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進化論の検索結果321 - 360 件 / 544件

  • ほ乳類とレトロウイルスの進化的軍拡競争の網羅的描出 | 東京大学

    東京大学医科学研究所 感染症国際研究センター システムウイルス学分野の佐藤准教授らは、ヒトを含む160種のほ乳類のゲノム配列のメタ解析により、ウイルス感染を防御する遺伝子APOBEC3(注1)の進化原理を明らかにしました。 内在性レトロウイルス(endogenous retrovirus; ERV、注2)は、宿主のゲノム中に残るウイルス感染・侵略の痕跡です。ヒトを含む哺乳類において、ERVはゲノムの大きな割合を占めているため、哺乳類の祖先は大量のレトロウイルス感染にさらされてきたと考えられています。このようなレトロウイルス感染に対抗するため、哺乳類はさまざまなウイルス感染防御機構を進化させてきました。ウイルス感染防御を担う遺伝子のひとつに、APOBEC3ファミリー遺伝子があります。興味深いことに、APOBEC3ファミリー遺伝子は、ほ乳類の進化の過程において遺伝子重複によりコピー数を増大させ

      ほ乳類とレトロウイルスの進化的軍拡競争の網羅的描出 | 東京大学
    • ホットドッグの必需品「パキッテ」 米国生まれのアイデアが、日本で進化したワケ

      ホットドッグにケチャップやマスタードをかけるとき、トーストにジャムやマーガリンを塗るとき、多くの人が一度はある容器をパキッとしたことがあるのではないでしょうか。片手で簡単に調味料をかけたり塗ったりできるアレです。 このパキッとする容器の名前をご存じでしょうか。正式名称は「パキッテ」で、日本で唯一、ディスペンパックジャパン(神奈川県南足柄市)が生産しています。名前の由来は、まさにパキッと容器を折る動作です。 米国生まれのパキッテ パキッテのアイデアは、もともと米国で考案されました。1984年に開催されたある展示会で、パキッテが出展されていたそうです。「最初のアイデアは、高所作業員が指をけがした際に、片手で薬を塗るなどの応急処置ができるようにと考えられたものでした」(同社担当者)

        ホットドッグの必需品「パキッテ」 米国生まれのアイデアが、日本で進化したワケ
      • 30代後半〜40代前半が車のドアやトランクを全力でガッシャーンと閉める理由は車の技術の進歩と関係している?

        卑猥の化身 @Prophecist ■30代後半〜40代前半が車のドアやトランクを全力ガッシャーンで閉める理由 ・昔の車はそうしないと半ドアになった ・この世代は当時子供だったため、体重乗せた全力閉めでも半ドアになった ・筋肉付いた今でも全力使わないと半ドアになる記憶がある ・今の車はそっと閉めても閉まる これよね? 2021-11-16 16:50:16

          30代後半〜40代前半が車のドアやトランクを全力でガッシャーンと閉める理由は車の技術の進歩と関係している?
        • チョウの幼虫 頭の突起で天敵のハチから身を守る 巧みな進化か | NHK

          チョウの仲間の「ゴマダラチョウ」の幼虫は、角のような突起を使って、天敵のハチから身を守っていることが分かったと、近畿大学などのグループが公表し、生物の巧みな進化の結果が分かる事例だとしています。 チョウの幼虫は、種類によってさまざまな色や形態があり、日本に広く分布する「ゴマダラチョウ」の幼虫は頭に角のような硬い突起が2本ありますが、何のためにあるのかよく分かっていませんでした。 近畿大学の香取郁夫准教授などの研究グループは、屋外でゴマダラチョウの幼虫を観察したところ、主な天敵はハチの仲間の「アシナガバチ」で、捕食するために背後から覆いかぶさるようにして、首に相当する幼虫の頭の後ろ側の急所にかみつき、攻撃をしていたということです。 そこで、この幼虫と天敵のアシナガバチを同じ空間に入れて実験したところ、幼虫は角のような突起でハチの攻撃を防ぎ、80%がハチを追い払うことができたということです。

            チョウの幼虫 頭の突起で天敵のハチから身を守る 巧みな進化か | NHK
          • なぜここまで独自の進化を遂げたのか?「京都中華」の大いなる謎(林 毅) @moneygendai

            「さくらの東坡バーガー」という不思議な料理 京都は例年より早く、少し静かな桜の季節を迎えている。知恩院、円山公園、平野神社など人がひしめき合うような桜の名所も、今年は新型コロナウイルスに伴う外出自粛などの影響で、ちょっと時間をずらせばあまり人ごみに巻き込まれずに楽しむことができる。 この季節に京都の街を歩いていると、桜にちなんだ多くの季節限定商品を目にする。京都だけに和三盆や羊かんなど和のものが多いが、立ち寄った中華料理屋「マダム紅蘭」にも桜限定メニューがあった。それが「さくらの東坡(とうは)バーガー」だ。 この「東坡」とは「東坡肉」、つまり豚肉の角煮のことだ。もともとマダム紅蘭では東坡バーガーを提供しているが、3月から4月までの限られた季節だけ桜の葉を使い、バンズもほんのりと桜色が入った特別版になる。 今回はこの不思議なバーガーの成り立ちを辿りながら、場所と時代が持つ磁場によって変わる料

