「ロードランナー」や「スターフォース」など、中古ゲーム店の店頭に並ぶハドソンのファミコンソフト=12月4日、東京都千代田区の「スーパーポテト秋葉原店」 コンピューターゲーム黎明(れいめい)期に大きな役割を果たし、平成25年末にブランドが消滅したゲームメーカー「ハドソン」。今年は札幌市での創業から50年となる。家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」のソフトは当初、任天堂が自社で開発していたが、ハドソンは任天堂以外のメーカー参入の道を切り開き、業界の発展を加速させた。「高橋名人」で知られる全国キャラバンは、現在のeスポーツの源流の一つともいえそうだ。「ハチ助」のロゴマークで親しまれたハドソンとはいったい、どんな会社だったのか-。 メーカー参入の道開く当時、ファミコンを遊んでいた子供たちがハドソンを知ったのは、「ロードランナー」と「ナッツ&ミルク」が発売された昭和59年のことだっただろう。ロー