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文芸の検索結果281 - 320 件 / 413件

  • 川上未映子とナタリーポートマンが語りあった「女性の身体」の話(川上 未映子,ナタリー・ポートマン)

    構成/FRaUweb 川上未映子さんの表現が大好き ナタリー・ポートマンが自身のインスタグラムに川上未映子さんの『夏物語(英語タイトル:Breasts and Eggs)』を紹介し、「私は川上未映子さんの表現が大好き!」と伝えたのは2020年12月11日のことだった。 『レオン』でデビュー後、「スターウォーズ」シリーズや『ブラックスワン』などハリウッドを代表する俳優として活躍しながら、ハーバード大学を卒業し、若いころからエイズ撲滅のボランティアに参加し続けているという彼女。2020年のオスカーでは女性監督がひとりもノミネートされなかったことへの抗議をこめ、実力をもちながらもノミネートされなかった女性監督の名前を刺しゅうしたショールを羽織り、授賞式に参列したのも記憶に新しい。 そんな彼女のラブコールにより、川上未映子さんとふたりの対談が実現。2021年3月4日には彼女のインスタグラムで公開さ

      川上未映子とナタリーポートマンが語りあった「女性の身体」の話(川上 未映子,ナタリー・ポートマン)
    • AIが”生んだ”芥川賞「東京都同情塔」誕生秘話を作家が明かす | NHK | WEB特集

      先月、芥川賞に選ばれた九段理江さんの「東京都同情塔」。 急速に広がる「生成AI」がテーマの一つで、記者会見では九段さん自らが「生成AIを駆使して作った」と語り、話題になった。 AIはどのように活用されたのか。そして、作品に込めた思いとは。 新しい時代の芥川賞作家が、AI時代の言葉について、語った。 (科学文化部記者 島田尚朗) 「東京都同情塔」は、日本の架空の未来が舞台。 主人公は建築家の女性で、「犯罪者は同情されるべき人々」という考え方をもとに、犯罪者らが快適に暮らすために新宿の公園に建てられた高層タワーをデザインした。 作中では、建築費がかさむなどとして実際には建てられなかった、イラク出身の女性建築家、ザハ・ハディド氏が東京オリンピックのために設計した新国立競技場が建設されていて、この競技場と高層タワーの対比が物語の一つの軸になっている。 主人公は、過度に寛容を求める風潮の広がりや、生

        AIが”生んだ”芥川賞「東京都同情塔」誕生秘話を作家が明かす | NHK | WEB特集
      • コロナで荒れる人たちが失った「大切なもの」

        世界各地で感染拡大を続けている新型コロナウイルス感染症は、未知の点が多く、今もなお人々を不安にさせている。そのニュースが流れ始めて間もなく、日本での状況を心配して、イタリアから連絡をよこしてきた親戚や友達がたくさんいた。 しかし、2月下旬以降イタリアで感染が広がっていることがわかり、今度は、私のほうがイタリア北部在住の友人の身を案じるようになった。人やモノが激しく動くこの世の中では、地理的に近い・遠いというのがさほど重要ではなくなってきていると痛感する瞬間でもあった。 ミラノ、ヴェネツィアを襲った惨事 イタリアの収入の大部分を占めているのは観光だ。世界遺産がそこら中ころがっているだけではなく、デザイン、ファッションや芸術などをテーマとした大型イベントの開催地になることもしょっちゅうあるので、観光のローシーズンなんて存在しない。 今回、感染者数が最も多いとされているミラノがあるロンバルディア

          コロナで荒れる人たちが失った「大切なもの」
        • 自分に彼女ができた話とその顛末について - 依緒ちゃん配信切り抜き

          あの、ご報告があります。 彼女ができました。 あの、お知らせがあります — ういお (@meshmesh_tk69) 2022年3月2日 彼女ができました!!!!!!!!!!!!わーいわーい!!!!!!!!!!!!!! — ういお (@meshmesh_tk69) 2022年3月2日 そして別れました。 彼女と別れました — ういお (@meshmesh_tk69) 2022年3月2日 マジで自分の人間性がカスすぎるせいで、彼女を作ってから一日、正確には五時間で別れることになりました。TLにあふれる異常独身男性諸兄が同じあやまちを繰り返さないよう、彼女を作ってから別れるまでの顛末を、この記事で語りたいと思います。ぜひとも嘲笑って、反面教師にして頂ければ幸いです。 1 彼女の作り方 2 彼女が出来ました! 3 別れました 4 教訓 1 彼女の作り方 まずは彼女を作る方法です。 自分はマジで女

            自分に彼女ができた話とその顛末について - 依緒ちゃん配信切り抜き
          • 芥川の『蜘蛛の糸』を今読むと「救われるに値する人だけ救う社会」を風刺したようにも読める?

