー・バイオテクノロジー」に17日、発表した。チームは今回、マウスのES細胞(胚(はい)性幹細胞)やヒトの網膜細胞を使ってキャス9でゲノム編集を実施。すると、編集を狙ったDNAの塩基配列の周辺で、狙いとは別に数千塩基分の配列が消えたり、ほかの塩基配列が組み込まれたりしていた。 キャス9が医療現場で利用され、多くの細胞にゲノム編集をすれば、こうした変化が数多く起き、重大な病気になりかねないと指摘している。例えば、誤ってがんの発症を抑える遺伝子の機能が失われれば、がんになりやすくなる恐れが強まるとみら

                    ゲノム編集でDNA消失、新技術の信頼ゆらぐ 英チーム:朝日新聞デジタル
                  • 神への挑戦:ゲノム編集ベビー「やがて世界は受け入れる」初作製の中国研究者 | 毎日新聞

                    遺伝子を書き換えるゲノム編集を施した子どもを世界で初めて誕生させたと2018年に発表し、中国で収監された中国人研究者の賀建奎(がけんけい)・南方科技大元副教授が、毎日新聞のオンライン取材に応じた。賀氏は、遺伝性の難病治療のため、国際的なルールを守った上でヒト胚(受精卵)へのゲノム編集の研究を再開したことを明かし、「やがて社会が受け入れる」と主張した。 同時公開の記事があります。 ◇収監された中国研究者、「早すぎたが、100%成功」ゲノム編集ベビー ◇ヒトがヒトを作り替える可能性 ゲノム編集ベビーは許されるか ※『神への挑戦 第2部』まもなく連載スタート。生命科学をテーマに、最先端研究に潜む倫理や社会の問題に迫ります。 第1回 「若返り」老いにあらがう 賀氏が日本メディアの単独取材を受けるのは初めて。「生命の設計図」とされる遺伝子をヒトで人為的に書き換えて生命倫理のタブーを破った研究に、賀氏

                      神への挑戦:ゲノム編集ベビー「やがて世界は受け入れる」初作製の中国研究者 | 毎日新聞
                    • ヒトの受精卵でゲノム編集 中国のグループ発表 | NHKニュース

                      これまでの遺伝子組み換え技術よりもはるかに正確に生物の遺伝子を操作できる「ゲノム編集」と呼ばれる技術を使って、ヒトの受精卵の遺伝子を改変したとする論文を中国の研究グループが発表しました。去年4月に中国の別のグループが発表したのに続き、世界で2例目になるとみられます。 論文によりますと、研究グループは異常があって成長できないヒトの受精卵でゲノム編集の技術を使い、エイズウイルスの感染に関係する遺伝子を改変したということです。 ゲノム編集を巡っては、去年4月、中国の別のグループが世界で初めてヒトの受精卵で行ったと発表し、倫理的に問題があると議論を呼びました。 ゲノム編集の問題に詳しい北海道大学の石井哲也教授は「今回の実験は受精卵の段階での感染予防が目的のようだが、本当に必要なものか疑問だ。受精卵のゲノム編集は私たちの生命の設計図を書き換えるもので、基礎的なものでも研究を行う意味があるのか、透明性

                        ヒトの受精卵でゲノム編集 中国のグループ発表 | NHKニュース
                      • ゲノム編集でヒト受精卵の遺伝子改変 世界初か NHKニュース

                        これまでの「遺伝子組み換え」技術よりもはるかに正確に遺伝子を操作することができる「ゲノム編集」と呼ばれる技術を使って、ヒトの受精卵で遺伝子を改変したとする報告を、中国の研究チームが発表しました。専門家は、世界初のケースではないかとしています。 「ゲノム編集」の技術は、これまでの遺伝子組み換え技術よりもはるかに正確に遺伝子を操作することができるもので、筋肉の量が従来の2倍ある牛などが作られています。 現在のところ、動物の受精卵などを使って基礎研究が進められていて、ヒトの受精卵に応用するには倫理的な問題が指摘されています。 国立成育医療研究センター研究所の阿久津英憲部長は、世界初のケースではないかとしたうえで、「ヒトの受精卵で遺伝子を改変すれば、理論的には、人為的な変化を次の世代にも引き継ぐことになる。この技術をヒトでどのように応用していくのか、まずは議論が必要だ」と話しています。

