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ヤンキー文化の検索結果41 - 80 件 / 1106件

  • オタクヤンキー問題 (オタクDQN問題) - シロクマの屑籠

    「気弱なオタクをヤンキーがカツアゲする。」 「秋葉原のオタク狩り。」 長年オタクをやっている人なら、こういうフレーズを耳にしたことはあるんじゃないかと思う。少なくとも私は、かなりいろんな所で耳にした。そしてこれは都市伝説のたぐいではなく、実際に知人が被害に遭って金品を奪われたという話にさえ出くわしたこともある。 良くも悪くも、かつてのオタクには恐喝や暴力沙汰にはあまり強くない、どちらかといえばヤンキーのカツアゲ対象になりやすそうなイメージが強かったと記憶している。犯罪者予備軍のような偏見の目でみられていた90年代も、実物のオタクは、よく言えば折り目正しい、悪く言えばチキンハートな、暴力や恐喝とは縁のない人達でほとんどが占められていた。少なくとも、暴力や恐喝で問題解決したがるような人に遭遇することは、かなり稀だった。 だから、【ヤンキー(DQN)とオタク】というと、オタクが抑圧される側でヤン

      オタクヤンキー問題 (オタクDQN問題) - シロクマの屑籠
    • 【速水健朗氏インタビュー】ラーメン神話解体――丼の中にたゆたう戦後日本史

      国民食として君臨するラーメン。そのスープの1滴、麺の1本から、戦後の経済史、社会史、メディア史を見通す。速水健朗氏の新著『ラーメンと愛国』(講談社現代新書)は、ラーメンとナショナリズム、グローバリゼーションとの葛藤を詳密に読み解いた意欲作だ。3年半に及ぶ執筆期間に、いかにして論考を熟成させ、論点をトッピングしていったのか――著者の速水氏に伺った。 ラーメン文化を支えるのは評論家? ヤンキー? ――新著『ラーメンと愛国』は、ラーメンを通して戦後現代史をなぞる、知的興奮に満ちた1冊です。10月18日という刊行タイミングは、ラーメンガイドブックのリリースラッシュともちょうど重なりました。速水氏の読者層以外のラーメンフリークからも反響があったのでは? 速水健朗氏(以下、速水氏)■いやいや(笑)。「ラーメン」と冠した本ではありますが、激ウマなラーメン屋の情報についても書いていませんし、ラーメン史にエ

        【速水健朗氏インタビュー】ラーメン神話解体――丼の中にたゆたう戦後日本史
      • 磯部涼「音楽の現場はどこにある?」 - ビジスタニュース

        磯部涼「音楽の現場はどこにある?」 2010年04月28日09:57 担当者より:音楽・風俗ライターの磯部涼さんに、いま音楽の現場はどこにあるのかについて書いていただいたものです。当初メールマガジンとして配信されたものに若干の加筆・修正が施されております。ご一読ください。 配信日:2010/04/21 音楽の“現場”について、ずっと考えて来た。“現場”とは、文字通りに取るならば、音楽が鳴っている場所ということになる。しかし、その言葉が“現場”にいる人たちによって“ゲンバ”とジャーゴン化される時、それは、“聖域”という意味さえ帯びるだろう。“ゲンバ”こそがアウラを感じられる唯一無二の場所、という訳だ。 04年に太田出版から刊行された拙著『ヒーローはいつだって君をがっかりさせる』は、00年代前半に書いたテキストの中から、日本のアンダーグラウンドな音楽をテーマにしたものを選んで纏めたもので

        • 『新しい世界を生きるための14のSF』幻のあとがき(文・伴名練)|Hayakawa Books & Magazines(β)

          最新世代の作品のみを集めた816ぺージの超大型アンソロジー『新しい世界を生きるための14のSF』が発売。本書はもともと480ぺージ予定だったのがいろいろあって300ぺージ以上増えたのですが、さらに編者の伴名練氏から「ページ数上限の都合で入れられなかった幻のあとがき」が到着しました。文庫本換算で25ぺージにおよぶ本稿を、全文公開します。(編集部) 『新しい世界を生きるための14のSF』あとがき『日本SFの臨界点』シリーズの読者の中には、『新しい世界を生きるための14のSF』を手に取ってみて、もどかしく思った方もいるかもしれない。各作品の著者紹介が、これまでと異なり、作品の扉裏に最小限のプロフィールを置いただけのものであり、同じ著者の別作品に手を伸ばすための情報が少ないからだ。 本来は普段のように、各著者の別作品も扉裏で紹介する予定だったが、発表作品数がまだ少なく紹介に半ページ使わないであろう

            『新しい世界を生きるための14のSF』幻のあとがき(文・伴名練)|Hayakawa Books & Magazines(β)
          • スウェーデンの海岸で、ふと地元の風景が浮かんだ――カジヒデキの富津愛 - SUUMOタウン

            インタビューと文章: 小沢あや 写真:飯本貴子 90年代の「渋谷系」音楽シーンを牽引し、今も最前線で活躍するカジヒデキさん。 「10代のころは、なにもない地元があまり好きになれなかったんです」と語るカジさんですが、大人になって世界を旅するようになってから、富津への愛が深まったそう。 2015年から、地元・富津市観光大使も務めているカジさんに、地元の良さを伺いました。 チーバ君の下腹部あたり「富津」。自然がいっぱい ―― 「富津(ふっつ)」って、東京の人間からすると、あまり馴染みがないエリアかもしれません。 カジヒデキ(以下、カジ):たしかに、「富津」って、あまり知らない人が多いかもしれませんね。僕はよく「木更津の少し南です」と答えます。千葉県も広いので、県北の人も富津のことを知らないかも(笑)。南北で、カルチャーも大分違いますしね。マイナーだけど、とてもいい街ですよ。海も山も楽しめます。