            平野啓一郎 @hiranok 先日、某インタヴューで『蜘蛛の糸』の話になって、あれは、釈迦にしては「条件付き救済」の態度が慈悲からはほど遠く、寧ろ芥川が「救われるに値する人だけを救う」という社会(国家)を風刺したのではないか、と言われ、考えさせられた。芥川の意図はともかく、今なら確かにそう読めそう。 2021-09-11 15:05:41 平野啓一郎 @hiranok 小説家。1975年生。小説『マチネの終わりに』、『ある男』、新書『私とは何か 「個人」から「分人」へ』など。小説『本心』(文藝春秋社)5/26刊行!メールレター k-hirano.com/mailmagazine/ インスタ instagram.com/hiranok/ k-hirano.com

              芥川の『蜘蛛の糸』を今読むと「救われるに値する人だけ救う社会」を風刺したようにも読める?
            • 「少女小説」を愛するということと、その忘却について

              少女小説が好きだ。 戦前の吉屋信子氏に代表される「少女小説」から始まり、時代の流れのなかでいちどは途絶えそうになるものの、70年代後半にやはり「少女小説」を愛していた氷室冴子さんをはじめとするコバルト文庫の作家さん方によって再び脚光を浴び、2020年まで連綿と息づいてきた少女小説が、好きだ。 昔からずっと変わらず月が愛でられてきたように、百年前から変わらず「少女小説」を愛しているひとたちがいる。そんな長い歴史の浪漫の一端に、きっと私もいるのだろう。 青春時代、「少女小説」というひとつの空間のなかで、ひそやかに繰り広げられてきた世界に没頭し、陶酔し、生涯大切にしようと胸の前でそっと本を抱えながらその思い出を心の奥底にある宝箱のなかにしまったのだ。 私が初めて少女小説を読んだのは、中学生の頃だった。学校の図書室で、静かに置かれていた『シュガーアップル・フェアリーテイル』シリーズを偶然手にして、

                「少女小説」を愛するということと、その忘却について
              • 【書評】LGBTのような綺麗ごとと欺瞞『正欲』(朝井リョウ・著)|山本一郎(やまもといちろう)

                こればっかりは、読んでもらわないと始まらない小説だなあ。 次号の晋遊舎『MONOQLO』の書評でも取り上げましたが、朝井リョウさんらしく、上手い小説であって、よくできているんですが、滂沱の涙を目にためながら読み進めるというよりは、社会時評として共感しつつ登場人物に対する各種エピソードを客観視するような内容になっております。 『MONOQLO』 https://www.shinyusha.co.jp/media_cat/monoqlo/ そのテーマは社会的包摂や多様性について、言うなれば「分かりやすい」「カミングアウトすれば、ある程度認めてもらえる」ところばかりが社会的にクローズアップされつつも、いわゆるフェティシズムやパラフィリアについてはいまなお闇を抱え、社会的に疎外されつつ暮らしているストーリーになっています。 最初に結論が提示され、そこに至るプロセスを複数の登場人物が絡み合いながらひ

                  【書評】LGBTのような綺麗ごとと欺瞞『正欲』(朝井リョウ・著)|山本一郎(やまもといちろう)
                • 中国人にとって会話の中で詩を詠む=センスがいいっぽい 教育など文化背景の話「成語を駆使する文化になってる」

                  シェイクスピアの引用のような一部の教養アピールとは少し違ってて、もっと日常に染み付いた文化みたいです。中国の通販とか、庶民的な場でも見かけるなぁ。

                    中国人にとって会話の中で詩を詠む=センスがいいっぽい 教育など文化背景の話「成語を駆使する文化になってる」
                  • 本麒麟の註 - 節電で死んだネオンサイン

                    最近気に入っている註があって、まあタイトル通りではあるのだがとりあえず次の画像を見て頂きたい。 (『本麒麟』350ml 6缶パック、2022/1/28、撮影は引用者) 「うまさ、極める。」と影付き文字で大きく出ているが惹句なのでそれは別にいい。そんなことを気にしていたら、サッポロの『GOLD STAR』なんかは同時期に6缶パックで「すべてのうまさを、過去にする。」と力強すぎる惹句を打ち出しており、俺は酒類売り場に足を向けてはGOLD STARのパックに書かれた文言を見るたびに、(すべてのうまさを、過去にしてしまったGOLD STAR。その味を、俺達は「うまさ」という範疇で果たして理解することができるのだろうか……?)などと思っては心の中でのみならず普通に顔面もニヤニヤしていた(キモすぎる)ので収拾がつかなくなってしまう。 問題は惹句そのもののデカさではなくて、商品と惹句の関係にある。丁度G

                      本麒麟の註 - 節電で死んだネオンサイン
                    • 紫式部と清少納言、なんかバチバチしてたって印象しかないけど現代風に例えると「そりゃ相容れないわ」と思う

                      菊野郎 @kikuyarou 友「紫式部と清少納言、なんかバチバチしてたって印象しかないんだけどそんな違うもんなの」 私「凄いざっくりいうと、紫式部が夢女子で清少納言は推しの部屋の壁になりたい女子」 友「ああそりゃ相容れないわ」 ざっくり説明しすぎた気もする 2024-01-09 07:48:07

                        紫式部と清少納言、なんかバチバチしてたって印象しかないけど現代風に例えると「そりゃ相容れないわ」と思う
                      • 書店員「「ライトノベルはコミックの劣化コンテンツ」である。」