              なぜここまで独自の進化を遂げたのか?「京都中華」の大いなる謎(林 毅) @moneygendai
            • 死亡後に摘出した損傷の激しい人間の肺をブタに移植して再生することに成功(米研究) : カラパイア

              臓器移植技術は日進月歩の勢いを見せている。肺は摘出後、すぐに傷んでしまうため保存が難しいとされているが、移植するには傷みすぎてしまった人間の肺を、生きたブタにつなげて再生させることに成功したそうだ。 将来的には移植に使える肺を3倍にも増やせる技術であるという。

                死亡後に摘出した損傷の激しい人間の肺をブタに移植して再生することに成功(米研究) : カラパイア
              • 我々は、いかにして生まれたのか──『我々は生命を創れるのか 合成生物学が生みだしつつあるもの』 - 基本読書

                我々は生命を創れるのか 合成生物学が生みだしつつあるもの (ブルーバックス) 作者: 藤崎慎吾出版社/メーカー: 講談社発売日: 2019/08/22メディア: 新書この商品を含むブログを見る本作は、小説や科学系のノンフィクション作家である藤崎慎吾さんが講談社ブルーバックスのウェブサイトで連載していた「生命1.0への道」の書籍化したものになる。改題後の書名の通りに、「生命を創れるのか」を問い、各研究者らへのインタビューと仮説・手法の紹介が中心になっていくわけだが、生命を創るためには必然的に「我々は、いかにして生まれたのか」を欠かすことができないから、本書では、「我々はどこで、どうやって生まれたのか」も必然的に追っていくことになる。 地球の生命はどこで生まれたのか問題 地球の生命は、どこで、どうやって生まれたのか。とりあえず海なのは確かじゃろ、で、熱噴出孔みたいなところでボコボコしてるところ

                  我々は、いかにして生まれたのか──『我々は生命を創れるのか 合成生物学が生みだしつつあるもの』 - 基本読書
                • 【匠の部屋】進化していく「Wake on LAN」、しかし弱点が浮き彫りに……[Sponsored]

                    【匠の部屋】進化していく「Wake on LAN」、しかし弱点が浮き彫りに……[Sponsored]
                  • 1億年前のカニの化石を発見、細部までありのまま、琥珀の中に

                    琥珀に閉じ込められているのは、知られている限り最も早く海を離れたカニだ。カニが海から淡水や陸に移動した過程の解明につながる可能性がある。(PHOTOGRAPH BY LIDA XING) 1億年前のカニの化石が見つかった。ミャンマー産の琥珀(こはく)に閉じ込められていたもので、関節のある脚、爪、複眼、えらまで確認できる保存状態は「驚異的」だと、10月20日付けで学術誌「Science Advances」に論文を発表した米エール大学の古生物学者ハビエル・ルケ氏は言う。 おかげでルケ氏らは、現存するカニのグループ「真短尾群(Eubrachyura)」に属する新種だと突き止め、「クレタプサラ・アタナタ(Cretapsara athanata)」と命名した。クレタプサラは海にすまない非海生のカニとしては最古の可能性があり、カニが海を離れた進化の過程を知る手掛かりになると研究チームは考えている。「琥

                      1億年前のカニの化石を発見、細部までありのまま、琥珀の中に
                    • Engadget | Technology News & Reviews

                      Parrots in captivity seem to enjoy video-chatting with their friends on Messenger

                        Engadget | Technology News & Reviews
                      • クジラの口の中に入ってしまったら人間はどうなる?

                        米国ケープコッド沖の海域でエサを食べるザトウクジラ。「バブルネットフィーディング」と呼ばれる方法で、数頭のクジラが細かな泡を吹き出して、魚の群れを囲い込む「網」を作る。混乱した魚が水面に上がってきたところを、待ち構えていた別のクジラたちがひと飲みにする。(Photograph by Brian Skerry, Nat Geo Image Collection) 6月11日、米マサチューセッツ州東端のケープコッド沖でロブスターを捕っていたダイバーがザトウクジラに「のみ込まれ」、奇跡的に生還したと大々的に報道された。マイケル・パッカード氏は、強く押された感じがして「次の瞬間には真っ暗闇の中にいた」と、地元紙ケープコッド・タイムズに語っている。クジラの口の中でもがいていると、30秒ほどでクジラは水面に上がり、パッカード氏を吐き出したという。 ザトウクジラの口は3メートルにも達するため、人間くらい