              スウェーデンの海岸で、ふと地元の風景が浮かんだ――カジヒデキの富津愛 - SUUMOタウン
            • 童貞ミュージックとヤリチンミュージック(J-POPと自分探しPart.9) - kenzee観光第二レジャービル

              司会者「速水さんから大変に愛のこもったトラックバックをいただきました」 kenzee「イヤー嬉しいですね。ていうか速水さんて「オレはミスターファスト風土」とか言うワリに都会モンだよね」 司会者「瀧見憲司とか神田朋樹のラブ・パレードにフツーに通っていたとは!」 kenzee「スチャダラのLBまつりの打ち上げなども目撃していたのだろう! イエローにおけるU.F.OのJazzin'、DJ BARインクスティックにおける小林径、荏開津広、田島貴男のミリオン・シークレッツ・オブ・ジャズ、橋本徹ののサバービア・パーティーなどにも通っていたに違いない。そしてオレはどれも実際に見たことない」 司会者「プッ。kenzeeって所詮田舎者だからなあ。奈良生まれ渋谷系育ちヒョロそうなヤツは大体友達だからなあ」 kenzee「で、そんな全身小説家ならぬ全身渋谷系の速水さんが「渋谷系はニューヨークの動きとのリンクだ」

                童貞ミュージックとヤリチンミュージック(J-POPと自分探しPart.9) - kenzee観光第二レジャービル
              • ヤンキー文化論序説 - 情報考学 Passion For The Future

                ・ヤンキー文化論序説 凄く面白い。これまでスルーされてきた日本文化の本質を見事に突いた気がする。微妙なテーマであり、勇気ある研究フォロワーがどのくらい続くのかが気になるところだが。 五十嵐太郎、宮台真司、都築響一、永江朗ら気鋭の論客達が日本の「ヤンキー文化」を真面目に論じた論文集。多くの論者が自分はヤンキー体質ではなくて恐縮だがと前置きをしてから話を始めるのが特徴的である。 横浜銀蝿、BOOWY、矢沢永吉、つんく、SPEED、安室奈美恵、ヒップホップ、工藤静香、浜崎あゆみ、ケータイ小説、暴走族、気志團、YOSHIKI、DJ OZMA、祭り...。日本文化の底流に流れる不良的な要素を大衆は愛する。地域の祭りも元ヤンキーの大人達が取り仕切る。 「日本人の三大気質はヤンキー、ミーハー、オタクである」とナンシー関は言ったそうだが、このうちカルチャーの"ミーハー"と、サブカルの"オタク"は研究が進ん

                • 「大きなお世話」 - 書評 - ケータイ小説的。 : 404 Blog Not Found

                  2008年07月14日10:45 カテゴリ書評/画評/品評Culture 「大きなお世話」 - 書評 - ケータイ小説的。 大西@原書房様より献本御礼。 ケータイ小説的。 速水健朗 で、結論。 ケータイ小説を読まない者にとってケータイ小説に対する最も適切な態度は、笑止して放置して無視すること。 本書「ケータイ小説的。」は、これまで書かれたケータイ小説論の中で最も秀逸な一冊。ケータイ小説とその読者に関しては、これ一冊読めばもう事足りる。あとは不要。ケータイ小説も含めて。 目次 - 原書房新刊案内 ケータイ小説的。 - 速水健朗 (04163-3)より ■第1章 「情景」のない世界 ケータイ小説のキーパーソン 『恋空』に見る、浜崎あゆみの影 『赤い糸』という題名はどこから来たのか 携帯電話の普及とそれを司る女神の存在 「コギャル」の教祖から「女子高生」のカリスマへ 回想的モノローグと『NANA

                    「大きなお世話」 - 書評 - ケータイ小説的。 : 404 Blog Not Found
                  • タレカツ、深夜ラジオ、薄荷の匂い。私が暮らした道東|文・せきしろ - SUUMOタウン

                    写真・文: せきしろ 私は北海道出身である。 18歳まで北海道に、もう少し詳しくいうと北海道の「道東」と呼ばれる地域にいた。ざっくりいうと日本地図で北海道を見て右側の尖っている方だ。 当たり前だが道東にはいくつも町があり、そのうちの4カ所の町で私は暮らした。北海道出身というと北海道自体には食いつかれるがその4カ所の町について訊かれることはない。かといって自分から話すこともない。しかし話したくないわけでもなかった。 今回町について書く機会をいただいた。これは4つの町に触れるチャンスである。もしかしたらこれが最初で最後の機会かもしれない。朧気ながらもある部分だけはっきりとした解像度がバラバラの記憶を、私のライフワークでもある自由律俳句と共に記そうと思う。 なんでもあった町、訓子府 ストーブの横にスケート靴が置いてある団らん せきしろ 私は1970年、昭和45年に訓子府で生まれた。「くんねっぷ」

                      タレカツ、深夜ラジオ、薄荷の匂い。私が暮らした道東|文・せきしろ - SUUMOタウン
                    • Webサービスは社会的よりも性的な方が求められる。 | F's Garage

                      製品企画にセクシャルな用途は必要だと思う。 S13シルビアやZ32フェアレディZ…バブル期の日産はなぜ次々と名車を生み出せたのか? 車が売れなくなったのは、スペシャリティカーがオッサン向けの高級車になり、10代の高校生の憧れの製品ではなくなり、ステップワゴンを契機とするミニバンシフトで、日用品としての存在が強くなるにつれ、元々あった実用的価値の方が強くなってきて、魅力の衣であったセクシャルなバリューがなくなったからではないかと。 よくネットで車の議論をすると、田舎では車は実用品だからなーという話が出て、こういう話が終わるのだが、実用品のとしての車の価値はミニマムバリューではないかと思う。つまり、高い利益を生み出すドル箱ではなくて、最低限の需要レベルということだ。実用的価値ではなく、精神的価値としての、「モテるための道具」「デートのための車」「走るラブホテル」と言ったキーワードが、利益を生み

