トヨタ自動車が、水素エンジンの開発サイクルを加速している。4月に水素エンジンの開発と耐久レースへの挑戦を表明して以来、出力や水素充填効率などに関し、約2カ月おきに実施されるレースごとに改善を実現。数カ月でガソリンエンジン並みの出力やトルク性能を達成した。耐久レースという過酷な条件で実走行しながらリアルタイムにデータを取り、次のレースを「納期」と定めて改良を進めていることが、開発スピード向上の秘訣(ひけつ)だ。(名古屋・政年佐貴恵) 「開発は想定以上に進んでいる」。トヨタでスポーツ車領域を統括する佐藤恒治執行役員は、手応えを示す。トヨタが本格的化したのは、2020年末頃。水素エンジンは小型スポーツ車「GRヤリス」で使われる、排気量1・6リットル直噴ターボエンジンがベースだが、5月の24時間耐久レース初参戦時点では、ガソリンエンジンに比べて出力が10%以上劣っていたという。 水素エンジンの技術
電気自動車(EV)大手・米の株価が大きく下がっている。ジャーナリストの岩田太郎さんは「の販売台数は前年割れし、利益率でもトヨタを下回り、『成長なき成長企業』となっている。このままだと時価総額でもトヨタに再逆転される可能性がある」という――。■「トヨタはなぜになれないのか」と言われていた米EV業界の雄であるの時価総額は、世界的にヒートアップした電気自動車(EV)ブームに乗り、2020年7月に日本のを抜いて、自動車メーカーとしては世界一となった。 2021年11月には、すべての日本メーカーの時価総額をはるかに上回る、1兆2000億ドル超(約185兆円)を達成している。 一方、この時のトヨタの時価総額は2482億ドル(約38兆円)。このため日本では、「トヨタはなぜになれないのか」という言説が広く語られるようになった。 写真=iStock.com/baileystock「トヨタはなぜになれないのか
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トヨタ自動車がセダンタイプの高級車「クラウン」の新型に、水素を燃料とする「燃料電池車」(FCV、FCEV)のモデルを投入するとして、注目を集めている。同社にとって、FCVの車種は「MIRAI」(ミライ)以来、2車種目。水素の利用拡大を大きな狙いとしており、官公庁の公用車や、企業向けの社用車としての利用を見込む。 北陸銀行や岩谷産業などがFCEVを社用車に トヨタ広報は「セダンの利用者は官公庁や企業も多く、FCEVへのニーズもある。こうしたお客さまの声に応えられるよう、セダンタイプを投入する」と説明。まずは社用車や公用車として普及を図る方針だ。ただ「まだまだ高価なのが実情だ」とも話す。 トヨタは2014年11月、世界初の量産型FCEVとしてミライを発表。当時の価格は723万円だった。20年2月には2代目モデルを発売した。
トヨタ自動車は2021年4月22日、水素エンジンを開発すると発表した。圧縮気体水素を燃料として使用する排気量1.6l(リットル)の直列3気筒インタークーラーターボエンジンをレーシングチーム「ORC ROOKIE Racing」の参戦車両向けに投入する。 トヨタ自動車は2021年4月22日、水素エンジンを開発すると発表した。圧縮気体水素を燃料として使用する排気量1.6l(リットル)の直列3気筒インタークーラーターボエンジンをレーシングチーム「ORC ROOKIE Racing」の参戦車両向けに投入する。「カローラスポーツ」をベースにした競技車両に搭載され、2021年5月21〜23日に行われるスーパー耐久シリーズ2021第3戦の富士SUPER TEC 24時間レースから走らせる。 レース中に水素エンジンで使用する水素の一部は、再生可能エネルギーを利用した「福島水素エネルギー研究フィールド(FH