                        停止 @RANO19254367 お久しぶりです。 ライトノベルの担当ではないですが、小説の担当には復帰しております。 その中で感じたのが「小説が売れないのではなくライトノベルが売れないのではないか?」ということでした。 色々、思い当たる理由はありますが。 「ライトノベルはコミックの劣化コンテンツ」である。 2021-10-17 14:14:37 停止 @RANO19254367 1 「魅力的なキャラクター」を前提にしている以上、ビジュアルが動くコミック・映像には勝ちようがないということ。 いくら描写を深めようと、「絵が直接動くコンテンツ」にキャラクター性で勝つのは不可能なのは言うまでもない話です。 2021-10-17 14:18:40 停止 @RANO19254367 2 「シリーズ化前提の終わりの見えない展開」 形態としての小説の強みとして、「1冊買えば1つの完成した物語を接種できる

                          書店員「「ライトノベルはコミックの劣化コンテンツ」である。」
                        • 米津玄師と東浩紀と三島由紀夫を結ぶ「セカイ系」という1本の線

                          POPなポイントを3行で KAI-YOU.netメルマガコラム特別編! KAI-YOU Premium編集長・新見描きおろし 米津玄師と東浩紀と三島由紀夫を結ぶ1本の線 先日わりとガチでとんでもない発見をした。ノーベル賞くれって思ったけど、きっと100人いたら99人にとってはどうでもいい発見だ。 新曲「Pale Blue」制作の裏側を、恒例のYouTubeラジオで米津玄師が話していた。 離婚から始まる恋を描く『リコカツ』の主題歌として描き下ろされたこの楽曲。 「今までの人生の中で一番つくるのが大変だった」と米津が語るのは、「恋愛とは何だ?」という自問のドツボにハマってしまったからだという。 それで米津が導き出した解は、「失恋こそが恋愛において本質的なものなんじゃないか?」というものだった。それはいわゆる「さよならだけが人生だ」的な意味では全然ない。 「ひとたび恋愛の対象となる人間と出会って

                            米津玄師と東浩紀と三島由紀夫を結ぶ「セカイ系」という1本の線
                          • 第166回直木賞は今村翔吾さんと米澤穂信さん | NHKニュース

                            第166回芥川賞と直木賞の選考会が東京で開かれ、 直木賞に ▽今村翔吾さんの「塞王の楯」と ▽米澤穂信さんの、「黒牢城」が選ばれました。 今村翔吾さんの経歴と作品 直木賞の受賞が決まった今村翔吾さんは京都府出身の37歳。 ダンスのインストラクターや滋賀県守山市の埋蔵文化財センターの調査員などを経て、2017年に「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」でデビューしました。 直木賞は2018年に発表した「童の神」、おととしの「じんかん」に続いて、3回目の候補での受賞となりました。 受賞作の「塞王の楯」は、戦国時代、武将たちの活躍の陰で城の石垣作りに命をかける職人集団「穴太衆」の姿を描いた歴史小説で、幼い頃、戦乱で家族を失い、「穴太衆」に育てられた石垣職人・匡介が主人公です。 豊臣秀吉の死後、戦乱の気配が迫る中、大軍に囲まれた大津城を舞台に絶対に破られない石垣こそが戦の無い世を作ると考える匡介と、どんな城でも落

                              第166回直木賞は今村翔吾さんと米澤穂信さん | NHKニュース
                            • 薩摩戦法『捨てがまり』も?~司馬遼太郎「創作」を「捜索」せよ!

                              まとめ 「司馬遼太郎はどういう風に、シロウトをだましてきたのか?」(※褒め言葉) ホントはタイトル「司馬遼太郎作品の史実と創作部分」みたいな穏健なのも考えたのだけどね…冗談抜きで、ホントに『作家』司馬遼太郎への称賛として「シロートをだましてるなあ」と。それはシロート代表の当方が認定する。 そのへんのことをいろいろと。 301237 pv 1869 391 users 476 まとめ メッケルが関ヶ原の布陣図を見て「西軍の勝ち」といったのは創作の疑いがあるという話と当時の混乱した状況 メッケルと司馬遼太郎に関しては確実な証拠が有るわけではないので「ほぼ」ってことを強調しておきます。 追記 色々調べられた方のお陰で海音寺潮五郎の名前も出て来ました。創作なのか?だとしたら司馬なのか海音寺なのか?謎は深まりました。 66185 pv 579 76 users 25 まとめ 「メッケルの関ヶ原西軍勝

                                薩摩戦法『捨てがまり』も?~司馬遼太郎「創作」を「捜索」せよ!
                              • はてブの人たち、ジャンプラだけじゃなくてカクヨムの小説もブクマしてあ..