                        • ノーベル化学賞に欧米の研究者2人「ゲノム編集」新手法開発 | ノーベル賞 | NHKニュース

                          ことしのノーベル化学賞に、生物の遺伝情報を自在に書き換えることができる「ゲノム編集」の新たな手法を開発したドイツの研究機関とアメリカの大学の研究者2人が選ばれました。 受賞が決まったのは、フランス出身でドイツのマックス・プランク感染生物学研究所のエマニュエル・シャルパンティエ所長と、アメリカ出身でカリフォルニア大学バークレー校のジェニファー・ダウドナ教授の2人です。 2人は「細菌」の免疫の仕組みを利用して、ゲノムと呼ばれる生物の遺伝情報の狙った部分を極めて正確に切断したり、切断したところに別の遺伝情報を組み入れたりすることができる、「CRISPR-Cas9」(クリスパー・キャスナイン)と呼ばれる「ゲノム編集」の画期的な手法を開発したことが評価されました。 「CRISPR-Cas9」は、それまであった「ゲノム編集」の方法に比べて簡単で効率がよく、より自在に遺伝情報を書き換えることができること

                            ノーベル化学賞に欧米の研究者2人「ゲノム編集」新手法開発 | ノーベル賞 | NHKニュース
                          • ゲノム編集で羽音静かな「静蚊」作成 千葉電波大

                            ゲノム編集技術を蚊の遺伝子に使って、不快な羽音を聞こえなくした「静蚊(しずか/サイレントモスキート)」の作成に、千葉電波大学農学部の研究チームが成功した。研究論文は英科学誌「フェノメノン」夏休み直前号に掲載された。 蚊は、1秒間に羽ばたく回数を示す羽音周波数が約500ヘルツと、人間に不快感をもたらす高さの音を発していることが知られている。 千葉電波大学の吾妻平太教授らのチームは、遺伝情報を操作するゲノム編集技術で、ヒトスジシマカの前羽を動かす筋肉を強化し、人間の可聴域を超える4万ヘルツの羽音周波数を持つ改良種「静蚊」を作成した。 静蚊の実証実験として、被験者の男性に静蚊3万匹を放った6畳の部屋で一晩過ごしてもらったところ、男性は朝まで一度も目覚めることなく熟睡することができた。就寝中に全身数百カ所をくまなくめった刺しにされたものの、静蚊ならどれほど飛び回っていても安心して眠れることが証明で

                              ゲノム編集で羽音静かな「静蚊」作成 千葉電波大
                            • 正常なヒト受精卵で世界初のゲノム編集 | NHKニュース

                              生命の設計図にあたる遺伝情報を自在に書き換えられる「ゲノム編集」と呼ばれる技術を使って、ヒトの受精卵の遺伝子を操作し、血液の遺伝病を引き起こす遺伝子の変異を修復することに成功したと中国の研究グループが発表しました。実際にヒトとして誕生しうる正常な受精卵に対してゲノム編集が行われたのは世界初と見られます。 そしてこの受精卵にゲノム編集を行い、血液の遺伝病を引き起こす遺伝子の異常を修復することに成功したということです。 ヒトの受精卵へのゲノム編集をめぐっては、中国の別のグループがこれまでに2例発表していますが、いずれも一つの卵子に複数の精子が受精するなどした異常のある受精卵が使われていて、実際にヒトとして誕生しうる受精卵に対して、ゲノム編集が行われたのは世界初と見られます。 ゲノム編集の問題に詳しい北海道大学の石井哲也教授は、「今回の研究では、これまでの2例より正確に、遺伝子の異常を修復できた

                              • クマムシでも分かる。ノーベル賞候補・ゲノム編集技術「CRISPR/Cas9システム」 - クマムシ博士のむしブロ

                                ゲノム編集技術、CRISPR/Cas9。今年のノーベル賞(化学賞あるいは医学生理学賞)受賞候補として大きく注目されているが、仮に今年の受賞が無くても、近い将来確実に受賞することだろう。今回は、この革命的テクノロジーの概要をできるだけ分かりやすく解説する。 ゲノム編集技術 バイオテクノロジーの中で今もっとも注目されているのがゲノム編集技術だ。ゲノムとは、ある生物におけるすべての遺伝子の情報をひっくるめたものをさす。今、このゲノムを意のままに改変することができるようになりつつある。この技術はさまざまな生物学現象のメカニズムを解明する上での重要なツールになるほか、有用な家畜や農作物の作出や、遺伝性疾患の治療などへの応用も期待されている。 従来、遺伝子組換え生物をつくる場合は、外来遺伝子をゲノムの中の特定の位置に入れることが難しかった。これらの遺伝子は運び屋のウィルスなどにもたせて細胞内に注入され