トヨタは1年前の富士スピードウェイ(静岡県小山町)でのレース会場で、いかにも重そうな液体水素タンクシステムを搭載した試作車を展示していた。当時の技術担当者は、モリゾウこと当時社長の豊田章男氏から液体水素エンジン車による早期レース参戦を切望されていると苦笑いしていた。 液体水素タンク仕様車でのレース参戦は容易ではなく、1年以内には無理だろうと筆者は感じていた。詳しくは後述するが、「ボイルオフ」による給水素の困難さや液体水素の燃料ポンプ設計、重量増加など課題が多い。完璧ではないが対策を施し、参戦にこぎつけたチャレンジ魂には敬服したい。すべては市販化への実証試験として必須だったという。 果たして、液体水素エンジン車は本当に市販化できるのか。可能性と課題の両面から明らかにする。 液体水素のうれしさ 液体水素を燃料に使ううれしさは、1回の給水素で走行できる距離(航続距離)を延長できることだ。同じタン
液体水素を燃料に積んだGRカローラが、2月23日、富士スピードウェイ(静岡県小山町)でスーパー耐久(S耐)のテスト走行を行った。 同車が公の前で走行するのは今回が初めて。さらに、液体水素を燃料とするメーカー車両が、サーキットを走るのは世界初の挑戦となる。 これまでS耐に参戦していたGRカローラは、燃料に気体の水素を積んでいた。今回公式テストを走ったGRカローラは液体の燃料を使っている。 この日は3回のセッションを走行。他のクルマと混走し、規定時間の中で水素充填を行うなど、実戦を見据えたテストを実施。 ドライバーを務めた佐々木雅弘選手は今回のチャレンジについて「-253℃という誰も見たことがない世界で、自動車で取り組むことは不可能とさえ言われている技術に挑戦して、内燃機関を未来に残そうと戦っている」と説明。 「まだまだクリアしなければならない課題はいくつもあるが、気体水素のように、レースの現
トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、2020年1月7日(火)~10日(金)に米国ネバダ州ラスベガスで開催するCES 2020において、人々の暮らしを支えるあらゆるモノやサービスがつながる実証都市「コネクティッド・シティ」のプロジェクト概要を発表しました。本プロジェクトでは、2020年末に閉鎖予定のトヨタ自動車東日本株式会社 東富士工場(静岡県裾野市)の跡地を利用して、将来的に175エーカー(約70.8万m2)の範囲において街づくりを進めるべく、2021年初頭に着工する予定です。今後、様々なパートナー企業や研究者と連携しながら、新たな街を作り上げていきます。 詳しくはこちら:https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/31170943.html トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト: https://global.toyota/jp/ トヨ
レクサスLXとは、要するにトヨタランドクルーザーのレクサス版である。と書くとレクサスの人に怒られるかもしれない。「ランクルのガワ違いにならないことをスタートラインに設計しました」と念を押されているからだ。 いやまあ作る側の意識はそうなのかもしれないし、多分レクサスの全てのクルマは「トヨタのガワ違いじゃない」ということなのだろうけれど、レクサスLXと聞いて「ああ、あれね」とならない人には、とりあえずそこから説明を始めないと話がややこしくなり過ぎる。なので、いろいろ工夫もしているし、ただのバッヂエンジニアリングではないことを一応断った上で、空気を読まずにレクサス版のランクル呼ばわりすることをご容赦願いたい。 プラットフォームはGA-Fと呼ばれるTNGA世代のラダーフレームであり、ランドクルーザーおよび北米向けのタンドラと共用する。今回のポイントはこのフレームである。 この連載の読者の中にどの程
利用時に二酸化炭素を排出しないエネルギーとして注目される水素を巡っては国内企業も、商用化に向けた動きを加速させている。 経済産業省が脱炭素関連の国際会議を集中的に行う「東京GXウィーク」の初日に当たる25日、有望な次世代エネルギーとされる水素の活用と普及拡大に向けた議論が行われた。利用時に二酸化炭素(CO2)を排出しないエネルギーとして注目される水素を巡っては国内企業も、商用化に向けた動きを加速させている。 三菱重工業は20日、兵庫県高砂市で整備を進めてきた水素の製造から発電までを一貫して検証できる施設「高砂水素パーク」が本格稼働したと発表した。 施設内は水素の製造・貯蔵・利用の機能を持つエリアに分かれており、製造エリアには世界最大級の水素製造能力を持つノルウェーのハイドロジェンプロ社製のアルカリ水電解装置を設置。製造された水素は貯蔵エリアに送られる。 三菱重工は水素ガスタービンの早期商用