                        Webサービスは社会的よりも性的な方が求められる。 | F's Garage
                      • 日本でラップが流行らない幾つかの理由 - あざなえるなわのごとし

                        anond.hatelabo.jp Apple Musicには世界各国で人気の100曲をランキングで聴ける機能がある。俺はそれでいろんな国の曲をちょいちょいチェックしてるんだけど、圧倒的にラップ含有率が高い そもそもダンスミュージック!って感じのが多いし、そういう感じじゃない曲でも中盤くらいで急にラップが入ってきてゲゲってなることがかなりある それに対して日本はかなり独特で、なんつうかバンドミュージックって感じのばっかり流行ってる印象 あと他の国と比べてアメリカとかの曲の勢力がかなり弱い 16位まで自国産の曲で独占されてる国って他にないんじゃないか? 総じてガラパゴス感が強い 個人的にはラップあんまり好きじゃないし邦楽の傾向は好ましいんだけど、純粋になんでそういうことになってるのか気になる 日本でもラップはよく聞くようになったように思うが、それでも流行ってるか?と言われると違う気がする。

                          日本でラップが流行らない幾つかの理由 - あざなえるなわのごとし
                        • 木村剛はなぜ暴走したのか - よそ行きの妄想

                          「凋落 木村剛と大島健伸」は、少し前に世間を騒がせた振興銀行とSFCG(旧商工ファンド)という二つの経済事件に関するノンフィクションである。同著は、木村剛と大島健伸というまったく出自の異なる二人の経営者の運命が交錯しそして同様に破滅へと向かう様を、綿密な取材に基づき克明に書き綴ったものだが、ひとつのテーマとして「なぜ政府のブレーンまで務めた当代きっての金融エリートが、誰の目にも明らかに異常な資金還流工作や経理操作に走り、そして、自滅したのか」という疑問が呈される。同著の著者は、この疑問について木村剛は自らのレピュテーション(評判)を守りたかっただけではないかと結論付けているが、もう少し違った捉え方もできるのではないかと思い、このエントリーを書いている。 木村剛の暴走 なぜ木村剛が暴走したのかを考える前に、まずはどのように暴走したのかを振り返っておこう。 木村剛は、東京大学経済学部卒業後、日

                            木村剛はなぜ暴走したのか - よそ行きの妄想
                          • 「ヤンキー論」に必ずつきまとうナンシーの影を追っ払え!(前編)

                            『クローズZEROⅡ』(上)と『ROOKIES』(下)。 並べて気づくのは、ヤンキーは集合写真的な 構図が好きなんですね。「仲間との繋がり」を 意識できるからでしょうか? 映画やドラマの中で、今ヤンキーがもてはやされ、それとともにヤンキー文化を扱った書籍も目につくようになった。ゼロ年代も終わりを迎える日本でなぜヤンキーがブームに?? そんな疑問に、社会の”再ヤンキー化”をいち早く嗅ぎつけた速水健朗が真っ向から挑んだ(いや、ちょっと斜めか……)。 『ヤンキー文化論序説』、『ヤンキー進化論』とヤンキー研究本が今年の3月、4月に立て続けに刊行された。前者は、建築評論の五十嵐太郎を中心に、宮台真司、斎藤環、磯部涼、阿部真大といった新旧論者(実は筆者も片隅で参加している)がヤンキー文化について論じたもの。後者は『族の系譜学』の著者でもある社会学者・難波功士が「ヤンキー的なもの」がどこから生まれ、どう

                              「ヤンキー論」に必ずつきまとうナンシーの影を追っ払え!(前編)
                            • #43 斎藤環さん

                              (さいとう・たまき) 1961年、岩手県北上市生まれ。筑波大学医学専門学群を卒業し、1986年より筑波大学大学院で稲村博研究室に。1987年から爽風会佐々木病院勤務。同病院診療部長などを務めた。現在は、筑波大学医学医療系社会精神保健学教授。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学、精神分析、精神療法。「ひきこもり」についてメディアに発信し続けているほか、近年は「オープン・ダイアローグ」の啓蒙活動に精力的に取り組んでいる。マンガ・映画などのサブカルチャー愛好家としても知られる。おもな著書に『社会的ひきこもり――終わらない思春期』(PHP新書1998)、『戦闘美少女の精神分析』(太田出版2000)『オープンダイアローグとは何か』(医学書院2015)など多数。 インタビュー日時:2018年3月20日 聞き手:山下耕平、貴戸理恵 場 所:筑波大学総合研究棟D 写真撮影:山下耕平 ---------

                                #43 斎藤環さん
                              • 文筆劇場/日本人の7割には、中学の教科書レベルの知識もない

                                ジョン・スミスへの手紙 サイバー・ラボ・ノート (3160) 日本人の7割には、中学の教科書レベルの知識もない 橘玲(著)『大震災の後で人生について語るということ』(講談社)を読んだ。 本筋とはやや話がずれるが、本書の中の「知識層は人口の10%」との記述は、案外、的を射ていると思う。編集者の声として「経済書やビジネス書を読む層は約400万人」との声が紹介されている。日経新聞の発行部数も約300万部だ。 リアルな話をすると、高等学校の授業を理解できる日本人は人口の約3割しかいない。大学進学率は約5割だが、周知の通り「自分の名前が書ければ合格」の大学はいくらでもある。 更に読書をする人が人口の1割と考えると、7割の日本人は中学レベル以下の知識しか持っていないことになる。補足すると、勉強せずに年数を経れば、色々とものを忘れるものだ。 要するに、大半の日本人は、社会や経済、ビジネスに関する基本的な