                          クジラの口の中に入ってしまったら人間はどうなる?
                        • 書評 「Speech!」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                          SPEECH! How Language Made Us Human (English Edition) 作者:Prentis, SimonhogsaloftAmazon 本書は通訳兼翻訳家(何カ国語も扱うが特に日本語通訳としてのキャリアが長い)であるサイモン・プレンティスによる言語が使えることによりヒトは何を成し遂げてきたのかを論じる本になる.プレンティスは言語学や進化生物学の専門家というわけではないが,ドーキンスやピンカーが推薦文を寄せているというので読んでみたものだ.副題は「How Language Made Us Human」 冒頭には「ウクライナのための序文」がおかれている.これは本書脱稿後にロシアのウクライナ侵攻が生じたことを受けているもので,(実は本書ではその最終章で,言語により世界が平和に向かってきたが,それはなお未完であり,国連の改革が必要であることを論じている)どうして

                            書評 「Speech!」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                          • 医者に「ここに普通の人は無いはずの骨がある。鳥とかにあるやつ」と言われた→他にも色々な生物の名残を持つ人達が集まる

                            サミー @sammy33san 「あっ、ここに普通の人はないはずの骨があるね。これ鳥とかにはあるやつだけどうまく哺乳類に進化できなかったんだね」 #ドクターに言われた衝撃的な言葉 2022-11-15 19:29:12

                              医者に「ここに普通の人は無いはずの骨がある。鳥とかにあるやつ」と言われた→他にも色々な生物の名残を持つ人達が集まる
                            • 進化生物学者キャロル・フーヴェン「性差は実在する。しかしそれは変えられない運命ではない」 | 「セクシュアリティの現実を否定すべきではない」

                              進化生物学者のキャロル・フーヴェンは言う。「セックス(性、性差)は実在します。これは生物学的な事実です。それは我々の身体に属するものであって、頭のなかにしか存在しないものではありません」 ハーバード大学人類進化生物学部で学部生向け科目の共同責任者を務めるフーヴェンは、自身のこうした発言が、ある種の状況においてはショッキングに受け止められる可能性があることをよく理解している。 「身体に内在する生殖細胞生産のメカニズムは、さまざまな影響を及ぼします。しかしそれが人の価値や権利を決定するわけではないですし、決定すべきでもありません。ただ、場合によっては生物学的性差は重要なのです。たとえばスポーツがそうかもしれません。刑務所もそうかもしれない。また、性的暴力について我々が収集するデータにおいても、やはり生物学的性差は重要になりえます」と彼女は言う。 フーヴェンは、人々が自分にとって最良の選択をする

                                進化生物学者キャロル・フーヴェン「性差は実在する。しかしそれは変えられない運命ではない」 | 「セクシュアリティの現実を否定すべきではない」
                              • 「ウマとサイは仲間」インドにあった化石から"共通の祖先"を復元、ウマのルーツが明らかに - ナゾロジー

                                ヒヅメを持つ有蹄類(ゆうているい)の中で、ウマとサイは同じ「ウマ目(奇蹄目、きていもく)」に分けられますが、その祖先のくわしい起源はわかっていません。 しかし今回、アメリカ・ジョンズ・ホプキンズ大学の研究により、約5500万年前に存在した「​カンベイテリウム(Cambaytherium)」という生物が共通祖先の可能性が高い、と発表されました。 ​カンベイテリウムは、インド亜大陸を起源にすることから、現代のウマやサイはインドから世界に広がったと考えられます。 研究は、11月5日付けで『Vertebrate Paleontology』に掲載されました。 >参照元はこちら(英文)

                                  「ウマとサイは仲間」インドにあった化石から"共通の祖先"を復元、ウマのルーツが明らかに - ナゾロジー
                                • ジョセフ・ヒース&キャサリン・リオックス「進化倫理学の最新トレンド:緑髭効果!」要旨&序論|WARE_bluefield

                                  ジョセフ・ヒース&キャサリン・リオックス「進化倫理学の最新トレンド:緑髭効果!」要旨&序論 〔本エントリは、ジョセフ・ヒース&キャサリン・リオックスの共著論文"Recent trends in evolutionary ethics: greenbeards!"の冒頭のアブストラクトと序論の意訳・要約である。重要な部分はなるべく拾って文章化しているが、あくまでも意訳・要約であることを留意した上で読んでいただけると幸いである〕 Recent trends in evolutionary ethics: greenbeards! Joseph Heath · Catherine Rioux 要旨 近年、進化倫理学者の間では、「弱い」互恵性メカニズムに基づく協力の仕組み(例えば“tit-for-tat(しっぺ返し)")は、スケーラビリティ(拡張可能性)に欠けるので、人間の“ultrasocial