                                  クマムシでも分かる。ノーベル賞候補・ゲノム編集技術「CRISPR/Cas9システム」 - クマムシ博士のむしブロ
                                • 世界初!ゲノム編集の「マダイ」が食卓へ

                                  世界初のゲノム編集技術による肉厚の魚が日本の技術によって食卓に届けられようとしている。ノーベル化学賞でも注目の高い最新技術の現状と課題について、『ゲノム編集食品が変える食の未来』を上梓している松永和紀氏に解説いただきました。 ゲノム編集技術で肉厚にしたマダイが9月17日、国に届出されました。ゲノム編集動物としては世界で初めて、消費者の食卓に上ります。まずは、クラウドファンディングサイトでプロジェクトを支援すると試食として提供されます。10月から発送が始まるとのことです。 このマダイは、日本でのゲノム編集食品第2号。第1号のトマトは昨年12月、届出を済ませ、オンライン販売が9月15日、始まりました。 今後もゲノム編集食品の開発は進むでしょう。安全性、国内の開発状況、さらに世界の動きも解説します。 14塩基欠失で、可食部を増量 ゲノム編集マダイはこれまで、マッスルタイとか肉厚マダイなどと呼ばれ

                                    世界初!ゲノム編集の「マダイ」が食卓へ
                                  • MITが注目する革新技術10選--免疫工学、ゲノム編集、再利用可能ロケット、空中発電など

                                    マサチューセッツ工科大学(MIT)の出版している技術雑誌MIT Technology Reviewは、注目すべき10種類の革新的技術をまとめたリスト「10 Breakthrough Technologies 2016」を公開した。免疫工学、ゲノム編集、再利用可能ロケット、空中発電といった技術を紹介している。 同リストは、困難な問題を解決したり、新たな道を切り開いたりする可能性のある革新的な技術を毎年10個選んで紹介するもの。MIT Technology Reviewは、各技術が数年でブレイクスルーをもたらすと予測している。 2016年版リストで取り上げた技術は以下のとおり。 免疫工学:がん細胞を攻撃するようプログラミングされたキラーT細胞など、遺伝子操作された免疫細胞はがん患者の命を救いつつある。この技術による取り組みは始まったばかりで、実用化は1年から2年先だ。 植物に対する緻密なゲノム

                                      MITが注目する革新技術10選--免疫工学、ゲノム編集、再利用可能ロケット、空中発電など
                                    • ゲノム編集の新技術 DNA切らずに遺伝子書き換え | NHKニュース

                                      生物の遺伝子を自在に書き換えることができるとして注目されている「ゲノム編集」の研究で、従来より安全に高い精度で遺伝子を操作できる新しい技術を神戸大学などの研究グループが開発し、薬の開発や遺伝子治療にも応用できるとして、注目されています。 「ゲノム編集」は、生物の遺伝子をねらいどおりに操作するいわば生命の設計図を自在に書き換えることができる技術として世界中で多くの研究が進められています。 グループによりますとこれまでのゲノム編集の技術では遺伝子を操作する際にDNAを切断する必要があるため予想外の反応が出ることが多く、時には細胞が死んでしまうこともあったということです。 グループでは「デアミナーゼ」と呼ばれる酵素を使って、DNAの特定の部分に直接、反応させることでDNAを切断することなしに遺伝子を書き換えることに成功したということです。 DNAを切断しないため安全性が高いうえに非常に高い精度で

                                      • ゲノム編集技術「CRISPR/Cas9」を用いて中国ではすでに86人の遺伝子改変が行われたことが判明

                                        by Nic Low 人間の遺伝子を改変する技術に対しては倫理面での問題が指摘されており、アメリカでは2017年にゲノム編集によるヒト受精卵の遺伝子改変がようやく実施されたのに対して、中国ではすでに3例の前例が報告されていました。しかし、実際には中国はもっと先を行っていて、2015年以降、86名に対してゲノム編集が施されていたことが明らかになりました。 China, Unhampered by Rules, Races Ahead in Gene-Editing Trials - WSJ https://www.wsj.com/articles/china-unhampered-by-rules-races-ahead-in-gene-editing-trials-1516562360 China sprints ahead of the US in DNA dabbling with o