                                • 「初音ミクを介してローティーンにBUMPの歌が届いた」柴那典+さやわかが語るボカロシーンの現在

                                  柴那典×さやわか 『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』刊行記念対談(後編) 2014.04.15 19:45 音楽ライターの柴那典氏と物語評論家のさやわか氏が4月6日に五反田のゲンロンカフェで行ったトークセッション『★さやわか式☆現代文化論 第6回『初音ミクの真実!』さやわか×柴那典』の模様を取材。前編【初音ミクはいかにして真の文化となったか? 柴那典+さやわかが徹底討論】では、テレビ論や音楽ビジネスのあり方、電子音楽の系譜における初音ミクの存在について会話が展開した。後編では、教育の現場などに導入され始めているボカロの現状や、ヤンキー文化とオタク文化について語り合った。 「初音ミクが『ここにいるんだよ』って歌うときのエモーションに中二病を感じる」(柴) さやわか:これはあえて聞きたいのですが、柴さんは初音ミクが将来的にもっと普及したら、紅白に出たりするようになるというふうに考えていますか

                                    「初音ミクを介してローティーンにBUMPの歌が届いた」柴那典+さやわかが語るボカロシーンの現在
                                  • カラオケ、なぜ年々、過去曲が歌われる傾向が強まる?ヤンキー経済化を検証

                                    さまざまなテレビ番組や雑誌などでもお馴染みの購買/調達コンサルタント・坂口孝則。いま、大手中小問わず企業から引く手あまたのコスト削減のプロが、アイドル、牛丼から最新の企業動向まで、硬軟問わずあの「儲けのカラクリ」を暴露! そこにはある共通点が見えてくる!? 国民が高齢化する=おじさん化する。おじさんは最新の音楽についていけない。おじさんが摂取するのは過去の音楽である。社会人をやっていると、音楽とのつながりは断てない。例えば、カラオケ。カラオケは、歌唱力を誇示するためではなく、曲を通じてその場を一体化することにある(誰も知らない曲を歌ったときの、あの寒々しい空気を思い出してみよう)。「この曲なつかしい!」と、同じ時代を過ごした自分たちの仲間意識を、いささかノスタルジックに高揚させる。 現在、「ヤンキー文化」「ヤンキー経済」なる言葉が流行している。地元志向、仲間意識が高く、ショッピングモールと

                                      カラオケ、なぜ年々、過去曲が歌われる傾向が強まる?ヤンキー経済化を検証
                                    • ピエール瀧、前の交際相手を男性は引きずり、女性は引きずらない理由「女性は思い出を形に変えるため、捨てられる」

                                      TOP ≫ たまむすび ≫ ピエール瀧、前の交際相手を男性は引きずり、女性は引きずらない理由「女性は思い出を形に変えるため、捨てられる」 2015年3月12日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『たまむすび』(毎週月-金 13:00-15:30)にて、ミュージシャン・俳優のピエール瀧が、前の交際相手を引きずる男性に対し、女性は引きずらない理由について語っていた。 察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方 赤江珠緒:「赤江さんに、これどうですか?」と言われた本がありまして。タイトルが『察しない男 説明しない女』で、男女の違いを書いている本なのですけれども。 ピエール瀧:はい。 赤江珠緒:五百田達成さんという方の本で。(章の)タイトルがどれもこれも面白くてね。たとえば、「男はヤンキー好き、女はファンシー好き」という。 ピエール瀧:はい。 赤江珠緒:それとかね… ピエール瀧:説明

                                        ピエール瀧、前の交際相手を男性は引きずり、女性は引きずらない理由「女性は思い出を形に変えるため、捨てられる」
                                      • 階級化社会を元気に生き抜く「ヤンキー文化」が地方を活性化する=速水健朗 - 雑誌記事:@niftyニュース

                                        「おバカタレント」「小悪魔ageha」ヒットの秘密は都会と地方の格差にあり 階級化社会を元気に生き抜く「ヤンキー文化」が地方を活性化する=速水健朗 (SAPIO 2009年9月30日号掲載) 2009年10月12日(月)配信 5ページ中 1ページ目 前のページ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 次のページ 文=速水健朗(フリーライター) 若者を格差社会の被害者と捉える論調が大勢のなか、しかしいざ地方に行けば、格差に不満の声など上げずに楽しく生きている若者がいる。そう、ヤンキーだ。著書『ケータイ小説的。』でケータイ小説の読者が地方のヤンキー少女であることを見抜き、現代を「再ヤンキー化」時代と指摘した速水健朗氏が、不況を生き抜くヤンキーの生態を報告する。 ケータイ小説には 「東京」が出てこない 最近、ヤンキーを題材にした映画「クローズZERO」やドラマ「ごくせん」

                                        • 第22回:フットボールとソリダリティー | ele-king

                                          夏休みにうちの息子を初めてフットボール・コースに通わせた。 これはブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCという地域のクラブが運営している小学生向けのコースで、夏休みとかイースター休みとかには必ずやっているのだが、働く親には送り迎えがたいへん不便な時間帯に行われているので、これまでうちの息子は通えなかったのである。 が、今年はどうにか送り迎えの都合がつくことになり、フットボール狂のうちの息子は喜び勇んでコースに行ったのだが、初日からどんよりした顔つきで帰って来た。 「どうしたの」 「ジャパーンはシットだって言われた」 ああ。と思った。グラウンドに彼を送って行ったときに、それはちょっと思ったのである。子供たちのほとんどは、ブライトン・アンド・ホーヴのキットを着ていた。地元クラブ運営のコースなので当前である。少数派として、チェルシーやマンUなどの定番人気クラブのキットを着ている少年たちもいた