                                    ジョセフ・ヒース&キャサリン・リオックス「進化倫理学の最新トレンド:緑髭効果!」要旨&序論|WARE_bluefield
                                  • “哺乳類が恐竜襲ったか 珍しい化石発見” 中国など研究チーム | NHK

                                    およそ1億年前に生きていた哺乳類が、自分よりも一回り大きな恐竜を襲った瞬間をとどめたとみられる珍しい化石を発見したと中国などの研究チームが発表しました。 この化石は、2012年に中国東北部・遼寧省で発見されたもので、中国とカナダの研究チームが18日、科学雑誌の「サイエンティフィック・リポーツ」に分析の結果を発表しました。 それによりますと、化石は今からおよそ1億2500万年前、当時生きていた「レペノマムス」と呼ばれる50センチほどの大きさの哺乳類と、それより一回り大きな「プシッタコサウルス」と呼ばれる草食恐竜のもので、哺乳類が恐竜のあごをつかみ、かみついているような状況で折り重なった状態で発見されたということです。 研究チームは、それぞれの位置関係や骨の状態などをもとに、哺乳類が恐竜を食べようと攻撃していた状況だったと推定していて、火山の噴火に巻き込まれたため当時の瞬間をとどめたまま化石に

                                      “哺乳類が恐竜襲ったか 珍しい化石発見” 中国など研究チーム | NHK
                                    • 5億年前に生息していたアノマロカリスの仲間の化石が新たに発見される

                                      カナダのロイヤルオンタリオ博物館の古生物学者らにより、カンブリア紀に生息していたとみられる新種の生物の化石が発見されました。 A giant nektobenthic radiodont from the Burgess Shale and the significance of hurdiid carapace diversity | Royal Society Open Science https://doi.org/10.1098/rsos.210664 Massive new animal species discovered in half-billion-year-old Burgess Shale | Royal Ontario Museum https://www.rom.on.ca/en/about-us/newsroom/press-releases/massive-n

                                        5億年前に生息していたアノマロカリスの仲間の化石が新たに発見される
                                      • ウイルスの脅威、競合相手にも 「感染者」横取り阻む  - 日本経済新聞

                                        芋虫がハチの寄生から身を守る「蜂殺し遺伝子」を東京農工大学などの国際チームが発見し、米科学誌サイエンスで論文を発表した。この遺伝子を芋虫にもたらしたのが、芋虫に感染するウイルスだったことから驚きが広がっている。感染相手にとどまらず周囲にまで力を及ぼすさまに「ウイルスに対する考え方を変えざるをえないかもしれない」とチームは報告した。ガやチョウになる芋虫にとって寄生バチは厄介な存在だ。寄生バチが産

                                          ウイルスの脅威、競合相手にも 「感染者」横取り阻む  - 日本経済新聞
                                        • 世界最古のコウモリの骨格を発見、しかも新種、5200万年前

                                          このほど新たに記載された新種のコウモリ「イカロニクテリス・グンネリ(Icaronycteris gunnelli)」の骨格。米国ワイオミング州南西部で発掘され、現在はカナダのトロントにあるロイヤル・オンタリオ博物館に収蔵されている。(PHOTOGRAPH BY ROYAL ONTARIO MUSEUM) コウモリの世界最古の骨格2点が新種であることがわかった。コウモリの化石記録で欠けていた部分のひとつを埋めると同時に、コウモリの進化に関する新たな手がかりとなる発見だ。どちらの骨格も、米国ワイオミング州南西部にある古代の湖底だった場所から発見された。「フォッシル・レイク(化石の湖)」と呼ばれるこの場所には、約5200万年前の亜熱帯の湖の生態系と周囲の森林がまるごと保存されている。 新種のコウモリ「イカロニクテリス・グンネリ(Icaronycteris gunnelli)」の体重は約25グラム

                                            世界最古のコウモリの骨格を発見、しかも新種、5200万年前
                                          • ヒトの言語獲得 “のど“の構造が関係か 京大研究グループ | NHK

                                            ヒトが進化の過程で言語を操れるようになったのは、サルに比べてのどの構造が単純で、音を安定して出せるからだとする研究結果を、京都大学などの研究グループがまとめました。ヒトが言語を獲得した過程の解明につながる成果として注目されています。 京都大学ヒト行動進化研究センターの西村剛准教授らの研究グループは、ヒトが言語を獲得した過程を解明しようと、のどにある「声帯」に着目し、ヒトに近い43種類のサルののどの標本と比べました。 その結果、どのサルにも声帯の近くに、ヒトにはない「声帯膜」という組織があることを発見しました。 さらにチンパンジーなどで、のどの動きを観察する実験などを行った結果、声帯膜は声帯から出た音を増幅し、声を大きくする役割などを担う一方、声帯と互いに作用してしまい、声の大きさや高さを一定に保つのが難しいことが分かったということです。 声帯膜を持たないヒトは声帯を震わせて音を出し、唇や舌

