米IBMは8日、従来事業からの多角化を図り、利益率の高いクラウド事業に注力する取り組みとして、2社に分割することを発表した。コロラド州ボルダーで2009年9月撮影(2020年 ロイター/Rick Wilking) [8日 ロイター] - 米IBMは8日、データセンターの技術サポートなどアウトソーシングサービスを提供するITインフラサービス部門を2021年末までに別会社として分離し、上場させる計画を発表した。従来事業からの多角化を図り、利益率の高いクラウド事業に注力するこれまでの取り組みの総決算となる。 同部門は115カ国で4600の顧客にサポート業務を行っている。ジェームズ・カバノー最高財務責任者(CFO)によると、分離後の新会社は9万人の従業員を抱えることになる。経営陣の体制については数カ月内に決定が下されるとした。