                                はてブの人たち、ジャンプラだけじゃなくてカクヨムの小説もブクマしてあげてよ

                                  はてブの人たち、ジャンプラだけじゃなくてカクヨムの小説もブクマしてあ..
                                • 追悼・石原慎太郎「政治家ですか? 小説家ですか?」と問うと「小説家に決まってるだろっ」と気色ばんだ(書評家・豊崎由美) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

                                  いくつもの傑作に出会うことができた 2022年2月1日、石原慎太郎が亡くなりました。享年89歳。 メディアでは追悼の意味が強いからか、慎太郎がなした功罪の「功」を中心にした報道ばかりが目につきますが、SNSではかなり事情を異にしていました。もともと毀誉褒貶はなはだしい人物ではあったのですが、ツイッターにおけるわたしのタイムライン上には容赦ないまでに「毀」と「貶」が並んでいたんです。 わたし自身、大森望さんと続けてきた『文学賞メッタ斬り!』シリーズでは、長らく選考委員を務めた氏の選評での悪文を「てにをはヌーヴォーロマン」と揶揄し、その狭量な小説観をバカにし、東京都知事時代には傍若無人な差別発言や社会的弱者に寄り添わない政治家としての姿勢を激しく糾弾してきたものです。が、しかし、石原慎太郎は小説家でもあったんです。 2013年9月、栗原裕一郎さんとの共著『石原慎太郎を読んでみた』を原書房から刊

                                    追悼・石原慎太郎「政治家ですか? 小説家ですか?」と問うと「小説家に決まってるだろっ」と気色ばんだ(書評家・豊崎由美) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
                                  • 「人生を台無しにするちらかしの魔法」高橋文樹(小説, 破滅派, 2019年)

                                      「人生を台無しにするちらかしの魔法」高橋文樹(小説, 破滅派, 2019年)
                                    • KADOKAWAアニメ化されたラノベ作家『逆井卓馬』は、NHK副会長・正籬聡の息子局員だった!“副業禁止”の規定違反を問い合わせた結果 | 週刊女性PRIME

                                      公共放送NHKのトップに立つ会長は何かと注目の的だが、現在の副会長・正籬(まさがき)聡氏も就任時に大きな話題となった。 「報道局や広報局で勤務した生粋のテレビマンで、2020年に副会長に就任。当時は59歳で、理事の中では最年少でした。異例の抜擢ですね」(テレビ誌ライター) 父の背中を追って、息子もNHKに入局。 「年は20代半ば。現在は東北地方の放送局に勤務しており、ディレクターとしてドラマの演出などを担当しています」(NHK関係者) 親子2代でNHKを支えているわけだが、この息子には別の顔がある。 「実は、小説を書くのが学生時代からの趣味。現在も副業でライトノベルを書いているんです。NHKの規定では職員の副業を原則禁止しているんですけどね……。副会長の息子ということもあり、基本的に周囲は黙認。直属の上司もどう対応するべきなのか困っているといいます」(同・NHK関係者) 趣味で小説を書いて

                                        KADOKAWAアニメ化されたラノベ作家『逆井卓馬』は、NHK副会長・正籬聡の息子局員だった!“副業禁止”の規定違反を問い合わせた結果 | 週刊女性PRIME
                                      • 腐女子は江戸時代から存在した!? 土方歳三と沖田総司の官能小説が発見される - ライブドアニュース

                                        2015年3月16日 16時0分 リンクをコピーする by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 新選組をテーマとした官能小説がTwitterで紹介され、話題になっている 古い日記を鑑定に出したところ、内容が土方歳三と沖田総司の官能小説だった 見つかった場所は投稿者のゼミ教官の実家で、新選組屯所の隣だったという という言葉が存在しなかった時代から、男性同士の恋愛が大好きな女子は存在したというエピソードが話題になっている。 ゼミの担任が新撰組屯所の隣に実家がある人だったんだけど、掃除してたらひいおばあちゃんの日記らしき本が出てきて何か歴史的発見があるんじゃないかと専門家に見せたら「これは土方歳三と沖田総司の男性同士の官能小説ですね」って言われたらしくて何百年たってもはする事同じなんだなって…さ — 佐々岡@猫の人 (@sasaokameat)  投稿者のゼミの担任の先生の実家が、末期に活

                                          腐女子は江戸時代から存在した!? 土方歳三と沖田総司の官能小説が発見される - ライブドアニュース
                                        • 紙と糸と糊と布、そういうものでできている|北海道大学附属図書館 -Hokkaido University Library

                                          北海道大学附属図書館 嶺野智康 What are broken books made of? What are broken books made of? Paper and thread And Glued clothes That's what broken books are made of. とりあえず英語で発信、というわけではない。 まずは、写真をご覧いただこう。 これは一体、なんだと思います? ガラスびんの半分ほどを金属くずが埋める。そのなかみはステープラ(ホッチキス)の針がほとんど。 折れた縫い針とカッターナイフの刃もまじっている。 ガラスびんはジャムの空きびんの再利用で、メーカーがすぐにわかりそうなフタは外してある。 話はやはり、昨年の4月、2020年の緊急事態宣言下にさかのぼる。 緊急事態宣言が全国に拡大されて、北海道大学の附属図書館も各学部に設置された図書室も、あわただ

                                            紙と糸と糊と布、そういうものでできている|北海道大学附属図書館 -Hokkaido University Library
                                          • 冲方丁 新作長編小説『アクティベイター』全文公開 第1回|集英社文芸・公式|note