                                            第22回:フットボールとソリダリティー | ele-king
                                          • vol.03 バカリズム「友情・努力・勝利じゃなく、無敵のキャラクターが相手を圧倒するのが好きなんです」 | マンバ通信

                                            vol.03 バカリズム「友情・努力・勝利じゃなく、無敵のキャラクターが相手を圧倒するのが好きなんです」 撮影/池ノ谷侑花 もしも。今の自分の人格は、自分が見聞きしてきたものの積み重ねによって形成されているのだとするならば。「どんなマンガを読んできたか」を語ることは、「どんな人間であるか」を語ることにとても近いのでないか。人生に影響を与えたと自覚しているマンガはもちろん、かつて読んでいたけれど今ではまったく手に取ることのないマンガでさえ、自分の血肉と化しているかもしれない。だから、マンガについてインタビューしようと思ったのだ。そのマンガを知るためではなく、その人自身を知るために。 今回登場するのは、マンガ好きとしても知られるお笑い芸人・バカリズム。彼の人格形成に影響を与えたマンガはどんなものなのか? 彼の芸風にすごくしっくり合う作品もあれば、バカリズムの持つ繊細な印象とは真逆の作品も次々に

                                              vol.03 バカリズム「友情・努力・勝利じゃなく、無敵のキャラクターが相手を圧倒するのが好きなんです」 | マンバ通信
                                            • ヤンキーもオタクも、思春期アイデンティティとして大して役に立たなくなってしまった - シロクマの屑籠

                                              終業式が終わり夏休みが始まりました。ロードサイドのショッピングモールで、今では地方都市の定番となったヤンキースタイルの男の子やキャバ嬢メイクの女の子の姿を沢山見かけるのも、そのせいかもしれません。 ところで、ヤンキースタイルに限らず、昔は思春期のファッションやスタイルって、大人世代や親に対するカウンターとしてかなり重要だったと思うんです。昭和時代後半の「ツッパリ」なんかが典型的ですが、たとえ親や社会から鼻つまみ扱いされようとも敢えてそのスタイルを選ぶのは、心理的に自立していくプロセスの一環としてそれなりに意味がありました。もちろん、そういったヤバいファッション・ヤバいスタイルを選ぶからには親や教師から睨まれてしまいますし、やりすぎて非行に至ってしまうリスクもあります。けれども「親から自立したアイデンティティの構築」という思春期の発達課題をクリアするにあたり、そういった社会的逸脱を必要とした

                                                ヤンキーもオタクも、思春期アイデンティティとして大して役に立たなくなってしまった - シロクマの屑籠
                                              • むしろ、ネットオタクにこそ「フリースタイルダンジョン」をオススメしたい。

                                                ヒップホップとネット(特にテキスト文化)は、一見すると「ヤンキー」と「オタク」だから真逆じゃん?でも、両方とも「コテコテ」な人はやってることが近いから、オススメしたい。 しかも、ネットオタクがしてることをちゃんと表舞台に出てきても大丈夫なルックスを整えたマッチョなりイカツイやつが、「即興」でやるからかっこいいんだよな! ・そもそもフリースタイルダンジョンってなんぞい? エミネム主演の映画『8 Mile』などで、日本でも注目を集めたフリースタイル(即興)のラップバトル。『BAZOOKA!!!第7回高校生RAP選手権』などの影響もあり、若い”バトルMC”は増えています。しかし、バトル MCを生業とすることは非常に難しく、「ラップで立ち直ろう!」「ラップで生きて行こう!」と夢を描く少年たちの未来は、決して明るくないのが現状です。 この『フリースタイル・ダンジョン』は、そんな若きラッパーたちが夢を

                                                  むしろ、ネットオタクにこそ「フリースタイルダンジョン」をオススメしたい。
                                                • ニートホープ - そろそろ「野菜系女子」をキーワードにしてもいいと思うんだ/YUIの苦悩と「焼肉系女子」倖田來未×大塚愛の闘争の理由

                                                  野菜系女子とは - はてなキーワード 突然なにを言い出したかわからない読者諸賢のために説明しよう。 まずこんなエントリーがあったんだ。 さよなら飲むヨーグルト - オタクからヤンキーへ〜パチンコ倖田來未に思う〜 FF10-2。国民的RPG作品であるファイナルファンタジーシリーズのテーマ曲を歌ったのはなぜか倖田來未であった。ゲーム中で声優までやっていたし、PVも熱唱する倖田來未にゲームのヒロインの画像がオーバーラップするというものだった。さすがに注目度の高い媒体ではあるので、この仕事が倖田來未の名を世間に売り出すことになりはしたのだが、当時から、どうも場違いな人間がポリゴンヌの中に入っているなあという印象を拭うことはできなかった。一般的にいって、オタ族は体臭のなさそうな野菜系女子に惹かれるものだ。焼肉定食にんにく大盛り!的な倖田來未とは相容れないはず。当時から彼女は結構露出度高めのスタイルだ

                                                    ニートホープ - そろそろ「野菜系女子」をキーワードにしてもいいと思うんだ/YUIの苦悩と「焼肉系女子」倖田來未×大塚愛の闘争の理由
                                                  • Apes! Not Monkeys! - 「非モテ」のミソジニーについて

