山形先生の言う、"批評が自ら運動を作り、作品を生み出し、それをさらに批評するというサイクル"って、すべての評論家が一度は望むことだとは思うのです。それは、評論家が「原作者」になることなので。実際、僕もかつてはそれを目指したことがあります。
英エコノミスト誌は、10/6に東京から発信した記事の中で、石原慎太郎を「右翼のゴロツキ」(rogue of the right)と呼んで斬り捨てている。この表現は、政治家としてまともな評価に耐える人物ではないという意味であり、ジャーナリズムの対象として論外の、リスペクト不要の存在であるという断定だ。われわれは、この指摘と言葉遣いについて考察を及ぼさなくてはいけない。英エコノミスト誌の記者の目から、石原慎太郎や日本の政治がどう見えているかという問題である。おそらく、記者の"rogue of the right"の範疇には、フランスのルペンやドイツのヒトラーが念頭にあるはずだ。それは、「容認できない人類の敵」のニュアンスを含む類型で、先進市民社会の政治感覚では、害悪的で拒絶的な政治対象になるのだろう。この東京都知事は、欧州の市民的な知性や良識の尺度からすれば、受け入れがたい数々の暴言を残してい
いまRTした記事の韓国メディア関係者の弁、ものすごいブーメランのような気がしますがどうなんでしょう。
李大統領の突然の竹島上陸で日韓関係に緊張感が走っている。 その韓国のメディア関係者がこの期に及んで「日本と北朝鮮は似ている(笑)」とこれまた唐突すぎる「追加燃料」を投下した! 発言の主は韓国大手メディア関係者キム・ドボン氏(仮名)。日本への留学経験があり、北朝鮮には取材活動で過去に4回、入国したという。現在も日本に駐在しながらメディア活動を続けている知日家だ。 「日本は二つの世代軸で北朝鮮と瓜二つです。一つ目は昭和から続くムラ社会的な風潮。二つ目は戦前~第二次世界大戦時の滅私奉公的な風潮です。輿那覇潤氏の著書『中国化する日本』でも同じ内容が指摘されていますよね。輿那覇氏の言葉を借りれば、世界が中国化していく中、日本がそれに対抗するには昭和期のムラ社会的制度を復活させ『再江戸時代化』しなければならないが、もしそれを何が何でも推し進めるのであれば、すなわち北朝鮮的な社会ということになる。北朝鮮
正直、早くPCの電源切って本読みながら寝たい気分なんだけど、 「3つのリアリズム」(らいたーずのーと)を読んだら、そうも言っていられなくなった。 まず、リアリズムとリアリティという言葉を区別したいと思う。 リアリズム、というのは、リアルに描くことを目指そうぜ、ということなので、 ここでは、どんなふうに描写するのか、という方法について述べていると理解したい。 一方、リアリティ、というのは、現実感、リアルっぽさのことなので、 何を持ってリアルに感じるか、という要素について述べていると理解しよう。 さて、大塚英志が提示した二つのリアリズムとして 「自然主義的リアリズム」と「まんが・アニメ的リアリズム」というのがある。 前者は、現実のこの世界を「写生」するものであり、 後者は、まんが・アニメの世界を「写生」するものである。 先に挙げた「3つのリアリズム」(らいたーずのーと)は、「自然主義的リアリズ
伊藤 剛 @GoITO 「青少年の健全育成」を旗印にした「環境浄化」の風潮だが、これと昨今の小学校で先生が子供を叱れない(親からクレームが来るから)といった風潮とは同根のものではないかと思った。「子供に悪影響がある」「子供が傷つく」ことは回避しなければならないという強迫があるのではないか。 2011-02-09 07:39:58 伊藤 剛 @GoITO いま普通に行われている趣味も、「子供にはさせるべきではない」というクレームがついたら中止、なんて事態すら予想される。釣りや登山などアウトドア関係は標的にされそうだ。仮に、だけどたとえば登山に含まれる特定の運動が身体の発達に悪影響があるとかの「学説」が出されたら要注意だ。 2011-02-09 07:44:23 伊藤 剛 @GoITO いまのところは、こんなことを予想しても「妄説」と一笑に伏されるだろう。笑っていられたほうがいい。だけど、この
「若者の右傾化」「ネット言論の右傾化」などどいう主張がマスコミや文化人・知識人によってなされるようになったのが何時頃からなのか定かではない。「若者の右傾化」は「軍靴の音」同様に大昔から言われてたように思うし、「ネット言論の右傾化」も、ほんの僅かでもそのように感じられる言論(自衛隊を容認する発言程度であっても)が存在すれば言い出しそうに思う。 だが、2004年に起きた「イラク3邦人人質事件」以降、そういう主張が増えたということは間違いのないところだろう。 ⇒イラク日本人人質事件 - Wikipedia この事件でネット上では「自己責任」を主張する言説が多数あり、それを批判するジャーナリスト・文化人・知識人による記事が新聞・雑誌に溢れていた。この件についての考察に抜けてはならないのは、人質を助けるために「自衛隊の撤退」を要求する主張が左翼系市民団体から出されたということだ。「自己責任論」が盛り
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