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脱炭素社会を目指して開発された水素で走る車が大分県日田市で開催されたレースに参戦し、その燃料として大分県内で製造された水素が使用されました。 この車はトヨタ自動車が開発したもので、7月31日から2日間、日田市のオートポリスで開催された5時間耐久レースに参戦しました。 水素を燃やしてエネルギーにできるようガソリンエンジンの一部の部品を交換しています。 排出するのは主に水蒸気で、二酸化炭素はほとんど含まれていないということです。 今回、使われた水素のおよそ3割は九重町に建設された地熱発電を利用して水素を製造する国内初の施設で作られたものです。 レースでは大分市で水素を販売している大分EBL水素ステーションがおよそ20分に1回のペースで水素を補給し、5時間のレースを完走しました。 トヨタ自動車は「脱炭素社会の実現に加え、エネルギーの地産地消も大切にしたい」としています。
2021年のスーパー耐久シリーズの第3戦、富士24時間レースで水素を燃料とする内燃エンジン(以下“水素エンジン”)を搭載したカローラがレースデビューを飾ってから約2年。昨シーズンまでは、燃料電池自動車「MIRAI」の高圧水素タンクなどを流用して作られたマシンで戦い、技術と速さに磨きをかけてきたが、この2023年シーズンからは新たな挑戦が始まった。これまでの圧縮気体水素に代えて、液体水素を燃料として用いるマシンが投入されるのだ。 液体水素のメリットは、体積エネルギー密度の高さである。ざっくり言って液体水素カローラには、従来の水素カローラの2倍近い量の水素を搭載できる。一方で、水素を液化するにはマイナス253℃以下という超低温にしなければならないのが大きな課題と言える。 液体水素エンジン車を24時間レースに投入 この液体水素エンジン車は3月中旬に鈴鹿サーキットで行われた開幕戦から実戦投入される
News Release トヨタ自動車株式会社による 個人データの漏えい等事案に対する 個人情報の保護に関する法律に基づく行政上の対応について 令和5年7月 12 日 個人情報保護委員会は、トヨタ自動車株式会社に対し、令和5年7月 12 日に個人情報の 保護に関する法律第 147 条に基づく指導を行いましたので、お知らせいたします。 【連絡先】 個人情報保護委員会事務局 監視・監督室 電話:03-6457-9680(代) 公表資料 トヨタ自動車株式会社による個人データの漏えい等事案に対する 個人情報の保護に関する法律に基づく行政上の対応について 令和5年7月 12 日 個人情報保護委員会 個人情報保護委員会は、トヨタ自動車株式会社(以下「トヨタ社」という。 ) に対し、令和5年7月 12 日、個人情報の保護に関する法律(平成 15 年法律第 57 号。以下「個人情報保護法」という。 )第
トヨタ自動車が「東京モーターショー2019」で披露したコンセプト車「MIRAI Concept」。市販モデルは、日本や北米、欧州などで2020年末に発売する予定である。(撮影:日経Automotive) トヨタが初代MIRAIを投入したのは2014年12月。最も“普通のクルマ”とかけ離れていたのは、「売れば売るほど赤字になる」(トヨタの関係者)ほど燃料電池(FC)システムのコストが高いことだ。車両の販売価格は、補助金の適用後で約500万円。発売から5年以上たつこの高級車の累計販売台数は、世界で1万台程度にとどまる。 同社は2020年ごろ以降にFCVを世界で年間3万台以上販売するという目標を掲げる。その目標を達成する上でカギを握る次期MIRAIは、システムコストを初代MIRAIから1/2にすることを目指す。