                                              ヒトの言語獲得 “のど“の構造が関係か 京大研究グループ | NHK
                                            • 【プレスリリース】免疫やワクチンからの逃避を繰り返す病原体は高い病原性を進化させる | 2021年度 | 国立大学法人 総合研究大学院大学

                                              佐々木顕 1 , Sébastien Lion 2,3,4,5,6 , Mike Boots 7 1 総合研究大学院大学, 2 CEFE, 3 CNRS, 4 Univ Montpellier, 5 EPHE, 6 IRD, 7 University of California, Berkeley 【研究概要】 伝染病を引き起こす病原体は、急速に巧妙に進化する能力に長けたウイルスや細菌や原生生物などの微小生物たちであり、人間によるこれら病原体への対策が、病原体の対抗進化を引き起こして、より強大な敵として育ててしまうことすらあります。このような「始末の悪い」病原体、つまり生物が長い進化によって生み出した対病原体の最終兵器とも言える免疫機構をかいくぐり、また最新の科学技術が生み出すワクチンや抗ウイルス剤などをかいくぐる、A型インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスなどの病原体に焦点をあて、そ

                                                【プレスリリース】免疫やワクチンからの逃避を繰り返す病原体は高い病原性を進化させる | 2021年度 | 国立大学法人 総合研究大学院大学
                                              • 【やじうまミニレビュー】 小型化しただけじゃない、進化した“握手マウス”、ロジクール「LIFT」

                                                  【やじうまミニレビュー】 小型化しただけじゃない、進化した“握手マウス”、ロジクール「LIFT」
                                                • 書評 「招かれた天敵」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                                  招かれた天敵――生物多様性が生んだ夢と罠 作者:千葉聡みすず書房Amazon 本書は進化生物学者千葉聡による天敵を利用した生物的防除の歴史を扱う大作.千葉は「歌うカタツムリ」でカタツムリを題材に淘汰と浮動の進化観をめぐる壮大な進化学説史を語ってくれたが,本書では生物的防除の成功と失敗の歴史を滔々と語り,そのストーリーテラーの才能をまたも披露してくれている. 序章にあたる「はじめに」では,「自然」という著しく複雑で多様な系に対して科学の手法であるモデル化で対応することの限界とリスクが指摘され,より良い解決を望むなら歴史を知ることが有益ではないかと示唆されている.本書は有害生物防除についての歴史を知るために書かれているのだ. 第1章 救世主と悪魔 冒頭はレイチェル・カーソンの「沈黙の春」から始まる. 1939年に殺虫効果が発見されたDDTは人体への危険がほとんどないと認識され,マラリア撲滅の切

                                                    書評 「招かれた天敵」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                                  • [みんなのケータイ]12年前に「iPhone 4」で撮った思い出の夜景、最新スマホで同じ場所から撮影しなおしてみたら

                                                      [みんなのケータイ]12年前に「iPhone 4」で撮った思い出の夜景、最新スマホで同じ場所から撮影しなおしてみたら
                                                    • 大隅典子@東北大学(同じsendaitribuneとしてnoteも書いています) on Twitter: "@IMHO57 @keizotakao @Beethovener そうではありません。大学において、現状の女子学生比率に比して、女性教員の割合が非常に少ない現状を変える必要があると思います。また、優秀な若手男性がポストに恵まれない… https://t.co/SmRvutXofv"

                                                      @IMHO57 @keizotakao @Beethovener そうではありません。大学において、現状の女子学生比率に比して、女性教員の割合が非常に少ない現状を変える必要があると思います。また、優秀な若手男性がポストに恵まれない… https://t.co/SmRvutXofv

                                                        大隅典子@東北大学(同じsendaitribuneとしてnoteも書いています) on Twitter: "@IMHO57 @keizotakao @Beethovener そうではありません。大学において、現状の女子学生比率に比して、女性教員の割合が非常に少ない現状を変える必要があると思います。また、優秀な若手男性がポストに恵まれない… https://t.co/SmRvutXofv"
                                                      • 最大寿命250歳を目指す抗老化研究とは

                                                        米国を中心に世界では、「老いなき体」を手に入れようとする老化研究ビジネスが進みつつある。その動きを見据え、国や分野を超えた研究者のネットワークを構築しながら、「若返り」を目指した先進的な研究と社会実装化を進めているのが慶應義塾大学医学部精神・神経学教室特任講師の早野元詞氏だ。世界的なベストセラー『LIFESPAN老いなき世界』の著者、米ハーバード大医学大学院のデビッド・シンクレア教授の研究室で、老化モデルマウス「ICE(アイス)マウス」を開発した経歴を持つ。現在進めている若返り研究の成果と社会実装化の構想について、早野氏に聞いた。 サルコペニアなど老化によって進む病気の治療を若返りの突破口に 早野氏がICEマウスを開発する過程で明らかにしたのは、遺伝子のDNAの特定の部分に傷がつくと、細胞がそれを「エピゲノム」という形で記憶し、スイッチが入ったように老化が加速することだ。例えば、若い頃に日