                                          ゲノム編集技術「CRISPR/Cas9」を用いて中国ではすでに86人の遺伝子改変が行われたことが判明
                                        • ヒト受精卵ゲノム編集 中国の研究者「誇りに思う」主張 | NHKニュース

                                          ゲノム編集と呼ばれる技術で遺伝情報を書き換えた赤ちゃんが産まれたと主張している中国の研究者が、香港で開かれている国際会議に出席し、「今回のことを誇りに思っている。技術を必要とする人がいるなら助けるべきだ」と述べて、みずからの行為は正当だとする考えを示しました。 この中で、賀准教授は「両親のうち父親だけがエイズウイルスに感染している男女に、十分説明したうえで実施した。現時点で異常は見られない。今回のことを誇りに思っている」と述べました。 そのうえで、「必要としている人がいるなら技術を使って助けるべきだ。論文はすでに科学雑誌に投稿し、今後は情報を共有していく。この技術をどうしていくかは社会が決めるだろう」と述べて、みずからの行為は正当だとする考えを示しました。 一方、会場に集まった研究者からは、倫理上、問題があるといった意見や、透明性が確保されておらず、手続きが妥当だったかわからないといった指

                                            ヒト受精卵ゲノム編集 中国の研究者「誇りに思う」主張 | NHKニュース
                                          • 世界で初めてゲノム編集が白血病の少女の命を救う

                                            従来の遺伝子組み替え技術よりも格段に高い精度で遺伝子の取捨選択が可能になるという、「人が神の領域に踏み込んでしまった」とも言われる最新の技術が「ゲノム編集」です。動植物への応用が急速に広まっているゲノム編集ですが、人間への応用についてはまだまだルールが決まり切っていない状況で、慎重な議論が繰り返されている段階。しかし、このゲノム編集を用いた治療が白血病の少女の命を救った事例がイギリスから報告されています。 Gene editing saves girl dying from leukaemia in world first | New Scientist https://www.newscientist.com/article/dn28454-gene-editing-saves-life-of-girl-dying-from-leukaemia-in-world-first/ イギリスの

                                              世界で初めてゲノム編集が白血病の少女の命を救う
                                            • ゲノム編集で免疫不全のサル作製 | NHKニュース

                                              これまでの遺伝子組み換え技術よりもはるかに正確に生物の遺伝子を組み換えることができるゲノム編集と呼ばれる技術を使ってサルの遺伝子を操作し、免疫の機能を低下させることに川崎市の研究所などのグループが成功しました。ゲノム編集の技術で霊長類の遺伝子を組み換え、実際に体の機能を変化させたのは世界で初めてだということです。 グループは、小型のサルのマーモセットでゲノム編集の技術を使い、受精卵の中にある免疫に関わる遺伝子を操作しました。その結果、免疫に関わる細胞の数が、通常の5分の1程度しかできない免疫不全のサルが誕生したということです。ゲノム編集の技術を霊長類に応用し、実際に体の機能を変化させたのは世界で初めてだということです。 実験動物中央研究所の佐々木えりか部長は「ゲノム編集で、今までできなかった病気の動物を作ることができれば研究が大きく進展する。例えば、ヒトのiPS細胞から作った組織をこのマー

                                                ゲノム編集で免疫不全のサル作製 | NHKニュース
                                              • マンガで学ぶゲノム編集 | Thermo Fisher Scientific - JP

                                                生命科学研究の潮流を変えるテクノロジー、ゲノム編集。ゲノム上の任意の位置に遺伝子改変を誘導します。生物種を選ばず、これまで不可能だった細胞や生体における遺伝子機能解析を強力に進める技術として期待されています。 弊社のツールやサービス、充実したテクニカルコンテンツによるサポートが、ゲノム編集をぐっと身近にし、はじめての実験もわかりやすく道案内します。 ゲノム編集マンガをダウンロード 無料コンサルテーション 弊社テクニカルスペシャリストがゲノム編集の実験計画をお手伝いします。実験の流れ、どんなゲノム編集ツールがぴったりか、重要なポイントやコツをあわせてご説明します。 ご依頼はこちらから »

