なぜトヨタの役員に女性がいないのか、同質経営から多様性重視企業へ変化を(1) - 09/08/13 | 17:20 全上場企業の役員4万5204人のうち、女性役員は550人とわずか1・2%にすぎない(東洋経済調べ、取締役と監査役の合計、執行役員を除く、2008年8月時点)。これに対し、基準や調査範囲が異なるものの、米国では主要企業の役員のうち28%が女性だ(米NPOのGlobeWomen調査)。また、ノルウェーでは上場企業(=ASA、電力など公共企業が中心)の取締役会の男女構成比について、片方の性が40%を割らないよう法律で規定されている。 日本企業の中にもここ数年、多様な人材を重要な経営資源として活かす新たな経営手法であるダイバーシティ経営を理念に掲げ、実践する企業が増えてきた。もともと米国企業で導入された経営理念であり、当初のテーマは人種と性別であった。日本ではダイバーシティ=女性