                                            冲方丁さんのデビュー25周年を記念しまして、1月26日発売の新作長編小説『アクティベイター』を、2021年2月7日までの期間限定で全文公開します! 全部の回をまとめたマガジンはこちらです。 無料公開にあたりまして、冲方さんからコメントをいただきました。 なんと、このたびデビュー25周年を迎えることとなりました。 10代で抱いた創作の情熱を決して失わず、常に新たに燃やすことができたのはなぜだろうとよく考えます。とても個人の努力だけでどうにかなるものではなく、多くの幸福な出会いがあったからこそ今に至ることができました。とりわけ私の作品を次も読んでやろうと思い続けて下さった読者の存在は、温かな愛情と厳しい重圧でもって、今も私を走らせ、鍛えて下さっているのです。 私の人生になくてはならない読者のあなたに何をお返しすることができるでしょう? やはり私には次の作品に全力を注ぎ、感謝を込めてお届けするし

                                              冲方丁 新作長編小説『アクティベイター』全文公開 第1回|集英社文芸・公式|note
                                            • 『キャラは多いほうが良い』と考えている作家さんを見かけるが読者の負担が多いのでこれはオススメしない→川上稔先生「ホントそうですよね」

                                              オタクペンギン(社長) @NovelPengin 原稿見ていると、『キャラは多いほうが良い』と考えている作家さんをちょこちょこ見かけるんですが、これは全くオススメしないです。 特に小説/ラノベなどの場合、ヴィジュアルで差別化できるわけでもないので、キャラ一人増えることの読者側の負担が作家さんが思ってるよりも重いです。1/n 2023-01-06 11:32:16 オタクペンギン(社長) @NovelPengin さらによくあるのが、『キャラが多くて主人公が誰なのかわからない』っていうやつ。 嘘やろって思うかもですが、マジである。 てか、最初『この人かな?』と思ってたのが、読んでいくと『あれ?違う…?』とかなることもある。 これは、物語におけるキャラの出し方が間違ってるとかの問題ですね2/n 2023-01-06 11:32:17 オタクペンギン(社長) @NovelPengin 世界観や舞

                                                『キャラは多いほうが良い』と考えている作家さんを見かけるが読者の負担が多いのでこれはオススメしない→川上稔先生「ホントそうですよね」
                                              • 第47回すばる文学賞・受賞者インタビュー 大田ステファニー歓人 | 集英社の月刊文芸誌「すばる」

                                                あまりにも独特な文章で、最初は少し入りにくいかもしれない。しかしチューニングが合って波に乗れると、たちまち惹き込まれる。この文体に驚かない選考委員はいなかった。言語の地平を切り拓くとも評された。主人公は不登校になりかけの高校二年生の翠。桜の舞う日、小学校時代にバッテリーを組んでいたピッチャーの春と再会し、ある怪しいビジネスに加担することに……。描かれているのは死と青春の文学だ。 作者は一九九五年生まれ。この物語はどんなふうに生まれたのだろう。 「実はこれは続編なんです。一作目は高校生の静が主人公で、学校のシステムになじめない静と彼を気にかけるやんちゃなまどかとの友情の始まりも描きました。きょうだいの春はまだ小さくて暴れまわっているだけ。この続きが書きたくなって」 どんな子どもだった? 本は好きでしたか? 「落ち着きがなくて、春みたいなところもあったかも。家には難しいドストエフスキーの全集み

                                                  第47回すばる文学賞・受賞者インタビュー 大田ステファニー歓人 | 集英社の月刊文芸誌「すばる」
                                                • 夢見る「異世界転生」モテモテ設定 生きづらさの象徴?:朝日新聞デジタル

                                                  ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                    夢見る「異世界転生」モテモテ設定 生きづらさの象徴?:朝日新聞デジタル
                                                  • 「ごんぎつね」をどう読むか――「家」と「死」をめぐって

                                                    大みそかの鐘の音とひっかけたわけではありませんが、今回は小学生が必ず習う新美南吉の童話「ごんぎつね」について。原文に「家」とあるのが教科書では「うち」となっています。「いえ」と読ませなくてよかったのでしょうか。また、ごんは最後に本当に死んだのでしょうか。 2023年は新美南吉生誕110年、没後80年でした。大みそかの鐘の音とひっかけたわけではありませんが、今回は代表作「ごんぎつね」について考えます。 最近も、チャットGPTに「ごんぎつね」の感想文を書かせてその文章を小学生に読ませるという小学校の試みが毎日新聞に載っていました。その感想文とは「この本は不思議な冒険と友情のお話です。ごんぎつねは、かわいいしっぽを持つ不思議なキツネさんです」とのことです。生成AI(人工知能)の読解力は確かに「人間離れ」しています。 全ての小学教科書が採用 私の小学4年の娘の教科書にも「ごんぎつね」が載っていまし

                                                      「ごんぎつね」をどう読むか――「家」と「死」をめぐって
                                                    • 夏に揺れる。 - Everything you've ever Dreamed

                                                      駐車場でときどき見かける、オバハン運転の高級外車の危なっかしい運転にムカつきながらやってきた、いつものスーパーの夏野菜コーナー。特売を報せるアナウンス。キンキンに効いたエアコン。入り口のドアが開くたびに侵入してくる猛烈な熱気。目の前にはナス、トウモロコシ、トマトが信号機のような色合いで並んでいる。 僕の傍らにいた1人の女性がキュウリを手に取った。僕と同じ年代だが、ノースリーブの白く細い腕とたくましいキュウリのコンビが妙にエロティック。僕の視線は、甘い蜜をみつけたアリになって白い腕を舐めるようにはい登る。そして白い腕を持つ女性と目があってしまう。僕は彼女を知っていた。彼女の目も僕を補足していた。その目はあの夏の日と同様に、僕を睨みつけていた。 1994年、大学3年の夏休み。僕は隣町の山の上にあるゴルフ場のレストランでアルバイトをしていた。自転車で山道を登って通うのは一苦労だったけれども、仕事