                                                    ※「非モテ」叩きじゃない なんか「非モテ叩き」だとか言われて(http://d.hatena.ne.jp/VanDykeParks2/20060123/1138029223#c の sin氏のコメント 2006/01/27 00:12)いて、そう思われてこちらに実害があるわけでは(今のところ)ないけれどとりあえず不本意ではあるので念のため言っておく。当該エントリにせよこのブログの過去のエントリにせよ、「非モテ」を「非モテ」であるということによって、あるいは「モテない」原因となる属性を有している(とされる)ことによって非難してもいないし嘲笑してもいない。私が言いたいのはなによりも「あのあけすけなミソジニーは見苦しい」ということであり、第二に「矛先の向けどころが間違ってる」ということであり、あのような振る舞いをするにあたって「非モテ」として自己規定しその自己規定をおのれの言説の根拠にしているの

                                                    • マイブコメ&フェミニスト村上隆子の出世 - ohnosakiko’s blog

                                                      この数日、村上隆関連のニュースやTogetterが次々お気に入りに上がってくるのをどんどんブクマしてコメントつけていたら、自分でもウザったいほどの数になったので並べてみた。最後に短いまとめを付記。 ● 貴族社会の象徴たる場所と顧客はセレブの現代アート。案外通じていると思うがそういう話ではないのか。 ベルサイユ宮殿での村上隆作品展に反対運動=フランス(時事通信) - Yahoo!ニュース ● 極東の根無し草の不良が由緒正しいおフランスの箱入り娘を強姦しようとして拒否されてる図ですか 痛いニュース(ノ∀`) : 「歴史遺産への冒涜だ!」 ベルサイユ宮殿での村上隆氏の作品展に反対運動起こる…仏 - ライブドアブログ ● 世界はスーパーフラットじゃないよねということがわかるtogetter/ハイコンテクストのオタク文化を別のハイコンテクストの現代アートで翻訳ってアクロバティックすぎやしないか。両方

                                                        マイブコメ&フェミニスト村上隆子の出世 - ohnosakiko’s blog
                                                      • 『マイルドヤンキー』の楽観と悲観/奥深いヤンキー問題 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

                                                        ■『下流社会』で提示された問題 昨今の日本を悩ます問題、特に、主として若年層に見られる構造的な問題とは何か? そういう問を立てると、最近では誰もが異口同音に語る『典型的な問題群』というのがある。例えばこんな感じだ。 少子化、晩婚化、若者の車離れ、若者のブランド離れ、引きこもり、草食化、地域共同体の崩壊・・ 少子化により、そもそも人数が少ない上、全般に消費活動に淡白なのが今日の若年層の特徴ともいえ、個別企業にとっても、日本経済全体にとっても、将来に渡って非常に深刻な問題として認識されてきている。しかも、若者にとって企業の正社員の地位が高値の花となり、経済的に安定しないから、消費も結婚も子育てもますます難しくなってきている。このままでは、消費市場はどんどん縮小してしまうように見える。 その立場からの典型的な言説の一つとして、マーケット・アナリストの三浦展氏は、著書『下流社会ー新たな階層集団の出

                                                        • 「ほとんどの仕事は誰がやっても同じ」 承認欲求と仕事は切り離せるのか?– 宇野常寛×吉田浩一郎

                                                          「ほとんどの仕事は誰がやっても同じ」 承認欲求と仕事は切り離せるのか?– 宇野常寛×吉田浩一郎 クラウドソーシングが変える労働と社会保障 #3/6 3.11が引き起こした正社員神話の崩壊、若者の働き方の変化など、日本の労働を取り巻く環境は大きく変わってきています。『静かなる革命へのブループリント』の刊行を記念した特別対談にて、著者の宇野常寛氏とクラウドワークス・吉田浩一郎氏がこれからの労働と社会保障について語り合いました。 クラウドソーシングには「社会からこぼれ落ちた人」が集まっている 宇野常寛氏(以下、宇野):そこに関していうと僕が吉田さんに前から訊いてみたかったのは、例えばドワンゴの持っているマーケットやそこにあるカルチャーはどう見えているんでしょう。 吉田浩一郎氏(以下、吉田):あー、あれはどうなんですかね。わかんないながら緊張感を持ってボール投げますけど、私の中では夜の世界の感じを

                                                            「ほとんどの仕事は誰がやっても同じ」 承認欲求と仕事は切り離せるのか?– 宇野常寛×吉田浩一郎
                                                          • あゆのライブや作務衣のラーメン店主にみる“ヤンキー性”とは - ガジェット通信

                                                            「あの人、元ヤン(元ヤンキー)なんだって」 こんな噂話をすることはよくある。そして、そんな噂をすることでその人をなんとなく下に見つつも、それは必ずしも否定的ではない。昔はヤンキーだったのにいまでは真面目になっている、と聞けば、親近感さえ混じることも多い。 そんなヤンキーという存在を解き明かした本が『世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析』(角川書店刊)だ。著者の斎藤環さん(50才)はテレビでもおなじみの精神科医。千葉・船橋市内にある診察室を訪ねると、本と雑誌の洪水状態で、雑然とした雰囲気になぜかほっとするものがある。 「最初に断っておきますが、非行とか不良という意味のヤンキーではありません。非行体験や不良体験があるかどうかでもない。あくまでも日本人の中に無自覚のうちに広く浸透している“ヤンキー性”なのです」(斎藤さん・以下同) いってみれば、「美学としてのヤンキー」であり、その美学を解