                                                          最大寿命250歳を目指す抗老化研究とは
                                                        • 人間以外の動物は同種間では殺し合いをしない、は本当か?(更科 功)

                                                          オオカミの殺し合い まだ私が学生だったころの話だが、動物の行動について次のように教わった。 「同種の個体を殺すのは人間だけである。人間以外の動物は、たとえ同種の個体同士で争いになっても、相手を殺すまで闘うことはない。残忍に思えるオオカミも、敵わないと思って相手が服従のポーズを取れば、そこで闘いは終わる。こういう行動は、種を存続させるために進化したものである」 もちろん、これは正しくない。同種の個体同士で殺し合いをする動物はたくさんいる。たとえば、サルの仲間ではハヌマンラングーンやチンパンジーなど、その他の哺乳類ではライオンやイルカなど、鳥の仲間ではカモメやレンカクなど、昆虫ではタガメやミツバチなどで、同種の個体を殺す行動が観察されている。 また、オオカミと言えば、人類学者であるパット・シップマン(1949~)が、アメリカのイエローストーン国立公園で目撃した例が忘れられない(*)。 8頭のオ

                                                            人間以外の動物は同種間では殺し合いをしない、は本当か?(更科 功)
                                                          • 東アジア最古の彫刻か、10万年以上前、作者は謎

                                                            中国東部で最近出土した、刻線模様が彫られた親指ほどの大きさの2つの骨片のうちの1つ。これまで東アジアで最古とされていた抽象的な刻線模様よりも、さらに数万年さかのぼる。(PHOTOGRAPH BY FRANCESCO D’ERRICO & LUC DOYON) 今から10万年以上前、現在の中国東部にあたる地域で、ある古代の人類が、動物の骨に模様を彫り込もうと考えた。その彫刻家は、日光にさらされて硬くなった肋骨のかけらを選んで、7本のほぼ平行な線を刻み込み、鮮やかな黄土色の顔料を塗りつけて目立たせた。 この小さな骨片に刻まれた直線が今、古人類学者の間に波紋を広げている。意図的に彫られた抽象的な線としては、東アジアで最古の可能性があるからだ。7月8日付けで学術誌「Antiquity」に発表された論文の内容が確かなら、これまで6万年前とされていた記録が打ち破られたことになる。 彫刻の作者がヒトの系

                                                              東アジア最古の彫刻か、10万年以上前、作者は謎
                                                            • 今読むべきは進化心理学ベースのビジネス書 人間の本質を描いた2冊の名著(柳瀬博一×水代優) | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                              玉石混交と言われる「ビジネス書」の世界。良書を探す手がかりとして、著名なビジネス書の編集者に「同業者として嫉妬した本」を教えてもらいます。 今回のゲストは東京工業大学で教壇に立つ柳瀬博一さん。前職の日経BP時代に『小倉昌男 経営学』『社長失格』などのロングセラーを世に送り出した編集者としても知られています。 今回柳瀬さんが紹介するのは、言わずと知れた大ヒット作と知る人ぞ知る名著。一見無関係に思えるその2冊に、ビジネスの本質を突くある共通点があるとか。ブックカフェ「Hama House」を経営する水代優さんが柳瀬さんの選書の真意に迫ります。 プロフィール 柳瀬博一さん(やなせ・ひろいち) 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。新卒で日経マグロウヒル社(現・日経BP社)に入社し、出版局にて『小倉昌男 経営学』『アー・ユー・ハッピー?』『養老孟司のデジタル昆虫図鑑』など書籍の編集を行う。20

                                                                今読むべきは進化心理学ベースのビジネス書 人間の本質を描いた2冊の名著(柳瀬博一×水代優) | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                                              • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

                                                                経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

                                                                  世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)
                                                                • ホモ・サピエンス誕生の地はボツワナ、最新研究

                                                                  アフリカのザンベジ川以南には、はるか昔に緑豊かな湿地帯が広がっていた。現生人類はこの地から誕生したという新たな研究結果が発表された。現在、ここはマカディカディ塩湖と呼ばれる世界最大級の塩原になっている。(PHOTOGRAPH BY BEVERLY JOUBERT, NAT GEO IMAGE COLLECTION) アフリカ南部の内陸国ボツワナに、マカディカディ塩湖と呼ばれる場所がある。まるで白い粉に覆われたように乾燥した大地が広がる、世界最大級の塩原だ。 だが、およそ20万年前は、緑が生い茂る豊かな湿地帯だった。 この古代のマカディカディ・オカバンゴ湿地帯こそ、現生人類(ホモ・サピエンス)誕生の地であるとする研究が、10月28日付けで科学誌「Nature」に発表された。 「私たちはみな、同じ地域からやってきたのです」 研究者らは、現在のアフリカ南部に住む人々を対象に、母親から子へ遺伝する