トヨタ自動車は5日、中国の大手完成車メーカーなど5社と、水素燃料で走る燃料電池車(FCV)の中国向けシステムを共同開発する新会社を年内に中国・北京に設けると発表した。環境規制が強まる中国では、燃料電池で走るトラック・バスへの期待が高い。トヨタは中国でも「仲間づくり」を進め、FCV開発を加速させる狙いだ。 新会社の出資比率はトヨタが65%で、35%を中国の5社が出す。中国第一汽車や広州汽車集団などトヨタとつながりが深い大手に加え、日産自動車やホンダと合弁会社をつくる東風汽車集団も加わる。新会社は2020年代前半にも中国の環境規制に適した燃料電池システムを開発し、各社の商用FCVに載せることをめざす。 中国政府は、電気自動車など新…
7月19日、トヨタ自動車は新型アクアを発売した。先代(初代)のアクアを振り返ってみれば、そもそもアクアはプリウスの下のクラスを受け持ち、ハイブリッドのグローバルな普及を目的に販売されていたモデル。輸出名が「プリウスC」であったことからその役割は容易に想像できるだろう。 1997年に発売された初代プリウスは、第1世代のライフを通じて、徐々に市民権を獲得し、2003年デビューの第2世代(20型)で、普及が進んだ。続く第3世代では3列シートのプリウスαとこのアクアが追加され、バリエーションが充実していく。ハイブリッドは、隣近所の駐車場にごく普通に見かけるクルマとして浸透していった。 一方自動車全体のマーケットがどうなっていたかといえば、国内ではリーマンショック以降、国民所得の伸びがピタリと止まってしまったことを受けて、かつてDセグのコロナとプリメーラ、あるいはCセグのカローラとシビックあたりだっ
さて、恒例の新年企画は、1日と2日の連続で2019年に乗って良かったクルマについて書いてみよう。基本的にデビュー順だ。 ややこしいのは、カローラ・シリーズは今年の括りなのか去年の括りなのかだ。ハッチバックのカローラ・スポーツのみ、すでに2018年6月で先行デビューしており、19年9月17日にセダンとツーリング(ワゴン)が追加されると同時にスポーツもマイナーチェンジが行われ、課題だった直進安定性が大幅に向上している点だ。 カローラー・スポーツに関しては去年すでに一度取り上げてもいるので、重複すると指摘されればその通りと言う他ない。ただ少なくともセダンとツーリングというおそらくカローラの主流となるボディタイプは今年デビューなのでそれを避けても通れない。面倒なので全部まとめて今年モノとして扱ってしまうことにした。 物理的にも寓意(ぐうい)的にも死角のないRAV4 さて、トップバッターは4月10日
トヨタ自動車の社長が、14年ぶりに豊田章男氏から佐藤恒治・執行役員に交代する。特集『トヨタ「非創業家」新社長を待つ試練』では、佐藤新社長を待ち受ける課題について、ダイヤモンド編集部の記者が徹底取材し、独自の視点でまとめた記事を紹介する。#3は、トヨタが静岡県に造る、未来都市開発の裏側に迫る。 トヨタ自動車の豊田章男社長が目指す「自動車会社からモビリティカンパニーへの転換」の象徴といえるのが、静岡県に造る実験都市「ウーブン・シティ」だ。ところが、その内実を取材すると、将来の社長と目される豊田社長の長男が開発をリードしていることから、「(実験なのに)失敗できない」というプレッシャーがかかり、都市開発の実績があるコンサルティング会社頼みの開発が行われていることが分かった。特集『絶頂トヨタの死角』(全15回)の#4では、未来都市開発の裏側に迫る。(ダイヤモンド編集部 千本木啓文) ※2022年2月
「あのブランドがEV専業に!」 「“エンジン屋”がエンジンを捨てる?」ーーー。 このところ世界の自動車業界では、思い切ったEVシフト=電気自動車への転換についての目標を打ち出す動きが相次いでいる。あたかもEVでなければ、脱炭素に対応できないという印象も受けそうになるが、本当にそうなのか。エンジンを中心としたクルマづくりは根底から変わるのか?それとも別の道があるのか?脱炭素というゴールに向けたクルマの現在地を取材した。 (経済部記者 大江麻衣子) 5月22日、静岡県にある富士スピードウェイに向かった。ここで“次世代カー”が披露されるというのだ。 レース前にピットに現れたのは、トヨタ自動車の主力車「カローラ」。レース用とあって派手なデザインだが、一見、どこが次世代なのかがわからない。おまけに「ブォーン」という重低音のエンジン音を響かせている。 「燃料は水素です」 実はこれ、ガソリンの代わりに圧