                                                            • 「氣志團」綾小路翔さん、表現の自由について思うこと:朝日新聞デジタル

                                                              人は生まれた時から誰とも違う自分です。とはいえ慣習や組織の「決まり」から自由になることは簡単ではありません。「わたしらしく」生きたい、今が苦しくても――。そう思った時、そこに憲法があります。公布から70年となる2016年。ロックバンド「氣志團」の綾小路翔さんに話を聞きました。(聞き手・湊彬子) ◇ ――学ラン、リーゼントにサングラス。氣志團のスタイルはどのように生まれたのですか。 僕らが中学生から高校1年生ぐらいは、最後のヤンキー文化っていうのか、線香花火の最後みたいに燃え上がった時期なんですよね。1990年代のヤンキーファッションは衝撃的かつ刺激的で、すぐに先輩のまねをして変形学生服を着て登校したり、初めてパーマをかけたりしました。その後はバンドに没頭し、自分自身では、「村一番のロックンローラー」だと思って上京したわけですけど、東京にはそんな人ごろごろいて。どうしたら目立てるんだろう?俺

                                                                「氣志團」綾小路翔さん、表現の自由について思うこと:朝日新聞デジタル
                                                              • 誕生でも発見でもなく、越境が始まったんだと思う - 未来私考

                                                                DJテクノウチさん、濱野智史さんらが参加したユリイカの初音ミク特集号での座談会をきっかけに面白い議論が立ち上がってますね。 超ライトオタクの誕生 - あしもとに水色宇宙 超ライトオタクは誕生していない。ぬるオタが歴史から抹消されている http://www.technorch.com/2008/12/133---denpa.html オタク側から見た光景と、クラバー側から見た光景。 一連の流れを追っていて思ったのが、どうもこれは観測者の立ち位置によって全く違う光景に見えているようだ、ということですね。 「ニコ動によって、オタク文化をファッションとして消費しているライトなオタク」が出現しているなんていう言説はかなり前から存在していて、今更な感じがあるけど、こんなクラブ系イベントがあると聞くとちょっと衝撃を受ける。アキバ系の音楽を鳴らすイベントは昔からあったと思うけど、クラブカルチャーの中でそ

                                                                  誕生でも発見でもなく、越境が始まったんだと思う - 未来私考
                                                                • ヤンキー、ニューエイジ、ラッセン(そしてアート‥‥) - ohnosakiko’s blog

                                                                  8/29下北沢B&Bでのトークイベントにお越し下さった皆様、どうもありがとうございました。 満員のお客さん&著名な論者とのトークという緊張で、自分の喋りが時間に追われた時の講義のように早口(そしてところどころ日本語崩壊?)になっていた点を含め個人的にはいろいろ反省点もありますが、概ね楽しんで頂けたようで良かったです。 Togetterに実況が上がっています。発言の骨格はだいたい拾って下さっている印象。多謝>misonikomiodenさん 『ラッセンとは何だったのか?』  出版記念  いま、ここからのラッセン 実況ツイート もちろんこれだけだとわかりにくいところもありますので、主にラッセンとヤンキー問題について、解説と個人的な感想がてら書いておきたいと思います。長いです。 ラッセン・ヤンキー論 話は5年前に遡る。2008年のブログ記事『ラッセンとは何の恥部だったのか』は、『アーティスト症候

                                                                    ヤンキー、ニューエイジ、ラッセン(そしてアート‥‥) - ohnosakiko’s blog
                                                                  • 荻上チキ『彼女たちの売春(ワリキリ)』を読む - mmpoloの日記

                                                                    荻上チキ『彼女たちの売春(ワリキリ)』(扶桑社)を読む。ワリキリ=お金だけで割り切った、大人の関係。カジュアルな言い回しを装ってはいるが、ようは売春行為(ウリ)のこと。管理売春(業者が女性を雇って売春させる)とは異なり、個人が自分で客を見つけて売春すること。 荻上は1981年生まれ、とても若いのに風俗に関する優れた研究をしている。以前読んだ『セックスメディア30年史』(ちくま新書)もすばらしかった。 本書も荻上が数年間、現代日本でワリキリを行っている女性を取材したその結果をまとめたもの。 複数の出会いサイトを活用し、全国の出会い喫茶やテレクラを訪れ、100人を超えるワリキリ女性にインタビューを行った。全国規模の価格調査を毎年行い、3000人分以上のデータをまとめ、地域ごとの事情も調査してきた。 本書もテーマごとに章分けし、それぞれ数人の女性たちの生の声を紹介している。ワリキリに至った理由は

                                                                      荻上チキ『彼女たちの売春(ワリキリ)』を読む - mmpoloの日記
                                                                    • 非ヤンキーはヤンキーを語る - ohnosakiko’s blog

                                                                      斎藤環先生の「ヤンキー文化」ツィート - Togetter 『世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析』(角川書店、2012)で、ヤンキー文化論(という名の日本人論)の最前線に躍り出た感のある斎藤環。以下は、特に印象に残った斎藤先生のtweet。 ●地方の学校社会では、ぼーっと生きているといつの間にかヤンキー文化に染まってしまう。もしそれを避けたければ「趣味」と「知性」で武装するしかないのかも。ちゃんと武装してないと「維新の会」が迎えに来るぞ。 ●どうやらやっぱりヤンキーには「良いヤンキー」と「悪いヤンキー」がある模様。僕はコレと似てはいるけど別の軸として非行歴バリバリの「ハードヤンキー」と、なんとなくバッドセンスの「ソフトヤンキー」の区分を提唱したい。後者の代表がマロン湖。異論は認めない。*1 ●ソフトヤンキーは日本の心。ってか日本の無意識。だって「頑張れ!」って「気合いだ!」ってこと

                                                                        非ヤンキーはヤンキーを語る - ohnosakiko’s blog
                                                                      • HIPHOPの否定は貧困の否定 - 技術教師ブログ