                                                                    ホモ・サピエンス誕生の地はボツワナ、最新研究
                                                                  • 「数学」が進化の法則を制御していたと判明! - ナゾロジー

                                                                    進化の法則をのぞき込むと、数論が仕込まれていました。 英国のオックスフォード大学(UO)で行われた研究によって、私たち生物の進化は純粋な数学的な仕組みに基づいて繰り返されていることが示されました。 生物の進化のしやすさは耐性菌の出現などをみる限り強みにみえます。 しかし、変異速度が速すぎると優秀な能力を持った子孫が「繫栄する前に」次の変異が起きてしまい、生物は種として固定されず、異形の子孫が無限に生産される地獄絵図に陥ってしまいます。 そのため今回の研究では最適な進化と種の保存を行うために必要な条件について数学的な分析が行われることになりました。 すると進化の背後には、雪の結晶や植物の枝葉、体の血管系など自然界の至る所に現れる「純粋な数学(数論)」が潜んでいることが判明しました。 研究内容の詳細は2023年7月26日に『Journal of The Royal Society Interf

                                                                      「数学」が進化の法則を制御していたと判明! - ナゾロジー
                                                                    • 「なぜ生物は死ぬのか」という問いは間違い…生物学者の東京大学教授「死ぬものだけが今存在している」深い理由 死なないと進化プログラムが動かず生命連続性を維持できない

                                                                      生物の死と老い 死というものがなぜあるかといえば、それが生物の持っているプログラムだからです。 生物の誕生に大きな役割を果たしたと考えられるRNA(リボ核酸)と呼ばれる物質は、単純な構造で、生物ではないのに自己複製でき、また変化していろいろな種類のものを作り出す能力を備えていました。RNAは壊れやすいため、作っては壊れ、壊れてはまた作り直すということを繰り返してきましたが、そのうちに自然に効率よく増えるものが残ってきました。結果的にそれが進化のプログラムだったのです。 「変化」していろいろなものができる。そして、その環境に適したものが「選択」的に生き残る。この「変化と選択」が進化のプログラムです。これがたまたま、地球で動き始めたんですね。適したものが生き残り、そうでないものは壊れる。この「壊れる」ということが死の始まりです。 「変化と選択」の繰り返しが生物の進化のプログラム RNAや、タン

                                                                        「なぜ生物は死ぬのか」という問いは間違い…生物学者の東京大学教授「死ぬものだけが今存在している」深い理由 死なないと進化プログラムが動かず生命連続性を維持できない
                                                                      • 5.5億年前の「死の行進」、初期体節動物の運動解明の手掛かりに

                                                                        中国南部で採取された蠕虫(ぜんちゅう)様動物「Yilingia spiciformis」(右)と死の直前に残した痕跡の化石。バージニア工科大学提供(2019年9月4日提供、撮影日不明)。(c)AFP PHOTO/ VIRGINIA TECH/ SHUHAI XIAO/ ZHE CHEN 【9月6日 AFP】5億年以上前に生息していた蠕虫(ぜんちゅう)様動物の死ぬ間際の動きでできた「溝」が化石として保存されていたことから、この時代の動物が運動性を有していたことが裏付けられた。 【特集】古代生物図鑑~太古に生きた奇妙な動物たち 動物種の「指向性運動」に関しては5億6000万年前の証拠が存在していたが、どのような動物がその動きを残したのかということについては曖昧なままだった。指向性運動とは例えば、ふらふら漂うクラゲとは対照的な動きのことをいう。 こうした初期の運動の記録は非常に珍しく、蠕虫様動物

                                                                          5.5億年前の「死の行進」、初期体節動物の運動解明の手掛かりに
                                                                        • ダーウィンの「進化論」ノート消える、盗難か 英ケンブリッジ大

                                                                          英自然科学者チャールズ・ダーウィンが1837年にノートに記した「生命の樹」のスケッチ。ケンブリッジ大学提供(2020年11月24日公開)。(c)AFP PHOTO / UNIVERSITY OF CAMBRIDGE 【11月24日 AFP】英ケンブリッジ大学(Cambridge University)図書館は24日、「進化論」に関する先駆的な概念や、有名な「生命の樹」のスケッチが書き留められた自然科学者チャールズ・ダーウィン(Charles Darwin)のノートが行方不明になっており、盗難の恐れがあると発表した。 ダーウィンは1837年、英海軍の測量船ビーグル号(HMS Beagle)での航海から戻ると、この革張りのノート2冊にたくさんの書き込みを行った。同図書館は、その価値は何億円にも上るとしている。 うち1冊には、種の進化における複数の可能性を示す図が記されている。ダーウィンはこの図

