まつ毛を長く濃くする薬:緑内障の治療薬を利用 2009年1月15日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Alexis Madrigal Photo:flickr/tangaroo 彼女のまつ毛は自前かもしれないし、マスカラの『メイベリン』かもしれないし、薬の助けを借りているかもしれない。 顔の筋肉を麻痺させて皺を取る大ヒット商品『ボトックス』を生み出した米Allergan(アラガン)社が、今度はまつ毛の密度を上げて長くする新たな方法を世に送り出す。これはもともと、緑内障の治療用に開発された薬だ。 [ボトックスは、ボツリヌス菌が産生するボツリヌス毒素を使う薬で、日本でも注射剤として、眼瞼痙攣や片側顔面痙攣、痙性斜頸の適応で承認されている。近年では医療用としてだけでなく、美容外科領域において、筋弛緩作用を応用した「皺取り」や「輪郭補正(エラ取り)」の目的で使用されるこ