                                                        夏に揺れる。 - Everything you've ever Dreamed
                                                      • 「古文書 見るだけから手元で触れて」 解体新書など複製販売 富士ゼロックス京都 | 毎日新聞

                                                        富士ゼロックス京都(京都市中京区)は、これまでに手掛けた古文書などの「複製」の販売を始めた。「文化財は“遠くから見るだけ”から“手元で触れる”へ」がコンセプト。現時点では8点だが、順次200点程度まで増やしていく。 販売するのは、日本語と英語をひらがなで並べて書いた単語帳「外国言付(ことつけ)初編」(1850年ごろ)▽伊勢物語の歌209首を題材にした「伊勢物語御歌かるた」(同志社大所蔵、江戸時代)▽杉田玄白らが1774年に日本で初めて刊行した解剖書「解体新書」(東京・国…

                                                          「古文書 見るだけから手元で触れて」 解体新書など複製販売 富士ゼロックス京都 | 毎日新聞
                                                        • 決定、2022年マライ・メントライン文芸賞!『ロマニ・コード』(角悠介)を驚異と言わずなんとする - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

                                                          2022年マライ・メントライン文芸賞は『ロマニ・コード』(角悠介)に決定! ロマ言語の探究解析を行う若手言語学者のフィールドワーク体験記であり、実は「丸山ゴンザレスや村田らむのルポルタージュに近い」など、熱く、濃く推しまくるマライ・メントラインの授賞の弁をどうぞ。 マライ・メントライン文芸賞を授与する 2022年、個人的に最高に凄かった&おもしろかった小説は、小学館『STORY BOX』誌に書いた通り『地図と拳』(小川哲)だ。が、もっと広義の「文芸」という観点からベストオブベストを選べと言われたら、これはもう『ロマニ・コード』(角悠介)しかない。よって私は重い腰を上げて本作にマライ・メントライン文芸賞を授与する。マライ・メントライン文芸賞とは、私が「めったに無い特殊で深いおもしろさ」を感じ、かつ、メジャーな批評家があまり取り上げなさそうな本に遭遇したときにのみ起動する、なんの権威もへちまも

                                                            決定、2022年マライ・メントライン文芸賞!『ロマニ・コード』(角悠介)を驚異と言わずなんとする - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
                                                          • 村田沙耶香が語る、世界に向けて小説を書くこと 「自分にとって都合の悪い作品を作りたい」

                                                            今の自分が見ている現実は、絶対的なものではないかもしれない。村田沙耶香はこれまでも読者の足元をぐらつかせるような小説を書いてきたが、最新作『信仰』(文藝春秋)でもまた、既存の価値観を問い直している。 好きな言葉は「原価いくら?」だという現実主義者の主人公が、同級生からカルト商法を持ちかけられる––。「信じること」に正面から向き合った表題作をはじめ、65歳時点で生きている確率が可視化された世界を描く「生存」など、8篇の小説・エッセイが収録されている。 フェイクニュースや陰謀論が飛び交う現代において、信じるとは一体、どういうことなのか? どのような思いで小説を書いているのか? 村田に今、作家として感じていることを聞いた。(小沼理) 速度の速い正しさが怖い ――表題作の「信仰」を書いたきっかけを教えてください。 村田:知り合いがマルチにハマった時とか、友達がモラハラしてくる人と付き合っていて別れ

                                                              村田沙耶香が語る、世界に向けて小説を書くこと 「自分にとって都合の悪い作品を作りたい」
                                                            • 8月の朝日新聞文芸時評について。

                                                              今月の文芸時評中に取り上げた桜庭一樹さん「少女を埋める」(文學界)の評に関してです。 まず、本作は自伝的要素はあるとしても、「文學界」に「創作」として発表された作品であり、わたしは一つの「小説」として読んでいますので、作者のご家族に関する「事実」については切り離して考えさせてください。 それから、小説というのは、ある種の選択と要約を含まざるを得ません。「すべてを文字化することができない」以上、その...

                                                                8月の朝日新聞文芸時評について。
                                                              • ノーベル文学賞に米国の詩人 長年研究、札幌の木村さん喜び 日本で無名「光当たった」 「現代人の心に響くはず」 | 北海道新聞 どうしん電子版

                                                                ノーベル文学賞発表から一夜明けた9日、受賞した米国の女性詩人ルイーズ・グリュックさんを長年研究してきた北海道武蔵女子短大名誉教授の木村淳子さん(84)=札幌市北区=が「日本であまり知られていない詩人に光が当たった」と喜びを語った。作品は孤独や死をテーマにしながも希望や救いが根底にあるといい、「コロナ禍の苦しい今だからこそ、現代人の心に響くはずだ」とその詩の魅力を語った。 木村さんは同短大で2006年の退官まで38年間、英語や英文学を教えた。作品との出合いは01年。旅行で訪れた米国の書店で、ピュリツァー賞受賞の「ワイルド・アイリス」を購入。「社会問題を声高に取り上げるのではなく、普通の人の心の動きを静かに描いた詩に引きこまれた」