7月11日、トヨタ自動車の中嶋裕樹副社長(写真)は記者向け水素事業説明会で、同事業の最大の課題であるコスト低減には「量が必要。量を出せる欧州、中国でしっかりと台数を稼いでコストを下げて、それを日本に持ち込む」との考えを示した。写真は2月、都内で撮影(2023年 ロイター/Issei Kato) [東京 11日 ロイター] - トヨタ自動車の中嶋裕樹副社長は11日の記者向け水素事業説明会で、同事業の最大の課題であるコスト低減には「量が必要。量を出せる欧州、中国でしっかりと台数を稼いでコストを下げて、それを日本に持ち込む」との考えを示した。 水素を巡っては、日本が基本戦略を2017年に策定するなど先行していたが、その後、欧州や中国なども国家戦略を策定し、海外でも取り組みが本格化。トヨタが紹介した見通しによると、30年の水素の市場規模(使用量)は、日本が300万トン、中国が4000万トン、欧州が
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トヨタ自動車とNTTグループは、コネクティッドカーが普及する時代を見据え、「コネクティッドカーICT基盤」実現に向け、2018年より実証実験を行ってきた。現時点で、第1フェーズが終了。持続可能なスマートモビリティ社会を実現に向け、どのようにICT基盤作りに取り組んできたのか。その舞台裏や実証実験の成果、今後の展望が語られた。 登壇者プロフィール トヨタ自動車株式会社 コネクティッドカンパニー コネクティッド先行開発部 InfoTech 室長 前田 篤彦氏 商品企画、生産技術、システム開発業務などを経験。現在はコネクティッドカー領域のクラウド・ネットワーク・データ解析関連の研究開発マネジメントに従事。2016年よりNTTグループとの協業プロジェクトに参画。 トヨタ自動車株式会社 コネクティッドカンパニー コネクティッド先行開発部 InfoTech 主任 高橋 克徳氏 中途でトヨタ自動車に入社
トヨタ、ロシア生産撤退 ウクライナ侵攻で供給網混乱 2022年09月24日01時27分 トヨタ自動車のロシア・サンクトペテルブルク工場を視察するプーチン大統領(右)=2007年12月21日(AFP時事) 【ロンドン時事】トヨタ自動車は23日、ロシア工場での生産から撤退すると発表した。ロシアのウクライナ侵攻に伴うサプライチェーン(供給網)の混乱で部品調達に支障が生じ、事業継続は困難と判断した。生産終了に伴って販売も打ち切ると説明している。 トヨタ社長「激しい憤り」 ロシアのウクライナ侵攻 日本の自動車大手でロシアでの生産終了を決めたのはトヨタが初めて。ロシアに生産拠点を持つ日産自動車やマツダ、三菱自動車も、事業を継続するかどうかの決断を迫られそうだ。 トヨタによると、ロシア北西部サンクトペテルブルクにある工場は土地、設備ともに売却する方針。海外拠点の閉鎖は2017年10月のオーストラリア工場
この共同研究に参画する東京都市大の伊東明美教授によると、通常よりも水素を多く取り込む2段のターボチャージャー(過給器)を使用することによって、ディーゼルエンジン並みの出力を実現した。既存のエンジンを水素エンジンに置き換えることによって、電気自動車(EV)でもFCVでもない第3の道が見えてきた。 今後、トナミ運輸が荷物を積んだ水素エンジントラックを実際に走らせ、連続航続距離300キロメートル以上の走行が可能かどうかなどを検証する。物流業界では、近距離の配送車などは電動化が進むと見られている一方、中長距離を走る中型以上のトラックでは水素の活用に期待が高まっている。 水素エンジンは、水素を燃やしてピストンを動かすことで動力を得る。燃やしても二酸化炭素(CO2)はほぼ出ないため、カーボンニュートラル達成への切り札の1つになると期待されている。 すでに実用化されているFCVに比べても優位性があると関
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