「頭が良い馬鹿」というなんとも矛盾した表現がある。 いわゆる勉強は出来てテストでは良い点が取れるが、要領が悪かったり、常識が欠如していたり、人間関係に問題が有ったり等々の理由で「馬鹿」と周りの人間に評価される人の事だ。 ここで書きたいのは「頭は良い(が、他人や自分が感情を持っていてそれに大きく左右される存在であることを意識できていない)馬鹿」の人の話。 例えば頭が良いが正論で人を殴るのが大好きなタイプ。仕事はできるが、他の仕事が遅い人を馬鹿にしたり怒鳴ったりして場の空気を悪くする人。 口癖は「バカ」「クズ」「遅ぇよ」「何でこんな事もできないんだ」「少しは自分の頭で考えろ」 自分の周りにこういう人がいるので(隣の部署の上長で、頭が良い人と評判だがよく怒鳴り声が聞こえる)、それを考察したい。 こういう人は頭は良いが、人間の半分が「感情」で出来ているというのをたいがい意識していないように思える。