                                                                        3回生のゼミ発表は「ヒップホップ」。 実は「ヒップホップ」という音楽概念が私にはよくわからない。 そんなことを言えば「ロック」も「ポップス」一義的な概念規定があるわけではない。 たぶんそういうのは「空気」で何となく決まるのだろう。 アメリカの音楽マーケットにおける「ヒップホップ」は、それと排他的に競合する他の音楽ジャンルとの差別化の中で位置づけられているはずである。 ヒップホップと司馬遼太郎と村上春樹 - 内田樹の研究室 内田先生がHIPHOPについてよくわかっていらっしゃらないようなので僕なりのHIPHOPについてのレジュメを提出しておきたい。 この1エントリーでおおよそ概要だけわかるようにしておきたいが、わからない場合は各自で調べてほしい。 内田先生のこの書き方だと、まるでHIPHOPという音楽概念、思想文化自体が不完全なものだとして否定されているような受け取り方ができるが、音楽の表層

                                                                          HIPHOPの否定は貧困の否定 - 技術教師ブログ
                                                                        • 『ヒップホップの詩人たち』 地方からのリアルな言葉 - HONZ

                                                                          音楽ソフト(CD、DVDなど)の売り上げ低下、アイドルたちに独占されるヒットチャート、若者の音楽離れ。音楽業界には悲観的なニュースが飛び交っている。日本ではもう新たな音楽は生まれていないのか、ぶつける先のない思いを音に託す若者はいなくなったのか。もちろん、そんなはずはない。 著者である都築響一は、今いちばん刺激的な音楽は地方から発信されているという。大手レコード会社やマスメディアの集まる東京から遠く離れたストリートで、自らが生まれ育った街にとどまり、刺激的なビートにリアルな言葉を乗せているラッパー達がいるという。 彼らはどのような人生を歩み、どのようにヒップホップと出会い、なぜ今でも地方でラップを続けているのか。著者は、札幌、山梨や京都など全国各地に赴く。599ページにわたる本書には、15名のラッパーたちへのインタビューとともに、彼らのリリック(詩)が多数掲載されている。彼らが住む街、ライ

                                                                            『ヒップホップの詩人たち』 地方からのリアルな言葉 - HONZ
                                                                          • 斎藤環さんの「ひきこもりを批判したくなるか否か」でヤンキー度が決まる

                                                                            4月27日(土)に開催された、斎藤環さん講演会「ヤンキー化現象と言論の明日」。斉藤さんが『「ひきこもりを批判したくなるか否か」でヤンキー度が決まると述べた意図』の説明ツィートを、まとめました(彼ら、彼女らの孤立無援感と繊細さにも、言及しておられます)。 ※ ヤンキー文化とは、「言葉」よりも「ノリ」と「気合」を重視しがちな社会。

                                                                              斎藤環さんの「ひきこもりを批判したくなるか否か」でヤンキー度が決まる
                                                                            • 自動車のキャンバーは何のためにあるのか

                                                                              ヤンキーVIP車のハの字のタイヤ(鬼キャン)のエントリがバズっていたので尻馬に乗って軽く書いてみる。 多くの人は車のタイヤは全部直立してると思ってるだろうが違うのだ。 そもそもなんでキャンバーが必要かという事が判らないと、ハの字にするのがカッコ良いとう文脈が出来たって事が判らない。ヤンキー文化というのは大抵、カッコいいの特徴を極端にし過ぎて独自文脈に至っているというのが多い。 『「タイヤがハの字」のクルマ、たまに見かけるけど何のため?→専門家の解説が的確すぎた!』 https://b.hatena.ne.jp/entry/s/diamond.jp/articles/-/349720 4輪は真っ直ぐ直立していないまず、多くの人が抱いている直立タイヤを模式化する為にペンと小皿を用意して欲しい。ペンを直立に立てて小皿をペンにくっ付けて立たせる。ここの小皿がタイヤでペンがハンドルを切った時にタイヤ

                                                                                自動車のキャンバーは何のためにあるのか
                                                                              • 金爆は「最後のV系後継者」!? "V系の父"市川哲史ロングインタビュー - ウレぴあ総研

                                                                                ヴィジュアル系の黎明期から多くのバンドと関わり、”V系の父”と呼ばれた音楽評論家の市川哲史さん。かつてのヴィジュアル系バンドと今のバンドはどう違う? そして目下大ブレイク中の「ゴールデンボンバー」をどう見ているのか? 存分に語っていただきました! ヴィジュアル系の黎明期から多くのバンドと関わり、”V系の父”と呼ばれた音楽評論家の市川哲史さん。かつてのヴィジュアル系バンドと今のバンドはどう違う? そして目下大ブレイク中の「ゴールデンボンバー」をどう見ているのか? 存分に語っていただきました! ――『私が「ヴィジュアル系」だった頃。』や『さよならヴィジュアル系』(共に竹書房刊)で、市川さんが一旦過去形にしたはずの「ヴィジュアル系」というものが、ゴールデンボンバーのように変化球だったとしても、再び脚光を浴びているわけじゃないですか。 市川:「V系(←市川氏はヴィジュアル系をこう呼びます)ってなん

                                                                                  金爆は「最後のV系後継者」!? "V系の父"市川哲史ロングインタビュー - ウレぴあ総研
                                                                                • 櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:アートが「仕事」になる

                                                                                  櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:アートが「仕事」になるヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第35回は、紙製のデコトラをつくり続ける伊藤輝政を取り上げる。 文=櫛野展正 数年前、『ヤンキー人類学』という展覧会を構想しているとき、広島市で開催された公募展のパンフレットで見つけたのが、伊藤輝政という名前だった。そこに掲載されていたのは、3点ほどの小さな紙製のデコトラ(デコレーショントラック)で、大きな期待はせずに僕は広島市にある作者の自宅を訪問した。 広島市にある小高い住宅街の一角で、伊藤さんは両親と暮ら

                                                                                    櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:アートが「仕事」になる