                                                • 昆虫ゲノム編集に新手法 研究チーム京大教授「簡単過ぎて問題かも」:朝日新聞デジタル

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                                                    昆虫ゲノム編集に新手法 研究チーム京大教授「簡単過ぎて問題かも」:朝日新聞デジタル
                                                  • ゲノム編集「22世紀ふぐ」返礼品に波紋…「不安」「地元振興に期待」 京都府宮津市

                                                    従来品種㊦の1.9倍速く成長し、必要なエサの量が4割減で出荷が可能な「22世紀ふぐ」㊤(リージョナルフィッシュ提供) 京都大発ベンチャー「リージョナルフィッシュ」(京都市左京区)がネット通販などを通じて販売しているゲノム編集されたトラフグ「22世紀ふぐ」。京都府宮津市はこのトラフグをふるさと納税の返礼品に採用しているが、ゲノム編集技術に反対する市民が「安全性に問題がある」と返礼品から削除するよう求める請願書を市議会に提出している。議会で採択されれば日本のゲノム編集研究に影響を与える可能性もあり、開会中の市議会に注目が集まっている。 1・9倍の速さで成長「22世紀ふぐ」は、ゲノム編集技術により一般的な品種の1・9倍の速さで成長するよう品種改良されたトラフグ。市は令和3年12月にこのトラフグを返礼品に採用、今年3月末までに約150件、約450万円の寄付が集まっている。ツイッターには、寄付をした

                                                      ゲノム編集「22世紀ふぐ」返礼品に波紋…「不安」「地元振興に期待」 京都府宮津市
                                                    • "ゲノム編集食品は食べると危ない"の大ウソ 科学的根拠抜きの"感情論"はキケン

                                                      10月から始まったゲノム編集食品の届け出制度。消費者団体からは、遺伝子を操作することを不安視する声も上がっている。科学ジャーナリストの松永和紀氏は、「ゲノム編集食品が健康に悪影響を与えることを示す根拠は今のところない。やみくもに不安視するのではなく科学的根拠に基づく判断が必要だ」という——。 ゲノム編集食品をめぐる報道には「責任逃れ」が多い 新聞やテレビでゲノム編集食品がとりあげられることが増えてきました。たいていこんな具合です。 1.ゲノム編集食品が近く、食卓に登場する 2.ゲノム編集食品はこれこれしかじか。安全だと国は言う 3.でも、リスクも指摘されている 4.新技術に、消費者は不安を訴えている つまり、両論併記です。たとえば、NHKが9月24日に放送したクローズアップ現代では、科学者が「安全だ」と言い、消費者団体幹部が「ゲノム遺伝子をいじるということは非常に危険なこと」と訴え、司会者

                                                        "ゲノム編集食品は食べると危ない"の大ウソ 科学的根拠抜きの"感情論"はキケン
                                                      • サイエンスZERO - NHK サイエンスZERO シリーズ・ゲノム編集(1)「生命を作り変える魔法の新技術」

                                                        アンコール放送。生き物は天敵から逃げることで命をつないできた。いま、想像を超える衝撃の逃げ技が次々発見されている。食べられてもなお天敵のエラから逃げ出すウナギの稚魚。カエルに飲み込まれても、消化管を泳ぎお尻から脱出する昆虫も。不利と思われていた行動「ヘビににらまれたカエル」にも奥深い生存戦略が。さらに究極の逃げ技「死んだふり」から生命活動の根幹も見えてきた!「捕食回避行動」で生き物の進化に迫る。

                                                          サイエンスZERO - NHK サイエンスZERO シリーズ・ゲノム編集(1)「生命を作り変える魔法の新技術」
                                                        • 遺伝子を自在に設計して生物の特性を変えられる神の領域の技術「ゲノム編集」とは?