                                                                  ノーベル文学賞に米国の詩人 長年研究、札幌の木村さん喜び 日本で無名「光当たった」 「現代人の心に響くはず」 | 北海道新聞 どうしん電子版
                                                                • 居酒屋「あすなろ」とヤクザと私

                                                                  私の今も忘れられないアルバイトは、大学に入学したときのことだから、今から三十年以上も前のことになる。私は何か目的があったわけでも、何かを勉強したかったわけでもなく、ただ単純に東京に出てみたくて北海道から東京にある大学に進学した。 しかし、その大学は一年生のときだけ、埼玉県の大宮市にある校舎で学ばなければならなかった。私は仕送りをあまりしてもらえなかったので、その校舎の裏手にある部屋代が格安の学生寮に住むことにした。しかし、その校舎の周辺はほとんど家も店もなく、寮生たちのほとんどは自炊しなければならなかった。お金のない私は食費を浮かすためにも食事つきのアルバイト先を探したのだが、繁華街は大宮駅周辺しかなく、寮から大宮駅に行くにはバスで二十分ほどもかかる。当時は、まだコンビニがあること自体珍しく、ファミリーレストランも見かけることがほとんどない時代だった。だから、学生のアルバイトといえば、喫茶

                                                                    居酒屋「あすなろ」とヤクザと私
                                                                  • ネットの弊害、埴谷雄高の予言 94年のインタビュー録音見つかる:朝日新聞デジタル

                                                                    ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                      ネットの弊害、埴谷雄高の予言 94年のインタビュー録音見つかる:朝日新聞デジタル
                                                                    • 葬送のフリーレン「設定わからない?」問題、大議論集!!

                                                                      浅井ラボ@されど罪人は竜と踊る24(2023年2月17日発売) @AsaiLabot2 数十年ほど繰り返し言われる「物語が分からない人がいる」は、ほぼ同じ期間で言われている「普段は物語に興味がない人まで届いた、大ヒット作の証明」説でええんじゃないの。 2024-01-16 13:16:48 浅井ラボ@されど罪人は竜と踊る24(2023年2月17日発売) @AsaiLabot2 「おもしろいと言われているから読んだけど、よく分からない」層がそのうち段々と分かってきて、一部が読者さんになる訳で。徐々にではなく大規模に新規が増えるルートはそれくらいしかないので、ええことやと思ったほうがええですよ。 2024-01-16 13:21:33

                                                                        葬送のフリーレン「設定わからない?」問題、大議論集!!
                                                                      • 「皆、FIREしてなにがしたいの?」「お金ってステロイドと同じ」 羽田圭介が“投資で早期退職”を考える人に伝えたいこと | 文春オンライン

                                                                        NISA、iDeCo、ふるさと納税……。近年、お金の話題はますます身近になりつつある。そんな今、現代人の金にまつわる葛藤を描く、羽田圭介さんの注目の新作小説が『Phantom』だ。生活を切り詰めて将来のために投資をする主人公・華美。一方、恋人の直幸は「使わないお金は死んでいる」と彼女を笑い、オンラインサロンの活動にのめりこんでいく。芥川賞受賞から6年、羽田さんがたどり着いたお金にまつわる意外な結論とは――? ◆ ◆ ◆ 専業作家になってお金に不安が出てきた ——『Phantom』執筆のきっかけを教えてください。 僕は高校時代に小説家としてデビューして、会社員を1年半だけやってたんですね。その後中古マンションを買うと同時に専業作家になったんですが、しばらくしてお金の不安が出てきました。年収が300万円くらいの年もあれば、500万円くらいの年もあって、結構振れ幅が大きかったんです。 さらに追い

                                                                          「皆、FIREしてなにがしたいの?」「お金ってステロイドと同じ」 羽田圭介が“投資で早期退職”を考える人に伝えたいこと | 文春オンライン
                                                                        • 〈前代未聞の就職氷河期〉絶望する中国の若者と“労働詩”に謳われた国家へのホンネ | 文藝春秋 電子版

                                                                          就職「超」氷河期に苦しむ中国の若者 中国の若者が、前代未聞の就職超氷河期に直面している。 中国国家統計局が発表した2023年6月の16〜24歳の若年失業率は21.3%と、いまだかつてない数値を叩き出した。 過酷な受験戦争を勝ち抜いたのに、仕事が見つからず、結局生活するのにぎりぎりの給料しかもらえない「底辺」、すなわちブルーカラーの仕事しか見つからなかったという人も続出した。「卒業即失業」といったブラックジョークもSNSで飛び交うようになった。中国の学生たちは、自らの努力と犠牲に見合った見返りを得られないことに、深く落胆しているのだ。 今年9月14日、上海のベンチでうなだれるように眠る男性 ©時事通信社 中国政府は社会的なパニックを恐れてか、その後、若年失業率の公表を一時停止すると発表したが、これは社会的な安定と統制を何よりも重視する中国らしいやり方である。ただ、中国のネット上でもその隠蔽と

