東京五輪の聖火が宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地に到着した20日、東日本大震災被災3県(宮城、岩手、福島)で行われる「復興の火」としての聖火展示が宮城県石巻市からスタートした。強風で“親火”のランタンの聖火が2度消えるハプニングもあったが、新型コロナウイルス感染拡大がいまだ収まらない状況に関係なく、聖火を一目見ようとする人々の長い行列ができた。 ◇ ◇ ◇ ギリシャから到着したばかりの聖火に強風が襲いかかった。聖火が「復興の火」としての展示を開始した初日。気象庁によると、会場の石巻南浜津波復興祈念公園がある宮城県石巻市の20日午後3時の風速は11・8メートル。強風で絶え間なく砂が舞い上がった。同県出身のお笑いコンビ、サンドウィッチマンの伊達みきお(45)は「ここはサハラ砂漠みたい。こんな強風で、聖火を乗せた飛行機がよく着陸できた」と驚いた。 新型コロナウイルス感染拡大の中、聖