                                                          生き物の設計図である遺伝子情報を、自由自在に設計できる「ゲノム編集」という技術が登場しています。ゲノム編集によって、これまでの遺伝子組み換え技術とは段違いの速度で遺伝子操作が可能となり、理想的な食品や医療技術の登場が期待されると同時に、神の領域に到達した技術のもつ危険さについて懸念の声も上がっています。 The age of the red pen | The Economist http://www.economist.com/news/briefing/21661799-it-now-easy-edit-genomes-plants-animals-and-humans-age-red-pen ◆遺伝子、DNA、ゲノムとは? 「ゲノム編集」とはどのような技術かをよく理解するためには、はじめにゲノム、遺伝子、DNAなどの用語の意味を理解することが必要です。 アデニン、グアニン、シトシン、

                                                            遺伝子を自在に設計して生物の特性を変えられる神の領域の技術「ゲノム編集」とは?
                                                          • ゲノム編集で遺伝子操作 外来魚「ブルーギル」駆除に可能性も | NHKニュース

                                                            ゲノム編集という最新の技術を使って、卵を産めないように遺伝子を操作した外来魚の「ブルーギル」を作りだすことに国の水産研究・教育機構の研究グループが成功しました。ブルーギルは外来魚として各地で問題を引き起こしていて、将来的に湖などに放すことで駆除できる可能性があるとしています。 三重県にある国立研究開発法人水産研究・教育機構の岡本裕之グループ長らの研究グループは、ゲノム編集と呼ばれる最新の技術を使って、遺伝子を操作したオスのブルーギルを作り出しました。 このオスの子孫は、メスに卵ができにくくなるよう遺伝子が操作がされていて、世代を重ねるほど卵を産めないメスが増えてブルーギルを減らすことができるとしています。 ゲノム編集を使って新たな品種を作り出す取り組みは近年、急速に進んでいますが、環境省によりますと、外来種の駆除にゲノム編集の技術を使おうという研究は国内では初めてではないかとしています。

                                                              ゲノム編集で遺伝子操作 外来魚「ブルーギル」駆除に可能性も | NHKニュース
                                                            • ゲノム編集 ヒトの遺伝子への応用巡り国際会議 NHKニュース

                                                              これまでの「遺伝子組み換え」技術よりもはるかに正確に遺伝子を操作できる「ゲノム編集」と呼ばれる技術を、ヒトの遺伝子にどこまで応用すべきかについて議論する国際会議がアメリカで始まりました。 「ゲノム編集」は、これまでの「遺伝子組み換え」技術よりもはるかに正確に遺伝子を操作することができるのが大きな特徴で、3年前にカギとなる方法が開発されると、世界中で一気に研究が進みました。そうしたなか、ことし4月、中国の大学の研究チームがヒトの受精卵で遺伝子の改変を行ったと報告したことをきっかけに、ヒトの生殖細胞にゲノム編集の技術を応用することに対して倫理的な問題や懸念が指摘されています。 初日の話し合いでは、「ヒトの遺伝子は複雑でまだ十分に理解ができておらず、次の世代に引き継がれるような編集には慎重であるべきだ」といった懸念が示された一方、「あまりに研究を制限すれば、この技術がもたらす大きな可能性を逃すこ

                                                              • 「ゲノム編集じゃ天才は作れない」専門家がCRISPRの限界を解説

                                                                だからデザイナー・ベビーへの警鐘は過剰反応、と。 12月初旬、遺伝子研究者による国際会議でヒト遺伝子配列の編集を是認する声明が発表されました。「妊娠に至らなければ」という条件付きながら、すわデザイナー・ベビーの誕生かと懸念する声が多くあがっています。 でもそもそも、ものすごく頭が良いとか、スポーツ万能とか、そういう都合の良い人間をデザインするのはそんなに簡単ではないようです。だから今の段階でそれが倫理的に良いのか悪いのかといった議論をするのは、メリットよりデメリットの方が大きいかもしれないんです。 エモリー大学の疫学研究教授、A Cecile JW Janssens氏がその理由を説明しています。以下は同氏がThe Conversationに寄稿した内容が許可により米Gizmodoに再掲された内容の翻訳です。 ヒトのゲノム編集をめぐる倫理を考えるとき、まず我々はどんなことがゲノム編集で変えら

                                                                  「ゲノム編集じゃ天才は作れない」専門家がCRISPRの限界を解説
                                                                • 中国 ゲノム編集の研究者に懲役3年の判決 | NHKニュース

