ここ数日、この本をぼちぼち読んでいる。 批判的主体の形成[増補改訂版] (洋泉社MC新書) 作者: 田川建三出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2009/11/06メディア: 新書購入: 1人 クリック: 43回この商品を含むブログ (10件) を見る 田川建三って、読んだことなかったけど、こういうことを言ってきた人なのか。 ここに収めてある文章は、もともとは70年代初頭に書かれたものらしいけど、今読んでもたいへん刺激的だったり、示唆に富んでいたりする。 「弱さ」への居直り たとえば、当時すでにメディアにもよく出て広く影響力のあったキリスト教徒の作家遠藤周作の思想に、正面から対決し批判した論考「弱者の論理」。 ともかく、世間一般に広く影響力を持っている思想を正面から批判するというのは、難しいけど大事なことである。 著者は、正しいことが何か分かっていてもそれを実行したり貫き通すことができない
![田川建三 『批判的主体の形成[増補改訂版]』・その1 - Arisanのノート](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/76b902dccba77d5aafb7096c1376807dc4f0bdca/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.image.st-hatena.com%2Fimage%2Fscale%2F2be12944fb9dbe02c2f4c0a56258122b605730fe%2Fbackend%3Dimagemagick%3Bversion%3D1%3Bwidth%3D1300%2Fhttps%253A%252F%252Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%252Fimages%252FI%252F41RcR-T4iKL._SL160_.jpg)