                                                                            〈前代未聞の就職氷河期〉絶望する中国の若者と“労働詩”に謳われた国家へのホンネ | 文藝春秋 電子版
                                                                          • ぼくは『桜を見る会』に行った - 関内関外日記

                                                                            「祖父が倒れたらしいので、ちょっと村に帰って様子を見てきてくれないか」。東南アジアのどこかの工場で働いている父から連絡が入った。とりわけ忙しくもない大学生のぼくは、東京をあとにして、本州最北の田舎に急いだ。季節は冬に入るころだった。 村は東京に比べてひどく寒かった。村は山の中にあった。雪はまだ降っていなかった。 祖父は床に伏せっていた。自分の記憶より、さらに老いて小さくなっていた。 「じっちゃ」と、ぼく。 「……おう、来たか」と、祖父。 ぼくの目を見据えると、こう切り出した。 「おまえに、頼みたいことがある。わしの代わりに、あの荷を『桜を見る会』に届けてくれんか……」 祖父は部屋の隅を指差した。そこには、きれいな織物に包まれた桐の箱が積み重ねられていた。 「曲げわっぱけ?」とぼく。 祖父は古くから続く曲げわっぱ職人の子に生まれた。祖父も小さなころから修行を積み、曲げわっぱ職人になった。その

                                                                              ぼくは『桜を見る会』に行った - 関内関外日記
                                                                            • ラノベ評論家が必要とされない本当の理由 - とある王女の書評空間(ラノベレビュー)

                                                                              またもや「ラノベ評論家必要論」が語られているわね。 ラノベが売れないのは評論家が育ってないせい? 評論家が嫌われるのは、コミュニティへの敬意を払わず土足で踏み込むから ラノベが売れないのは評論家が育ってないせい? 必要論が語られるのはこれで二回目。 前回は『異世界誕生 2006』が「迷惑系まとめブログ」に取り上げられたことを講談社ラノベ文庫のシゲタが好意的に扱ってしまい、売上一辺倒な評価軸への批判として「評論家必要論」が上がったわ。 togetter.com ぶっちゃけ、ライトノベルの軸が「売れ行き」という1軸だけで評価されるようになった結果、まとめサイトに取り上げられることを喜ぶようになってしまったともいえる。内容を評価する文藝賞が存在しないことの悪弊が出てると思うけど、まさかこう表出するとは思わなかった。 — nakatsu_s (@nakatsu_s) 2019年10月21日 確かに

                                                                                ラノベ評論家が必要とされない本当の理由 - とある王女の書評空間(ラノベレビュー)
                                                                              • 筒井康隆と林真理子が“作家として困ること”で共感 その中身は? | AERA dot. (アエラドット)

                                                                                筒井康隆さん(左)と林真理子さん (撮影/写真部・小黒冴夏) 筒井康隆(つつい・やすたか)/1934年、大阪府生まれ。同志社大学卒業後、乃村工藝社勤務を経て、デザインスタジオを設立。その後、江戸川乱歩に才能を認められ、創作活動へ。67年『時をかける少女』発表。81年『虚人たち』で泉鏡花文学賞、87年『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、89年「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、92年『朝のガスパール』で日本SF大賞、2000年『わたしのグランパ』で読売文学賞小説賞受賞。仏シュバリエ章・パゾリーニ賞、紫綬褒章、菊池寛賞を受賞・受章。近著に『老人の美学』。 (撮影/写真部・小黒冴夏) 85歳を迎え、新作『老人の美学』(新潮新書)を刊行した文学界の巨匠・筒井康隆さん。情報化社会の本質と大衆の愚かしさを鋭く穿ち、フィクションへと昇華させ続けてきました。作家の林真理子さんと行った対談では、パリッと着こ

                                                                                  筒井康隆と林真理子が“作家として困ること”で共感 その中身は? | AERA dot. (アエラドット)
                                                                                • 古市憲寿さんの「百の夜は跳ねて」と木村友祐さんの「天空の絵描きたち」に関して - 日比嘉高研究室

                                                                                  日経新聞の以下の記事でコメントをしています。古市憲寿さんの「百の夜は跳ねて」と木村友祐さんの「天空の絵描きたち」に関して。芥川賞の選評が話題でした。以下補足します。 >>「小説のオリジナリティーとは 芥川賞選評から考える 」『日本経済新聞』文化往来2019/8/20 www.nikkei.com 「小説のオリジナリティーとは 芥川賞選評から考える」『日経新聞』電子版、文化往来、2019/8/20 古市さんが盗作や剽窃をしたとかアイデアを盗んだとかいう意見もあるようですが、その批判は該当しないと思います。ビルの窓ふきというモチーフ自体にオリジナリティがあるわけではない。たとえば以下の方も指摘しているように、辻内智貴さん「青空のルーレット」(2001)という作品もある。 古市憲寿の芥川賞候補作はビルの窓拭きをテーマに扱っているらしい。そういえば太宰賞作家の辻内智貴の「青空のルーレット」も主人公

                                                                                    古市憲寿さんの「百の夜は跳ねて」と木村友祐さんの「天空の絵描きたち」に関して - 日比嘉高研究室