                                                                  去年、中国の研究者が「ゲノム編集」と呼ばれる技術で、遺伝情報を書き換えた受精卵から双子を誕生させた問題で、中国の裁判所は、この研究者に懲役3年の判決を言い渡しました。 中国の当局は調査の結果、子どもの誕生を確認し、賀元准教授は捜査機関の調べを受けていました。 これについて、国営の新華社通信は30日、深センの裁判所が賀元准教授に対し、違法な医療行為を行った罪で、懲役3年の実刑と300万人民元、日本円で4700万円相当の罰金を言い渡したと伝えました。 賀元准教授は、2人の医療関係者とともに、夫がエイズウイルスに感染した夫婦を募集したうえで、ゲノム編集技術を使って2人の女性を妊娠させ、合わせて3人の子どもを誕生させたとされています。 その際、倫理的な手続きに必要な書類も偽造したとしています。賀元准教授らは、いずれも罪を認めているということです。 裁判所は、「3人は名誉と利益のためわざと国の規定に

                                                                    中国 ゲノム編集の研究者に懲役3年の判決 | NHKニュース
                                                                  • ゲノム編集の特許 ヒトの細胞で編集行った研究者に | NHKニュース

                                                                    生物の遺伝情報を自在に書き換えられる「ゲノム編集」の特許について、アメリカの特許商標庁は、基本的な仕組みを開発した研究者ではなく、最初にヒトの細胞でゲノム編集を行った研究者の側に特許があるとする判断を示しました。ゲノム編集の技術は医療などの幅広い分野で応用が期待されるだけに判断が注目されていました。 この方法を動物などの細胞に応用する特許について、基本的な仕組みを最初に開発したカリフォルニア大学などの研究者と、マウスやヒトの細胞で初めて成功したマサチューセッツ州にあるブロード研究所の研究者がそれぞれ、みずからに特許があると主張し、争ってきました。 これについて、アメリカ特許商標庁の特許公判審判部は15日、動物などの細胞への応用について、ブロード研究所の側に特許があるとする判断を示しました。 ゲノム編集の技術は医療などの幅広い分野で応用が期待されているだけに、アメリカを代表する研究機関どうし

                                                                      ゲノム編集の特許 ヒトの細胞で編集行った研究者に | NHKニュース
                                                                    • ゲノム編集でマラリア原虫に耐性を持つ蚊が誕生、マラリア克服の決め手になる可能性

                                                                      By Peter Stevens 地球上で最も人間を殺す生き物はマラリアを媒介する「蚊」だと言われています。現代社会においても人間の大きな脅威であるマラリアを克服するために、遺伝子操作技術「ゲノム編集」を用いて、抗マラリア耐性遺伝子をほぼ100%の確率で遺伝させる技術が発表されました。 UC scientists create malaria-blocking mosquitoes | University of California http://universityofcalifornia.edu/news/uc-scientists-create-malaria-blocking-mosquitoes マラリアに感染する仕組みは、マラリア原虫を蚊が媒介することでマラリア原虫が人間に寄生するというものです。マラリア原虫は蚊の唾液に集まる性質を持ち、蚊が人間を刺す時にマラリア原虫が人の体

                                                                        ゲノム編集でマラリア原虫に耐性を持つ蚊が誕生、マラリア克服の決め手になる可能性
                                                                      • 中国 “ゲノム編集で双子誕生” の動画 倫理的手続き不明 | NHKニュース

                                                                        中国の研究者が「ゲノム編集」と呼ばれる遺伝情報を自在に書き換える技術を使って、エイズウイルスに感染しないようヒトの受精卵を操作し、実際に双子の赤ちゃんが誕生したと主張する動画を26日公開しました。研究者が所属する大学は、事実とすれば倫理上問題があるとして調査に乗り出し、中国政府も地元の担当部門に調査を指示しました。 ヒトの受精卵のゲノム編集は遺伝性の病気の治療につながると期待される一方、影響が予測しきれないことなどから倫理上問題があるという指摘があり、アメリカでは、将来的には透明性を確保したうえで数世代にわたって追跡調査を行うなど厳しい条件のもとでのみ容認しうる、としています。 今回は研究内容をまとめた論文が示されておらず、倫理的な手続きも明らかになっていません。 南方科技大学は「賀准教授の研究は学術における倫理と規範に著しく違反している」とする声明を発表し、事実とすれば問題があるとして調

                                                                          中国 “ゲノム編集で双子誕生” の動画 倫理的手続き不明 | NHKニュース
                                                                        • 『ゲノム編集の衝撃 「神の領域」に迫るテクノロジー』来るべき未来に備えて正しい理解を - HONZ