                                                                            ダーウィンの「進化論」ノート消える、盗難か 英ケンブリッジ大
                                                                          • 全人類が「不安から逃れられない」科学的根拠

                                                                            人間は、なぜ不安を感じるのでしょうか。 進化心理学的には、人間の心のメカニズムは石器時代から変わっていないと言われています。ホモサピエンスの誕生に端を発する何十万年の人類の長い歴史からすると、文明の発達など、数分前に起こったことのように最近の話。生物の進化は、長い時間をかけて起こるものです。 現代文明発達の歴史程度の短い期間では、進化が追いつけるわけがなく、私たち人間は、実は狩猟時代の心と体のままとも言えるわけです。石器時代の人間は、現代から見ればなんでもないことで命を落としかねない時代でした。 なぜ不安は「夜」に感じやすいのか? 鉄筋コンクリートに守られた家屋や電化製品もなく、現代の日本から見れば、ちょっとしたことで命を落としかねない……そのため、命を守るためには、日常のわずかな変化や違和感にも注目し、それが危険かどうかを見極める必要がありました。ですから、ちょっとしたことに対しても不安

                                                                              全人類が「不安から逃れられない」科学的根拠
                                                                            • ワニの単為生殖を初確認、実は恐竜にも関わる重要な発見

                                                                              キューバのハルディネス・デ・ラ・レイナ国立海洋公園で泳ぐアメリカワニ。コスタリカでは、飼育下のアメリカワニで単為生殖が確認された。ワニ類としては初めての例だ。(PHOTOGRAPH BY DAVID DOUBILET, NAT GEO IMAGE COLLECTION) アメリカワニのメスは、オスがいなくても子どもを作れることが、2023年6月7日付けで学術誌「Biology Letters」に発表された最新の研究によって明らかになった。これは「単為生殖」、いわゆる“処女懐胎”として知られる現象だ。(参考記事:「動物の“処女懐胎”、なぜできる? ヒトではなぜ無理なのか」) 単為生殖はトラフザメ、ハシリトカゲ、アメリカマムシ、そして絶滅が危ぶまれているカリフォルニアコンドルなど、多くの野生あるいは飼育下にある脊椎動物で記録されている。しかしワニ類で確認されたのは、今回が初めてだ。アメリカワニ

                                                                                ワニの単為生殖を初確認、実は恐竜にも関わる重要な発見
                                                                              • 絶滅動物サーベルタイガー、驚きの暮らしが判明

                                                                                木漏れ日の中、森にすむ草食動物を食べるサーベルタイガー。遠景には、草原でバイソンを追うダイアウルフが見える。(ILLUSTRATION BY MAURICIO ANTÓN) 1万年ほど前に絶滅したサーベルタイガーの一種スミロドン・ファタリス(Smilodon fatalis)は、現在の米国西部地方に君臨する捕食動物だった。カリフォルニア州にあるラ・ブレア・タールピット(天然アスファルトの池)からは、化石化したスミロドンがこれまでに3000体以上採集されており、これを調査する研究者らは長年の間、スミロドンはライオンのようなタイプのハンターで、広い草原でバイソンやウマを追いかけていたと考えていた。 (参考記事:「新発見、牙のような剣歯の古代草食動物」) ところが、ラ・ブレアで採集された大量の歯の分析から、体重270キロ、犬歯の長さ18センチにもなるこの猛獣の、通説とは大きく違う姿が明らかになっ

                                                                                  絶滅動物サーベルタイガー、驚きの暮らしが判明
                                                                                • 【書評】『生命の謎 ドーキンス「盲目の時計職人」への反論』

                                                                                  「あなたご飯は食べましたか?」と脈絡もなく聞かれたら、あなたはどう答えるだろうか。パンは食べていたが白米は食べていない場合、白米は食べていないという意味で「いいえ。ご飯は食べていません」と答えることもできるし、パンは食べたので食事は済んだという意味で「はい。ご飯は食べました」と答えることもできる。質問の文脈や質問者の意図が回答者と共有されていない状態では「ご飯」が「白米」を指すのか「食事」を指すのか分からないので、厳密には答えることができない質問だとも言える。「あなたは進化論を受け入れますか?」という質問も、実はこれと同じく厳密さを欠いた質問であることに本書『生命の謎』は目を向けさせる。 本書は安易な進化論否定本ではない。むしろ部分的には肯定しているとも言える。そして、もちろん進化論を全肯定するものでもない。進化論、特にダーウィン進化論が指し示す概念は3つあると本書は場合分けする。進化説、

                                                                                    【書評】『生命の謎 ドーキンス「盲目の時計職人」への反論』