                                                                          「今、もっともエキサイティングなバイオテクノロジーは何か」。この質問に対し、多くの生命科学者は次のように答えるだろう。「それはゲノム編集だ」、と。本書は、ゲノム編集がどのような技術で、この技術がいかに未来を変えうるかについて解説した良書である。 ゲノム編集とは、遺伝子の本体であるDNAの狙った位置を切り貼りするなどして「編集」し、その生物のすべての遺伝情報、すなわちゲノムを改変する技術である。ゲノム編集により、有用な農作物の作出や、遺伝性疾患の治療ができるようになると期待されている。ゲノム編集技術のひとつであるCRISPR/Cas9(クリスパー・キャスナイン)システムの確立により、この技術が爆発的に普及するようになった。 これまでに国内で出版されたゲノム編集関連の書籍は研究者向けのものばかりで、一般向けに書かれた入門書のような存在は皆無だった。本書は生物学についての専門知識がなくても容易に

                                                                            『ゲノム編集の衝撃 「神の領域」に迫るテクノロジー』来るべき未来に備えて正しい理解を - HONZ
                                                                          • 人間の遺伝子操作を行うゲノム編集技術「CRISPR/Cas9」を用いた臨床試験申請が承認される

                                                                            by Dave Fayram 今後のがん研究において大きな役割を果たすことが期待される、ゲノム編集技術「CRISPR/Cas9(クリスパー・キャスナイン)」を活用した臨床試験の申請が、アメリカ国立衛生研究所(NIH)の「組み換えDNA諮問委員会(RAC)」の審議を通過しました。 First proposed human test of CRISPR passes initial safety review | Science | AAAS http://www.sciencemag.org/news/2016/06/human-crispr-trial-proposed First Human Test of CRISPR Proposed https://www.technologyreview.com/s/601717/first-human-test-of-crispr-propos

                                                                              人間の遺伝子操作を行うゲノム編集技術「CRISPR/Cas9」を用いた臨床試験申請が承認される
                                                                            • ゲノム編集:将来、子どもも…米学術機関が条件付き容認 - 毎日新聞

                                                                              • ゲノム編集、ブタ内在性ウイルスのリスク除去 ヒト臓器移植に光

                                                                                中国・北京の養豚場の子豚(2017年6月5日撮影、資料写真)。(c)AFP/NICOLAS ASFOURI 【8月11日 AFP】子ブタのゲノムを編集し、内在するウイルスによる感染の危険を取り除くことに成功したとの論文が10日、米科学誌サイエンス(Science)のウェブサイトに公開された。ブタから人への臓器移植の実現に道を開く画期的な研究成果だ。 臓器移植の待機患者数は、米国だけでも約11万7000人に上り、毎日22人が移植日を待ち望みながら死亡しているという公式統計がある。今回の研究は、年々増え続ける待機者を大幅に減らし、多くの命を救うことにつながる可能性がある。 ハーバード大学(Harvard University)の遺伝学者、ジョージ・チャーチ(George Church)氏とルーハン・ヤン(Luhan Yang)氏は、デンマークや中国の研究者の協力を得て、今回の研究を行った。 研

                                                                                  ゲノム編集、ブタ内在性ウイルスのリスク除去 ヒト臓器移植に光
                                                                                • 国内初「ゲノム編集食品」トマト 販売認める 厚労省専門家会議 | NHKニュース

                                                                                  遺伝子を自在に操作できる「ゲノム編集」の技術を使って開発された、血圧を下げるとされる成分を多く含むトマトについて、厚生労働省の専門家会議は11日、国内初の「ゲノム編集食品」として販売の届け出を認め、今後、ゲノム編集食品の流通が始まる見通しとなりました。 販売の届け出が認められたのは、ゲノム編集の技術を使って遺伝子を操作し、血圧を下げるとされる「GABA」と呼ばれるアミノ酸を多く含むようにしたトマトで、筑波大学とこのトマトの販売を目指す企業が共同で開発しました。 厚生労働省の専門家会議はこのトマトについて、本来、トマトが持たない遺伝子が入っていないことや、アレルギーの原因物質や毒性がある物質が増えていないことなどが確認されたとして、11日の会議で国内初のゲノム編集食品として販売の届け出を認めました。 別の生き物の遺伝子など本来その作物が持たない外来の遺伝子を入れた遺伝子組み換え食品を販売する

                                                                                    国内初「ゲノム編集食品」トマト 販売認める 厚労省専門家会議 | NHKニュース